【図解】たった1株で株主優待がもらえる上新電機の買い時は？業績や株価、配当金の推移を分析！

本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。

2022年8月31日時点での情報をもとに作成した記事になっておりますので、事前にご理解下さい。

出所：上新電機の公式HP

売上高、営業利益は増減を繰り返しながらも、基本横ばい。成長率を見ていくと、直近5年間では売上高、営業利利益ともにプラス10%前後。利益率はかなり低い企業ですが、緩やかに右肩上がりで伸びてきています。

今期経常利益の進捗率を確認すると、1Q終了時点で13.9%、前年比ではマイナス56.8%と大きく出遅れています。

「営業CF」は2014年3月期から常にプラスと良好。「フリーCF」は10年中5年がマイナスで、投資CFが嵩んだ年はマイナスとなっています。「営業CFマージン」は1％を切っている年もあり、キャッシュフローには不安は残ります。

総資産、自己資本ともに右肩上がりで伸び続けており、有利子負債は徐々に減ってきています。自己資本比率に関しては、2013年3月期の34.2%から前期は45.4%と10%以上も改善。右肩上がりで伸びてきています。

従業員数は2014年3月期から一度も減ることなく、毎年増え続けています。1人当たり純利益は徐々に伸びてきてはいますが、上場企業の平均値である127万円とほとんど同じ水準。

上新電機は2013年3月期以降一度も減配をすることなく、右肩上がりで増配をしていきています。配当性向に関しては、30%を切っている年がほとんどで、配当余力はまだまだあります。増配率は7年間で134.4%と年平均20%近い増配率です。

上新電機の株主優待は1株だけ保有している場合の利回りが凄まじいです。1株を1,921円で購入し、5,000円分の買物優待券が貰えるとかありえません。笑

2000円分の優待券が1800円で売れたりと、メルカリでは約9割の値段で取引をされていました。5000円の9割だと4500円ですので、上新電機の株1株保有するというのは全く損がなく、超オススメです！。

2018年5月頃に直近高値の4600円付近から株価は急落。2020年3月頃、直近安値の1457円を記録するも、すぐに反発。コロナ前の水準を超えて一時3500円を超えました。現在は一つの節目のラインである1800円近辺まで下げてきており、ここで下げ止まることが出来るか注目しています。

現在の予想PERは7.2倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は21.6倍、平均値11.5倍、最小値6.2倍となっており、2017年末頃のピークから大きく下げており、平均値を下回っている状況。

現在のPBRは0.52倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は1.54倍、平均値0.82倍、最小値0.46倍となっており、こちらも2017年末頃から大きく下げており、コロナショック時の最小値に近づいてきています。

現在の予想配当利回りは3.97%で、コロナショック時に記録した配当利回りを大きく超えてきています。コロナショック以降に増配をしていることに加えて、株価も下げてきているので利回りが急騰してきています。

あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。