中型株

【図解】日本曹達の業績が好調!業績や株価から買い時を分析!配当金や株主優待は?

2022年9月22日

業績好調の日本曹達の配当金に興味があるんだけど、業績ってどうなの?
日本曹達の株を買いたいんだけど、今の株価は割安?それとも割高?

今回は読者さんのこんな悩みにお応えする為に、日本曹達の業績や財務内容、配当金の推移、株主優待などから、今の日本曹達の株価は買い時なのか?について僕の個人的な考えを紹介していきます。

YUSUKE
この記事を最後まで読むことで、投資初心者の方でも今の日本曹達の株価が割安なのか?割高なのか?客観的な視点から株価水準を判断することが出来ます!

僕のことをより詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は記事を作成しました。

YUSUKE
時間のない方で「効率よく銘柄分析をしたい!」という方は、目次から興味のあるトピックに飛んで頂ければと思います。また、記事の最後には個人投資家が絶対に知っておきたい情報を記載しておきましたので、是非最後までお付き合い下さい!それでは、早速やっていきましょう!

注意事項

本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。

僕の代表的な6つの投資判断基準

投資判断の基準は「投資家」や「投資スタイル」によって様々です。僕の軸としている高配当株投資の場合、業績好調な高配当株に出来るだけ割安な水準で投資をすることが重要なので、以下の6つの観点を重視しています。

上記6つの投資判断基準から日本曹達の株価は買い時なのか?僕なりに分析をしてみました。

前提条件としてこちらの記事は

2022年9月20日時点での情報をもとに作成した記事になっておりますので、事前にご理解下さい。

日本曹達ってどんな企業?

【4041】日本曹達の公式HP

企業概要

日本曹達は苛性ソーダ製造から出発した旧・日曹コンツェルンの中核。工業薬品をベースに、農薬、医薬・樹脂添加剤など精密化学へ展開。農薬は果樹・園芸向け殺菌剤と殺虫剤が2本柱。2004年には大日本インキ化学から農薬事業を譲り受け、殺菌剤は2011年設立の韓国合弁会社でも生産している。導入品や共同開発含め引き続き農薬強化中。一方、市況変動が大きい飼料添加物の生産停止に踏み切った。ただ、米国の飼料添加物会社「ノーバス」(三井物産が筆頭株主)への出資は継続している。2次電池材料にも進出。


各種指標

業績の推移

One-Pointメモ

売上高は堅調に推移をしており、前期は過去10年間で最も好業績となりました。営業利益率は右肩上がりで伸びてきており、収益性は改善傾向。成長率を見ていくと、売上高は過去10年間で25.9%の増加、営業利益は153.5%の増加で年平均15.4%の増益と素晴らしい成長率。

今期進捗状況

One-Pointメモ

今期経常利益の進捗率を確認すると、1Q終了時点でなんと52.7%と既に50%を超えています。前期、前々期と本決算に向けて伸びてきているので今期業績は非常に期待ができそうです。

キャッシュフローの推移

One-Pointメモ

「営業CF」は増加傾向で、常にプラスと良好。「フリーCF」は10年中3年がマイナスで、投資CFが嵩んだ年はマイナスとなっています。「営業CFマージン」は平均10.6%と悪くはない水準。

財務状況の推移

One-Pointメモ

総資産、自己資本は右肩上がりで伸びてきており、有利子負債減少傾向も前期、前々期と増加。自己資本比率に関しては、徐々に改善をされてきており、前期は63.5%と良好。

従業員数と生産性の推移

One-Pointメモ

従業員数は2014年3月期に大きく減少した後、年々少しずつではありますが、増えてきています。1人当たり純利益は前期に大きく伸び、455万円。上場企業の中央値である127万円を常に上回っています。

配当金の推移

One-Pointメモ

日本曹達は2020年3月期から3期連続増配中。増配率を見ていくと、7年間で260.0%の増配、年平均37.1%の増配率と素晴らし成長率。配当性向に関しては、2016年3月期から徐々に上がってきており、前期は45.6%となりました。

株主優待

日本曹達は株主優待はありません。

現在の株価は割安か?

週足5年チャート

PERの推移

One-Pointメモ

現在の予想PERは11.5倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると真ん中よりも割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は22.0倍、平均値14.9倍、最小値4.1倍となっており、コロナショック後の2021年前半から徐々に下げてきて現在は平均値を下回っている状況。

PBRの推移

One-Pointメモ

現在のPBRは0.78倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると真ん中よりも割高な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は0.87倍、平均値0.65倍、最小値0.47倍となっており、2022年に入ってから円安の影響もあり、急激に上昇をしてきています。

予想配当利回りの推移

One-Pointメモ

現在の予想配当利回りは3.97%で、コロナショック時に記録した配当利回りを超えてきています。株価急騰も、大幅に増配をしていることもあり、過去と比較をするとかなり高い配当利回りとなっています。

個人的見解

日本曹達についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

これらを踏まえて、僕の個人的見解は日本曹達は今期業績好調の銘柄だが、今すぐに買いたいと思える水準ではなく様子見という判断です。

個人的には、『4000円を支持線とした反発を狙いたい』と考えています。

注意事項

あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

最後に

『高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい!』と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。

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昔と違い、今はネット証券大手のマネックス証券でも1株から手数料無料で買い付けが可能です。

YUSUKE
僕自身もマネックス証券で単元未満株を日々購入をしていっています。
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コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。

誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。

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