中型株

ローソンの株価下落の理由とは?業績や株主優待、配当金の推移から徹底分析!

2023年4月20日

ローソンの株の業績や配当金の推移ってどうなの?
ローソンの株に興味があるんだけど、今の株価は割安?

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の6つの投資判断基準から徹底的に分析をしました。

また、皆さんが気になっている、ローソンの株の買い時についても、詳しく解説をしていきます。

※すぐに『ローソンに対するボクの見解を知りたい!』という方は、【個人的見解】ローソンの買い時についてからご覧ください!

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ローソンってどんな企業?

まずはじめに、『ローソンがどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

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週足チャートの推移

それでは、ローソンの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

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  • 日足チャートで見ると、22年の6月頃から株価は綺麗な上昇トレンドで推移。
  • そして、4月13日の本決算の発表を受け、再び株価は窓をあけて急騰しています。
  • 週足チャートで見てみると、株価は上昇トレンド。
  • ただ、月足チャートで見てみると、2016年の2月頃に上場来高値を記録して以来右肩下がりとなっています。

業績の推移

つづいて、ローソンの『過去10年間の業績の推移』を確認していきます。

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  • 売上高に関しては、前期の2023年2月期に過去最高を更新。
  • 営業利益に関しては、2017年2月期に過去最高を記録も、その後はイマイチです。
  • 営業利益率に関しては、過去10年間で15年2月期の14.2%がピークで、その後は緩やかに下げてきています。

キャッシュフローの推移

それでは、ローソンの『資金繰りに問題はないのか?』過去10年間のキャッシュフローの推移を確認していきます。

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  • 営業CFに関しては、毎年プラスで推移しており、かつ増加傾向と良好です。
  • つぎに、フリーCFに関しても、毎年プラスで推移しており問題なし。
  • 現金・現金等価物に関しては、19年2月期に大きく増えてからも緩やかに増加しています。
  • さいごに、営業CFマージンに関しては、ひとつの目安とされている15%を毎期超えており収益性は申し分ありません。

財務状況の推移

つぎに、ローソンの『財務状況は問題がないのか?』過去10年間の財務状況の推移を確認していきましょう。

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  • 総資産に関しては、14年2月期の6,210億円から前期には1兆3,662億円と10年間で約2.2倍に拡大。
  • 自己資本に関しては、緩やかに増加してはいるものの、ほぼ横ばい。
  • それに対して、有利子負債は、19年2月期に大きく増加しています。
  • 自己資本比率に関しては、19年2月期以降は20%前後での推移です。

従業員数と生産性の推移

それでは、ローソンの『従業員数の推移と一人当たりの生産性』を確認していきます。

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  • 従業員数に関しては、13年3月期の6404人から前期には1万362人と10年間で約1.6倍に増加しました。
  • 従業員の生産性をあらわす1人当たりの純利益は、上場企業の中央値を上回り前期は173万円も15年2月期からは大きく下落しています。

配当金の推移

つづいて、ローソンの『過去10年間の配当金の推移』を確認していきます。

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  • ローソンの配当金は20年2月期に大幅減配。ですが、過去10年間で減配はこの一度だけ。その後は、横ばいで推移しており今期は増配の予想です。
  • また、配当性向は常に高い水準で推移しており、これ以上業績が悪化してくると厳しいかといったところです。
  • 増配率に関しては、鈍化傾向も、過去5年間で1株53.3円⇒1株85.6円と63.8%も増配しています。

配当方針に関して

今期配当は、1株当たり年間200円を下限とした上で、連結配当性向50%を目標として配当金を支払う方針。また、2023年度から2025年度までの累計の総還元性向の目途を70%とし、機動的・柔軟な追加還元を検討する方針です。

自社株買いの推移

つぎに、ローソンの『過去10年間の自社株買いの推移』を確認していきましょう。

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  • 自己株式取得に関しては、過去10年間で一度も実施なし。
  • 過去10年間での総還元利回りの平均値は3.11%とまずまずの水準かと思います。

株主優待

ローソンには株主優待はありません。

現在の株価は割安なのか?

ローソンの『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の5項目を確認していきます。

  1. 予想PERの状況
  2. 実績PBRの状況
  3. 配当利回りの推移(過去5年間)
  4. 目標株価
  5. アナリストの評価

予想PER/実績PBR/配当利回り

それでは、ローソンの『現在の株価水準は割安なのか?』を確認していきましょう。

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  • 予想PERに関しては現在20.0倍で、過去5年間レンジで見ると、かなり低い水準に位置しています。
  • 実績PBRに関しては現在2.06倍で、過去5年間レンジで見ると、ほぼ中央に位置しています。
  • さいごに、過去5年間の配当利回りの推移を見ると、最大値は4.37%、平均値は3.06%、最小値は2.31%、現在の配当利回りは3.45%です。
  • 先日の決算で増配の発表をしたこともあり、配当利回りは急騰。平均値を大きく上回っており、コロナショック時よりも高い利回り水準です。

上記資料の配当利回りの推移や、予想PER、実績PBRのレンジ位置で割安度合いを確認したいという方は、マネックス証券の銘柄スカウターをご利用ください。

目標株価 / アナリストの評価

さいごに、ローソンの目標株価 / アナリストの評価を確認していきましょう。

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  • 過去3カ月間に12名のアナリストがローソンの株価を評価しており、目標株価は『現在の株価から-10.56%の5190円』で『中立』の評価となっています。
  • また、テクニカル指標のシグナルを確認すると、オシレーターは現在『中立』、移動平均は現在『強い買い』、総合的には『買い』といった状況です。

上記資料のアナリストの評価や、テクニカル指標の状況をもとに投資タイミングを検討したいという方は、TradingViewの銘柄詳細を確認してみてください。

【個人的見解】ローソンの買い時について

ここまでを踏まえて、ローソンに対するボクの個人的見解は、

  • 落ち込んでいた業績に下げ止まり感が出てきており、株価も上昇傾向となってきています。
  • また、今期の当期利益予想は良好で、過去6年間で最も高くなる予想。
  • 今期は前期から大幅増配の予想で、過去まれに見る利回り水準となっています。

懸念材料としては、光熱費の上昇によるコストの増加や、物価高により店舗改装費用等の増加などが懸念される。

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とはいえ、中国での出店を強化していく方針で、新型コロナウイルス対策のロックダウンの解除等により伸びしろはまだまだありそうです。長期のチャートを見ても下げ止まり感があり、業績回復局面での株価の上昇も狙える高配当株とボクは考えています。

参考【重要】高配当株の買い時はこの7パターン!タイミングの見極め方についても解説

注意事項

あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

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