



投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は記事を作成しました。

注意事項
本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
僕の代表的な6つの投資判断基準
投資判断の基準は「投資家」や「投資スタイル」によって様々です。僕の軸としている高配当株投資の場合、業績好調な高配当株に出来るだけ割安な水準で投資をすることが重要なので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの投資判断基準から住友林業の株価は買い時なのか?僕なりに分析をしてみました。
前提条件としてこちらの記事は
2022年10月25日時点での情報をもとに作成した記事になっておりますので、事前にご理解下さい。
住友林業ってどんな企業?
【1911】住友林業の公式HP
企業概要
住友林業は木材・建材卸の商社事業、注文住宅の建築請負事業、米豪住宅など海外事業の3本柱。1691年、住友家の別子銅山開坑時に、坑道や精錬用の銅山備林の整備が源流。1948年に住友本社解体に伴う林業所の分離設立によって発足した。住宅は木造軸組工法で業界大手。日本有数の山林オーナーでもある。海外事業で先行しており、2017年から、米豪の戸建て販売棟数が国内を上回っている。同年にゼネコンの熊谷組を持分法適用会社化した。
週足/日足チャート

同業種比較

解説
【時価総額】大和ハウス工業が積水ハウスを抑えて建設業界トップ。【売上高/営業利益率】売上高は大和ハウス工業が圧倒的も、営業利益率は3社ともに同水準。【予想PER/実績PBR】3社ともに割安感はあるものの、その中でも住友林業が最も割安感がある。【1年前比株価上昇率】住友林業が最も株価を伸ばしており、大和ハウス工業は20%超の下落。【有利子負債/自己資本比率】積水ハウスが最も自己資本比率が高く、財務が健全。【予想配当利回り/配当性向】住友林業が最も配当利回りが高く、配当性向も低い。
業績の推移

One-Pointメモ
2020年12月期を機に12月決算に変更。売上高はコロナ禍で大きく減少するも、前期は過去最高を更新。営業利益も大きく増加し、前期は139.5%の増加。営業利益率、純利益率は右肩上がりで伸びてきています。成長率を見ていくと、売上高は過去10年間で66.6%の増加、営業利益は492.2%の増加で年平均49.2%の増益と驚異的な成長率。
今期進捗状況

One-Pointメモ
今期経常利益の進捗率を確認すると、2Q終了時点で53.5%と50%を超えています。前期、前々期と本決算に向けて伸びてきているので前回の決算に続く上方修正も期待。
海外売上高比率

One-Pointメモ
日本での売上高が49.2%と一番大きく、続いて、米国の40.4%となっています。海外売上高比率は50.8%と海外での売上高が半分を占めています。
キャッシュフローの推移

One-Pointメモ
「営業CF」は毎期増減を繰り返しながらも、常にプラスと良好。「フリーCF」は10年中4年がマイナスで、投資CFが嵩んだ年はマイナスとなっています。「営業CFマージン」は平均すると4.1%と決して高くはない水準。
財務状況の推移

One-Pointメモ
総資産、自己資本、有利子負債と全て右肩上がりで伸びてきており、拡大傾向。自己資本比率に関しては、常に30%超を維持しており、全く問題のない水準をキープ。
従業員数と生産性の推移

One-Pointメモ
従業員数は2016年3月期に一度大きく減少するも、2017年3月期から毎年増え続けています。1人当たり純利益は前期、前々期と大きく伸び、上場企業の中央値である127万円を上回っている水準。
配当金の推移

One-Pointメモ
2020年12月期は決算期の変更で1年の内9カ月だけでしたので、割合で見ると実質は増配。そして、前期は業績も好調で128.6%の増配率と大きく増配。過去7年間では272.1%も増配をしています。
株主優待
住友林業は株主優待はありません。
現在の株価は割安なのか?
過去5年間の予想PER推移

One-Pointメモ
現在の予想PERは4.6倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は54.2倍、平均値10.9倍、最小値4.1倍となっており、予想PERでは5年間でもっとも割安な水準を推移。
過去5年間の実績PBR推移

One-Pointメモ
現在のPBRは0.76倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると真ん中よりも割安な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は1.27倍、平均値0.94倍、最小値0.63倍となっており、コロナ以降PBRは右肩下がりのチャート。
過去5年間の予想配当利回り推移

One-Pointメモ
現在の予想配当利回りは5.49%で、コロナショック時に記録した配当利回りを余裕で超えてきています。大きく増配したこともあり、過去まれにみる配当利回りの高さ。
個人的見解
住友林業についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

これらを踏まえて、僕の個人的見解は住友林業は業績好調の高配当株の一つで、今はかなり割安な水準で面白いタイミングという判断です。

注意事項
あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
最後に
『高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい!』と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
昔と違い、今はネット証券大手のマネックス証券でも1株から手数料無料で買い付けが可能です。

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贅沢をする順番をかえるだけ
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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