

今回は視聴者さんのこんな悩みにお応えする為に、前半では今週の高配当株マーケットの振り返りをし、後半では今週の『PICKUP』銘柄を紹介していきます。


投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は動画を作成しました。

注意事項
本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
動画で見たい方はこちら
日本の高配当株マーケットの現状
それでは、《2022年WEEK41》の日本の高配当株マーケットの現状を確認していきましょう。
日経平均の週足5年チャート

One-Pointメモ
今週の日経平均は、先週から【-25円35銭(-0.09%)】となりました。2022年に入ってからは、上値が重く26000円を支持線とした下落ペナントで推移。何度も割れそうになりながらも、今回も割れることなく反発をしています。ただ、依然として世界的な株安の状況は変わらず、日本株も今後、厳しい展開が予想される。
高配当株ヒートマップ
こちらは、配当利回り2%以上の銘柄をスクリーニングし、1週間の騰落率を表したヒートマップとなっています。
高配当株ヒートマップ

One-Pointメモ
今週は偏ったヒートマップにはなっておらず、製造加工業が東京エレクトロンを筆頭に赤くなっており、比較的弱い相場でした。他には、楽天証券への出資を発表したみずほFGが+2.50%と金融株の中では強いです。先々週から動意づいている「アルツハイマー病の進行を鈍らせることが出来る最初の治療薬を開発している」エーザイが今週は+6.34%と先週の株価下落から一転上昇をしています。
高配当株ランキング
こちらは、2022年10月14日(木)終値で抽出をした高配当株ランキングになります。
高配当株ランキング

One-Pointメモ
配当利回り3%以上4%未満の企業は647社で全体の17.2%、配当利回り4%以上5%未満の企業は417社で全体の11.1%、配当利回り5%以上6%未満の企業は121社で全体の3.2%、配当利回り6%以上の企業は29社で全体の1.0%です。予想配当利回り上位10社に関しては、海運が上位を占め、三井松島HD、西松建設、三ツ星ベルト、日東工業、ディア・ライフと続きます。海運株に関しては、権利落ち後の2週間前に大きく株価を下げましたが、そこから今週はリバウンドしています。日本郵船に至っては配当利回り18.34%と依然として驚異的な配当利回りの高さが続く。今週は金曜日に大きくリバウンドしましたが、木曜日まで株価は下落基調で、株価下落に伴う配当利回りの上昇が見られました。実際に、配当利回り3%以上の銘柄数は先週から70社ほど増え、主に配当利回り4%以上の銘柄数が増えてきています。

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【WEEK40】暴落時に買い増したい永久保有銘柄が増配を発表
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主要高配当株のチャート推移
僕が普段から監視をしている主要高配当株20選の週足チャート推移を一気に確認していきましょう。
其の1

One-Pointメモ
【9432】日本電信電話:週間騰落率+0.03%
【9433】KDDI:週間騰落率-0.14%
【8001】伊藤忠商事:週間騰落率+1.40%
【8058】三菱商事:週間騰落率-2.04%
其の2

One-Pointメモ
【8306】三菱UFJ FG:週間騰落率+1.00%
【8316】三井住友FG:週間騰落率+1.09%
【1925】大和ハウス工業:週間騰落率+0.55%
【1928】積水ハウス:週間騰落率+0.34%
其の3

One-Pointメモ
【8035】東京エレクトロン:週間騰落率-5.59%
【4063】信越化学工業:週間騰落率-1.91%
【8766】東京海上HD:週間騰落率+0.71%
【8591】オリックス:週間騰落率++0.07%
其の4

One-Pointメモ
【7203】トヨタ自動車:週間騰落率+1.13%
【5108】ブリヂストン:週間騰落率+1.92%
【6301】小松製作所:週間騰落率-0.44%
【6326】クボタ:週間騰落率-1.19%
其の5

One-Pointメモ
【2914】日本たばこ産業:週間騰落率1.82%
【5201】AGC:週間騰落率-0.86%
【4502】武田薬品工業:週間騰落率+1.03%
【3407】旭化成:週間騰落率-1.47%
注目の適時開示情報まとめ
こちらは、先週の金曜日から、今週の木曜日までの注目の適時開示情報のまとめです。
今週の金曜日の情報はスケジュールの都合上、来週に紹介をさせて頂きます。
注目の適時開示情報

今週の『PICKUP』銘柄
ここまで、今週の高配当株マーケットを確認してきましたが、ここからは、今週の『PICKUP』銘柄を1銘柄だけ紹介していきます!
僕の独断と偏見で選ぶ今週の『PICKUP』銘柄は…

竹内製作所ってどんな企業?

という方の為に、簡単に解説をしていきます。
【6432】竹内製作所の公式HP
企業概要
竹内製作所は、中堅の建設機械メーカー。1971年にミニショベルを世界で初開発したパイオニアで、ミニショベル分野で世界2位。海外売上高比率は9割超に達し、欧州と北米で稼ぐ。特に欧州ではブランド力があり、スペインやオーストリアの市場ではトップクラス。米国ではクローラーローダーも展開。ミニショベルは住宅の基礎工事や生活インフラ工事に使用され、先進国中心の成長を目指す。長野本社工場に生産を集中。中国・青島市に部品工場も保有。
PICKUPした理由について
竹内製作所を今週のPICKUP銘柄に選んだ理由は以下の2点です。
PICKUPした理由
- 業績予想の上方修正
- 配当予想の大幅増配
業績予想の上方修正
こちらは、10月13日に出された適時開示資料に記載をされていた1ページです。

One-Pointメモ
売上高は前回予想から+4.8%、営業利益+24.2%、経常利益+26.5%、純利益+27.0%と大幅に上方修正。北米、欧州ともに製品需要は好調を維持しており、上期の受注高は前年同期比15.6%増となり、上期の販売台数は前回予想を上回りました。また、主要通貨の為替レートが前提より円安で推移したことも追い風となり、上期の連結業績は売上高、利益面ともに前回発表予想を上回りました。この状況を踏まえて通期の連結業績予想を見直した結果、通期の販売台数は前回予想をやや上回ると見込むとともに、米ドルの下期前提為替レートを円安に見直したこと等により、通期の連結業績は売上高、利益面ともに前回発表予想を上回り、過去最高となる見込み。
業績の推移

One-Pointメモ
売上高、営業利益ともに右肩上がりで伸びてきており、前期は過去最高の売上高、営業利益を記録。営業利益率、純利益率ともに前期は過去平均と同水準と全く問題なし。成長率を見ていくと、過去10年間で売上高は249.9%増、営業利益は1214.9%増と年平均で121.5%の増加と素晴らしい成長率。前期は北米での売上比率が48.8%、欧州での売上比率が46.7%と海外での売上がほとんどで、円安の恩恵を受ける銘柄。
配当予想の大幅増配
こちらも先ほどと同様に、10月13日に出された適時開示資料に記載をされていた1ページです。

One-Pointメモ
連結配当性向 30%を目安として、安定した配当の継続に努めることを基本方針としており、この基本方針に基づき、2023年2月期の利益水準及び財政状態を総合的に勘案した結果、2023年2月期の期末配当予想を前回予想の1株当たり30円増配の98 円に上方修正。なお、前期実績から30 円の増配。
配当金の推移

One-Pointメモ
竹内製作所は2013年2月期から10期連続での増配中。2013年2月期は2.7円の配当金だったので、10年間で36倍になる予想。配当性向は2013年2月期の3.8%から徐々に上昇も、前期は30.1%と全く問題のない水準。
竹内製作所の業績についてより詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
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個人的見解
竹内製作所は業績も好調で、海外での売上が9割超と、日本国内に全く依存していないという点でも僕は注目をしています。
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暴落時に買いたい!『連続増配中』のおすすめ高配当株3選!長期保有したい財務優良な日本株
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以前、こちらの動画と記事でも紹介をしたのですが、相場が大きく暴落をした際には狙いたいと考えている銘柄です。
ただ、

注意事項
あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
まとめ
それでは、今週の日本の高配当株マーケットのまとめについてです。


そこで、皆さんに一つアンケートのお願いです。
One-Pointメモ
この動画の公開と同時に、僕のチャンネルページのコミュニティタブの方でアンケートを公開しています。高配当株投資家の皆さんが今のマーケットを見て、どう感じているのか?を率直に教えて頂きたいです。多くの方にご回答いただけると、それだけ確度の高い統計データとなりまので、是非ぽちっとお願いいたします。
最後に
今回の動画は、僕が毎日使っている『マネックス証券の銘柄スカウター』という分析ツールを活用して、作成しております。
様々な角度から銘柄分析ができるだけでなく、視覚的にも分かりやすい銘柄分析ツールで、投資初心者の方でも非常に使いやすいツールになっています。
マネックス証券に口座を開設している方であれば、無料で使用できるツールになっておりますので、活用をしないと勿体ないです。

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