

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の6つの投資判断基準から徹底的に分析をしました。
また、クラレの株に投資を検討している皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。
クラレの株に対するよくあるQ&A
※この記事は、株式投資歴13年目の個人投資家であり、現役のファイナンシャルプランナーのボクが、自分の銘柄分析の一環として作成をした記事になります。
本記事の信頼性

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クラレってどんな企業?
まずはじめに、『クラレがどんな企業なのか?』についての概要がこちらです。

月足10年チャートの推移
つぎに、クラレの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

- 月足10年チャートで見ると、2017年頃に高値の2450円をつけてから株価は大きく下落。
- 2020年のコロナショック時に安値の920円をつけてから株価はレンジで推移しています。
- 現在はレンジ上限での推移となっており、ここを抜けてもう一段株価を伸ばすことが出来るのか注目です。
上記チャートはTradingViewというチャート分析ツールを活用しています。数百種類のテクニカル指標を無料でチャート上に表示させることができ、カスタマイズの幅がかなり広い分析ツールです。(全世界5000万人以上の方が利用)
業績の推移
つづいて、クラレの『過去10年間の業績の推移』を確認していきます。

- 売上高に関しては、右肩上がりで推移しており、前期の2022年12月期に過去最高を更新しました。
- 営業利益に関しても同様に、前期に大幅増益と、過去最高益を更新しています。
営業利益率 / 当期利益率
こちらは、クラレの『過去10年間の利益率の推移』です。

- 営業利益率はかなりムラがあり、8%~15%の間を推移。17年12月期に過去10年間で最も高い14.5%を記録しています。
- 当期利益率は17年3月期に10.3%を記録してから大きく下落。19年12月期にはマイナス、20年12月期には0.5%と厳しい時期もありました。
- ですが、前期、そして前々期と徐々に利益率は改善されてきています。
キャッシュフローの推移
それでは、クラレの『資金繰りに問題はないのか?』過去10年間のキャッシュフローの推移を確認していきます。

- 営業CFに関しては、毎年プラスで推移しており問題はなし。
- フリーCFに関しても、軒並みプラスで推移と良好です。
- 現金・現金等価物に関しては、13年12月期の1,006億円⇒22年12月期には1,276億円と、この10年間で少しだけ増えました。
財務状況の推移
つぎに、クラレの『財務状況は問題がないのか?』過去10年間の財務状況の推移を確認していきましょう。

- 総資産に関しては、順調に右肩上がりで拡大傾向。
- ただ、有利子負債も18年12月期から緩やかに増え続けています。
- また、自己資本比率に関しても、13年12月期の70.3%⇒22年12月期には52.9%と大きく比率を下げています。
従業員数と生産性の推移
それでは、クラレの『従業員数の推移と一人当たりの生産性』を確認していきます。

- 従業員数に関しては、毎年少しずつ増加しています。
- 従業員の生産性をあらわす1人当たりの純利益は、前期に上場企業の中央値を上回る464万円とまずまずの生産性です。
配当金の推移
つづいて、クラレの『過去10年間の配当金の推移』を確認していきます。

- クラレの配当金は15年12月期からほぼ横ばいで推移をしています。
- ただ、EPSは増減が激しく、19年12月期には赤字、20年12月期も業績は厳しく、配当性向は100%を超えています。
- ですが、それ以外の年では比較的配当余力はあり、前期も配当性向27.1%と問題のない水準です。
配当方針に関して
配当は、親会社株主に帰属する当期純利益に対する総還元性向35%以上、かつ1株につき年間配当金40円以上を基本方針としています。
増配率
それでは、クラレの『配当金はどれくらい増えているのか?』確認をしていきましょう。

- 増配率に関しては、15年12月期に48.1%の大幅増配を実施も、その後は横ばいでの推移。
- 過去10年間での増配率に関しては、22.2%とそこまで大きな増配率とは言えません。
自社株買いの推移
つぎに、クラレの『過去10年間の自社株買いの推移』を確認していきましょう。

- 自己株式取得に関しては、過去10年間中3期で実施。
- 総還元性向は、大規模な自社株買いを実施した前々期でも63.8%と、業績が悪化した19年12月期、20年12月期以外はかなり安定しています。
総還元利回り
つづいて、クラレの『過去10年間の総還元利回りの推移』がこちらです。

- 総還元利回りは、緩やかに上昇をしてきており、前々期は6.70%、前期は3.92%と高還元。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は3.35%とまずまずの水準かと思います。
株主優待
こちらは、クラレの株主優待です。


現在の株価は割安なのか?
クラレの『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の4項目を確認していきます。
予想PERの推移
こちらは、過去5年間の予想PERの推移です。

- 予想PERの推移を過去5年間レンジで確認すると、最大値は193.4倍、最小値は7.1倍、平均値は19.6倍です。
- 現在の予想PERは9.4倍で、平均値を大きく下回っており、比較的割安な水準に位置しています。
実績PBRの推移
つづいて、こちらは過去5年間の実績PBRの推移です。

- 実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認すると、最大値は1.09倍、最小値は0.50倍、平均値は0.76倍です。
- 現在の実績PBRは0.68倍で、平均値を少し下回っており、やや割安な水準かといったところです。
予想配当利回りの推移
つづいて、こちらは過去5年間の予想配当利回りの推移です。

- 予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、最大値は4.42%、最小値は2.35%、平均値は3.51%です。
- 現在の予想配当利回りは3.63%で、平均値を少し上回っており、クラレにしてはまずまずの利回り水準です。
上記資料の過去5年間の配当利回りの推移は、銘柄スカウターで確認をすることが出来ます。
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銘柄スカウターは、マネックス証券に口座を開設している人のみが使える「無料」の分析ツールです。
- 過去15年間もの業績推移をチェック
- セグメント別の売上比率をチェック
- 過去5年の配当利回りをチャート化
- アナリスト(専門家)が株価を予想
- 3パターンの理論株価を自動計算

高配当株投資において「銘柄分析は必須」事項ですので、銘柄スカウターを活用して効率よく分析をしていきましょう。
テクニカル指標の状況
つづいて、こちらは現在のテクニカル指標の状況です。

- クラレの現在の株価は1つの項目で『売りシグナル』が出ています。
- 75日乖離率が7%以上乖離しているとのことで売りサインが出てはいますが、このテクニカル指標を活用した際の通算パフォーマンスは100を割っており、信頼性に欠けるシグナルといったところです。
- クラレに関しては、25日乖離率をもとにしたテクニカル指標のパフォーマンスが最も高く、ここを一つの基準として売買を検討するのはありかと思います。
上記資料の過去2年間の売買シミュレーションのデータは、auカブコム証券で口座開設済みの方のみ確認ができます。
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売買タイミングは、auカブコム証券に口座を開設している人のみが使える「無料」の分析ツールで一目瞭然です。
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全上場銘柄(約3900社)で上記項目をすべて自動で分析してくれます。

高配当株投資において「売買タイミングは重要」な項目ですので、auカブコム証券の分析ツールを有効活用していきましょう。
クラレの株に対するよくあるQ&A
それでは、クラレの株に対するよくある質問にお答えしていきます!
よくあるQ&A
注意事項
Q1 . クラレの株って高配当株としてどう思いますか?
結論:個人的には悪くはないと考えています。
その理由としては、
- 売上高、営業利益は伸び続けており、化学の中でも一定の分野で優位性あり
- キャッシュフロー、財務は健全
- 配当金は横ばいも、下限が設定されており減配しても限定的
- 配当性向は前期29.1%と低く、配当余力は十分
Q2 . クラレの将来性についてどう考えていますか?
結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

クラレのビジネスモデルの特徴
- 利益の大部分を占めているビニルアセテート事業が好調で高利益率(営利:20.12%)を誇る。
- 高い技術力に定評があり、世界トップシェア製品を数多く保有。
- 海外での売上が徐々に伸びてきており、前期の海外売上高比率は76%まで上昇。
クラレの懸念材料
- 為替が円高傾向となった場合、海外収益が目減りするリスクあり
- 原材料価格の高騰や開発の生産コスト上昇が利益を圧迫するリスク
SDGsにも積極的に取り組んでいる企業で、SDGs関連の特許も多数保有しています。

Q3 . クラレの株って「今」買い時だと思いますか?
結論:個人的には「今」は積極的に買いたいとは思いません。

クラレの株価は現在急騰しており、2023年に入ってから30%以上株価を上げています。
PERやPBR、配当利回りは割安な水準だとは思いますが、相場全体が上昇している「今」敢えて高配当株を買うのはどうかと思います。
ボクは押し目を待って1200円近辺まで下げてきたら購入も検討したいです。
Q4 . クラレの株の買い方について教えてください。
クラレの株の買い方の手順はこちらです。
買い方の手順
- SBI証券に口座を開設する
- 証券口座に入金をする
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了

【重要】配当金で人生を豊かにするために

と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
ちなみに、日本を代表するメガバンク三菱UFJフィナンシャルグループ(配当利回り:4.42%)の株は、1株たったの928円ですので、誰でも気軽に購入ができます!(2023年5月29日時点)

昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。

SBI証券のS株は買付手数料が無料と言うのは勿論、何よりもアプリやwebサイトがシンプルで直感で操作が可能です!
資産形成を加速させる上でのポイントは、『贅沢をする順番を変える!』ということです。
例えば…
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲みに行ったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
\高配当株投資の攻略法3選/
❶ 良い銘柄を選ぶ
現役FPが高配当株の選び方を伝授❷ 良いタイミングで売買する
高配当株の買い時と売り時7パターン❸ 入金力を上げる
【再現性あり】月10万円を稼ぐ副業術