

今回は読者さんのこんな悩みにお応えする為に、ミライト・ワンの業績や財務内容、配当金の推移、株主優待などから、今のミライト・ワンの株価は買い時なのか?について僕の個人的な考えを紹介していきます。

僕のことをより詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は記事を作成しました。

注意事項
本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
僕の代表的な6つの投資判断基準
投資判断の基準は「投資家」や「投資スタイル」によって様々です。僕の軸としている高配当株投資の場合、業績好調な高配当株に出来るだけ割安な水準で投資をすることが重要なので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの投資判断基準からミライト・ワンの株価は買い時なのか?僕なりに分析をしてみました。
前提条件としてこちらの記事は
2022年8月26日時点での情報をもとに作成した記事になっておりますので、事前にご理解下さい。
ミライト・ワンってどんな企業?
【1417】ミライト・ワンの公式HP
出所:ミライト・ワンの公式HP
企業概要
ミライト・ワンは電気通信工事で3位級の企業。2010年に業界中堅の大明、コミューチュア、東電通の3社が経営統合し、業界大手のコムシスホールディングス、エクシオグループに次ぐ規模に。業界の最大顧客であるNTTやNTTドコモの大型投資が頭打ちとなるなか、クラウド・ネットワーク関連工事などICTソリューション事業が伸長。無電柱化といった環境社会イノベーション事業も新たな収益源となりつつある。5G関連で注目。18年TTK、19年ソルコムなどを統合。16年にはシンガポールの同業を150億円で買収するなど、海外展開にも積極的。
業績の推移

One-Pointメモ
売上高、営業利益は2017年3月期から6期連続で増収増益。前期は売上高、営業利益ともに過去最高を記録。成長率を見ていくと、売上高は過去10年間で99.3%増で年平均9.9%の増収。営業利益は過去10年間で522.8%増で年平均52.3%の増益と驚異的な成長。営業利益率、純利益率ともに徐々にではありますが、伸びてきています。
今期進捗状況

One-Pointメモ
今期経常利益の進捗率を確認すると、1Q終了時点でマイナス7億円と前年比マイナス113.5%と大きく出遅れる。ただ、ミライト・ワンは当初業績予想はそのままとしており強気です。
キャッシュフローの推移

One-Pointメモ
「営業CF」は毎期増減を繰り返しながらも、常にプラスと良好。「フリーCF」は10年中5年がマイナスで、投資CFが嵩んだ年はマイナスとなっています。「営業CFマージン」は平均3%と決して高くはない水準。
財務状況の推移

One-Pointメモ
総資産、自己資本ともに右肩上がりで伸び続けている事が見て取れます。有利子負債は前期に大幅増。自己資本比率に関しては、常に50%超を維持しており、全く問題のない水準をキープ。
従業員数と生産性の推移

One-Pointメモ
従業員数は2017年3月期から毎年増え続けています。1人当たり純利益は徐々に伸びてきており、上場企業の中央値である127万円を少し上回っている水準。
配当金の推移

One-Pointメモ
ミライト・ワンは2013年3月期以降一度も減配をすることなく、増配をしていきています。配当性向に関しては、2016年3月期に81.5%と急騰するも、基本的には30%前後で推移と全く問題のない配当水準。
株主優待

One-Pointメモ
ミライト・ワンの株主優待は1年以上保有株主から使い勝手抜群のクオカードが貰えます。ただ、株主優待は株式市場全体で廃止の流れも強く注意が必要。
現在の株価は割安か?
週足5年チャート

One-Pointメモ
2018年9月頃、2期連続で純利益70%超の成長と好調な業績を背景に、当時の高値1988円をつけてからレンジで推移。2020年3月頃のコロナショックで株価は急落。一時1129円をつけるも、すぐに反発し上昇トレンドへ。2021年9月頃、上場来高値の2403円を記録も、その後株価は急落。現在は下落トレンドとなっており、価格帯別出来高の多い1600円前後での推移。ここら辺で下げ止まることが出来るか注目。
PERの推移

One-Pointメモ
現在の予想PERは8.0倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は17.1倍、平均値10.8倍、最小値5.5倍となっており、2018年4月頃のピークから徐々に下げてきて平均値を下回っている状況。
PBRの推移

One-Pointメモ
現在のPBRは0.67倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は1.13倍、平均値0.87倍、最小値0.60倍となっており、上場来高値を付けた2021年9月頃から株価下落に伴い急激に下げてきています。
予想配当利回りの推移

One-Pointメモ
現在の予想配当利回りは3.71%で、コロナショック時に記録した配当利回りを超えてきています。増配に加えて、株価も下げてきており、過去まれにみる配当利回りの高さです。
個人的見解
ミライト・ワンについてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

これらを踏まえて、僕の個人的見解はミライト・ワンは業績好調の高配当株の一つであり、過去5年間でかなり割安な水準で面白いタイミングか、という判断です。
個人的には、『今期進捗が遅れていることが気になりますが、盛り返してくるようであれば問題なし』と考えています。
注意事項
あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
最後に
『高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい!』と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
昔と違い、今はネット証券大手のマネックス証券でも1株から手数料無料で買い付けが可能です。

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贅沢をする順番をかえるだけ
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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