

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の6つの投資判断基準から徹底的に分析をしました。
また、皆さんが気になっている、日東富士製粉の株の買い時についても、詳しく解説をしていきます。

※すぐに『日東富士製粉に対するボクの見解を知りたい!』という方は、【個人的見解】日東富士製粉の買い時についてからご覧ください!


こんなお悩みを抱えている方には、マネックス証券の銘柄スカウターがオススメです。
銘柄スカウターでは、
- 過去10期以上の長期業績グラフで一目で分析可能
- 予想配当利回りの推移で割安度合いをチェック
- 10年スクリーニングで有望株の発掘
これらが口座開設をするだけで無料で利用ができます。(入金も不要)

日東富士製粉ってどんな企業?
日東富士製粉のことをよく知らない…という方のために、『日東富士製粉がどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

※画像はクリックで拡大可能
週足チャートの推移
日東富士製粉の株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

※画像はクリックで拡大可能
- 週足チャートで見ると、株価は綺麗な右肩上がりのチャート。
- 2022年の8月頃に上場来高値の4920円を記録。
- 現在は揉み合っており、4500円前後での推移。
業績の推移
日東富士製粉の『過去10年間の業績の推移』を確認していきましょう。

※画像はクリックで拡大可能
- 売上高、当期利益ともに右肩上がりで伸びており、当期利益に至っては13年3月期から10期連続増益中。
- 純利益率に関しては、13年3月期の2.1%から、前期は6.3%と大きく伸長。
主要な取扱商品の一覧
日東富士製粉が『何で稼いでいるのか?』取り扱っている主要な商品と売上高の構成比がこちらです。

※画像はクリックで拡大可能
- 売上高が最も大きいのは製粉および食品セグメントで全体の81.4%。⇒営業利益の構成比となると92.7%にまで上昇。
- 利益率に関しても、製粉および食品セグメントが8.13%と最も高い。
- 海外売上高比率は情報なし。
今期進捗状況
日東富士製粉の『今期の業績は順調なのか?』過去3年間の四半期経常利益の推移と、今期の進捗状況がこちらです。

※画像はクリックで拡大可能
- 今期経常利益の目標に対して、3Q終了時点で88.8%と順調。
⇒また、今期の目標値は前期からプラス2.3%に設定。 - 1Qは前期比+7.1%、2Qは前期比+10.5%、3Qは前期比+18.6%と過去最高純益を記録した前期を大きく上回る。
- 過去3年間の傾向を見ると、4Qでの経常利益割合が18.5%と最も小さくなる傾向にあるので、本決算には注目。
キャッシュフローの推移
日東富士製粉の『資金繰りに問題はないのか?』過去5年間のキャッシュフローの推移を確認してきましょう。

※画像はクリックで拡大可能
- 営業CF、フリーCFともに毎期プラスで推移しており良好。
- 現金・現金等価物も緩やかに上昇しており良好。
- 営業CFMは前期3.7%と、とても高いとは言えない水準。
財務状況の推移
日東富士製粉の『財務状況は問題がないのか?』過去10年間の財務状況の推移を確認していきましょう。

※画像はクリックで拡大可能
- 総資産、自己資本は右肩上がりで拡大しており、有利子負債は年々減少と財務状況は良好。
- 自己資本比率も右肩上がりで伸びており、前期74.6%と財務は優良。
従業員数と生産性の推移
日東富士製粉の『従業員数と生産性はどうなのか?』を確認していきましょう。

※画像はクリックで拡大可能
- 従業員数は2013年3月期の753人から、前期は799人と10年間で46人の増加。
- 従業員の生産性をあらわす1人当たりの純利益は、緩やかに上昇し前期は465万円と高水準。
配当金の推移
日東富士製粉の『過去10年間の配当金の推移』を確認していきましょう。

※画像はクリックで拡大可能
- 日東富士製粉は2017年3月期から6期連続で増配中。
- 配当性向は40%前後で推移と、配当余力は十分。
- 増配率に関しては、過去5年間で1株57.5円⇒1株163.5円と184.3%の増配と素晴らしい増配率。
配当方針に関して
各事業年度の業績の状況と将来の事業展開を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当の維持を基本としつつも、2025年3月期までは、連結ベースの配当性向40%以上をもう一つの基準とする方針。
自社株買いの推移
日東富士製粉の『過去10年間の自社株買いの推移』を確認していきましょう。

※画像はクリックで拡大可能
- 自己株式取得に関しては、過去10年間中1期のみ実施。
- 総還元利回りは、緩やかな右肩上がりで推移。
⇒過去10年間での総還元利回りの平均値は3.03%とまずまずの水準。
株主優待
日東富士製粉には株主優待はありません。
現在の株価は割安なのか?
日東富士製粉の『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の5項目を確認していきます。
- 予想PERの状況
- 実績PBRの状況
- 配当利回りの推移(過去5年間)
- 目標株価
- アナリストの評価
予想PER/実績PBR/配当利回り
日東富士製粉の『現在の株価水準は割安なのか?』を確認していきましょう。

※画像はクリックで拡大可能
- 予想PERに関しては現在11.4倍で、過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると、ともに中央よりもやや高い水準。
- 実績PBRに関しては現在0.91倍で、過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると、こちらも同様に中央よりもやや高い水準。
- 過去5年間の配当利回りの推移を見ると、最大値は4.42%、平均値は3.31%、最小値は2.30%、現在の配当利回りは3.72%。
⇒株価が右肩上がりでの伸び続けているにも関わらず、それを上回る増配率となっており、現在は平均値を上回った利回り水準。
上記資料の配当利回りの推移や、予想PER、実績PBRのレンジ位置で割安度合いを確認したいという方は、マネックス証券の銘柄スカウターをご利用ください。
目標株価 / アナリストの評価
過去3カ月間に日東富士製粉の株価を評価したアナリストはいませんでした。
【個人的見解】日東富士製粉の買い時について
ここまでを踏まえて、日東富士製粉に対するボクの個人的見解は、
- 日東富士製粉は業績堅調な連続増配株のひとつ。
- 配当性向は40%前後で推移しており、配当余力も十分にある。
- 好調な業績を背景に株価は右肩上がりも、増配率も素晴らしく配当利回りは過去5年間の平均値を上回っており悪くはない水準か。
懸念材料としては、外食事業における販促費や光熱費の高騰による利益の圧迫に加えて、原料の小麦の高騰によるコストの増加には注視したいところ。

参考【重要】高配当株の買い時はこの7パターン!タイミングの見極め方についても解説
注意事項
あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。