

今回は読者さんのこんな悩みにお応えする為に、日本M&Aセンターホールディングスの業績や財務内容、配当金の推移、株主優待などから、今の日本M&Aセンターホールディングスの株価は買い時なのか?について僕の個人的な考えを紹介していきます。

本記事の信頼性

投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は記事を作成しました。

注意事項
本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
僕の代表的な6つの投資判断基準
投資判断の基準は「投資家」や「投資スタイル」によって様々です。僕の軸としている高配当株投資の場合、業績好調な高配当株に出来るだけ割安な水準で投資をすることが重要なので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの投資判断基準から日本M&Aセンターホールディングスの株価は買い時なのか?僕なりに分析をしてみました。
前提条件としてこちらの記事は
2022年10月11日時点での情報をもとに作成した記事になっておりますので、事前にご理解下さい。
日本M&Aセンターホールディングスってどんな企業?
【2127】日本M&Aセンターホールディングスの公式HP
企業概要
日本M&AセンターHDは、全国の公認会計士・税理士の共同出資で設立された独立系M&A仲介会社。全国規模で中堅・中小企業を対象に、M&Aの仲介とコンサルティング事業を展開。産業構造変化による先行き不安や後継者問題を抱える中小企業と、シェア拡大や多角化を目指す成長志向企業をマッチングさせる。全国の金融機関や会計事務所等と連携してM&A関連情報を集める。成功報酬を中心とした手数料体系で案件を多数取り扱い、収入の安定化を図っている点に特徴。シンガポールに拠点を開設、クロスボーダー案件も強化。
業績の推移

One-Pointメモ
業績は伸び続け、12期連続の増収増益と素晴らしい業績。利益率に関しては、前期に多少落ち込むも、10年平均で営業利益率46.4%、純利益率31.3%と驚異的な利益率。成長率を見ていくと、売上高は過去10年間で572.8%の増加、営業利益は492.9%の増加で年平均49.3%の増益とこちらも素晴らしい成長率。
今期進捗状況

One-Pointメモ
今期経常利益の進捗率を確認すると、1Q終了時点で19.9%と出遅れており、前年同期比でマイナス37.9%と大幅減。要因として挙げられているのが、「売上計上における不正」といった不祥事対応の影響による営業展開の実質出遅れ、および売上計上要件の明確化・厳格化が挙げられる。
海外売上高比率
日本M&Aセンターホールディングスは海外売上高情報はありません。
キャッシュフローの推移

One-Pointメモ
「営業CF」は常にプラスで右肩上がりで伸びてきています。「フリーCF」も10年中8年がプラスと良好。「営業CFマージン」は10年平均33.6%と15%が目安とされている中で、驚異的な水準を維持。
財務状況の推移

One-Pointメモ
総資産、自己資本は綺麗に右肩上がりで拡大してきています。有利子負債は2022年3月期にはゼロになり、無借金経営。自己資本比率に関しては、2017年3月期の64.3%から徐々に改善されてきており、前期は86.1%と超優良な財務状況。
従業員数と生産性の推移

One-Pointメモ
従業員数は毎年増え続けており、どんどん増加ペースが加速してきています。1人当たり純利益は2018年3月期の2417万円をピークに徐々に下げてきてはいるものの、前期は1177万円と1000万円超を維持しています。
配当金の推移

One-Pointメモ
日本M&AセンターHDは2011年3月期から12期連続増配中。7年間での増配率は311%の増配、年平均44.4%の増配率と素晴らしい増配率。配当性向に関しては、常に40%前後で推移をしていたものの、前期は50%超、今期は60%超になる予想。
株主優待

One-Pointメモ
100株以上を1年以上保有している株主に対して、新潟県魚沼産コシヒカリを5kg贈呈しています。贈呈時期は毎年7月上旬頃に贈呈されます。
現在の株価は割安か?
週足5年チャート

PERの推移

One-Pointメモ
現在の予想PERは45.0倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は113.9倍、平均値64.7倍、最小値32.1倍となっており、2020年の年末頃のピークから徐々に下げてきて現在は平均値を大きく下回っている状況。
PBRの推移

One-Pointメモ
現在のPBRは11.36倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は29.88倍、平均値19.49倍、最小値7.96倍となっており、2020年の年末頃から徐々に下げてきており、現在は平均値を大きく下回った水準で位置しています。
予想配当利回りの推移

One-Pointメモ
現在の予想配当利回りは1.34%で、最大値をどんどん更新してきています。連続で増配をしてきている事に加えて、株価も大きく下げてきており、過去まれにみる配当利回りの高さです。
個人的見解
日本M&Aセンターホールディングスについてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

これらを踏まえて、僕の個人的見解は日本M&Aセンターホールディングスは業績好調の連続増配株の一つで、今は比較的割安で面白いタイミングという判断です。
個人的には、『後継者不足によるM&Aは一層加速する』と考えており、業績は今後も伸びていく可能性が高いと考えています。
注意事項
あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
最後に
『高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい!』と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
昔と違い、今はネット証券大手のマネックス証券でも1株から手数料無料で買い付けが可能です。

マネックス証券は買付手数料が無料と言うのは勿論、何よりもアプリやwebサイトがお洒落で直感で操作が可能です。
贅沢をする順番をかえるだけ
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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