

今回は読者さんのこんな悩みにお応えする為に、芙蓉総合リースの業績や財務内容、配当金の推移、株主優待などから、今の芙蓉総合リースの株価は買い時なのか?について僕の個人的な考えを紹介していきます。

投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は記事を作成しました。

注意ポイント
本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
僕の代表的な6つの投資判断基準
投資判断の基準は「投資家」や「投資スタイル」によって様々です。僕の軸としている高配当株投資の場合、業績好調な高配当株に出来るだけ割安な水準で投資をすることが重要なので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの投資判断基準から芙蓉総合リースの株価は買い時なのか?僕なりに分析をしてみました。
前提条件としてこちらの記事は
2022年8月8日時点での情報をもとに作成した記事になっておりますので、事前にご理解下さい。
芙蓉総合リースってどんな企業?
【8424】芙蓉総合リースの公式HP
出所:芙蓉総合リースの公式HP
企業概要
芙蓉総合リースはみずほ銀行系の総合リース会社です。リース・割賦販売、ファイナンスの金融ソリューションビジネスを営む。ファイナンスは航空機や不動産から中小企業や個人向けまでラインアップ。
業績の推移
One-Pointメモ
売上高は前期大幅減収も、営業利益は2017年3月期から6期連続での増益。「不動産」や「エネルギー・環境」分野が増益を牽引。成長率を見ていくと、ここ5年間での営業利益の成長率が最も高く、年平均で12.2%と素晴らしい成長。利益率に関しては徐々に伸びてきており、前期は営業利益率7.0%、純利益率5.2%と直近10年で最も高い利益率を記録。
キャッシュフローの推移
One-Pointメモ
芙蓉総合リースも含めて健全な金融業の営業キャッシュフローはマイナスになります。営業貸付残高が増えているのであれば、貸付金が増えていくのでキャッシュフローはマイナスになります。逆に営業キャッシュフローがプラスということは貸し出しよりも、回収が多く行われているという意味なので、貸付残高の減少を意味します。つまり、貸付残高が減ってくということは将来的な利益の減少を意味するので要注意。
財務状況の推移
One-Pointメモ
総資産、自己資本、有利子負債全てが右肩上がりのグラフ。お金を借りて、それを貸し出すリース業にとってはとても健全な資産推移のグラフ。
従業員数と生産性の推移
One-Pointメモ
従業員数は2013年3月期から一度も減ることなく増え続け、2019年3月期から増えるペースが上がっています。1人当たり純利益は上場企業の中央値である127万円を大きく上回っており、1000万円超を維持。
配当金の推移
One-Pointメモ
芙蓉総合リースは2004年の12月に上場をし、2005年3月期に初めての配当、そして2006年3月期から上場をしてから一度も減配をすることなく、17期連続での増配中。増配率を見ていくと7年間で256.3%、年平均で36.6%と驚異の増配率。配当性向に関しては、2013年3月期に13.4%だった配当性向は右肩上がりで伸びてきており前期は25.2%まで上昇。
株主優待
One-Pointメモ
芙蓉総合リースの株主優待はみんな大好きカタログギフトか図書カードの選択制です。優待利回りは低いですが、長期保有特典の年数が2年と比較的短いです。カタログギフトの中身は食べ物や小物となっており、我が家では妻の楽しみの一つになっています。
現在の株価は割安か?
One-Pointメモ
2018年頃、好調な業績を背景に株価は上昇、上場来高値の8550円を記録。2020年3月頃コロナショックの影響で一時的に株価は急落、直近安値の4590円を記録。上場来高値からマイナス46.3%の下落。その後株価は上昇、現在は上場来高値に迫り、レンジ内での推移。
PERの推移
One-Pointメモ
過去2年間、過去5年間のレンジで見ると、平均よりも割安な水準。過去5年間の推移を見ると、現在の予想PER6.6倍は比較的割安な水準か。
PBRの推移
One-Pointメモ
過去2年間、過去5年間のレンジで見ると、平均的な水準。過去5年間の推移を見ると、現在の実績PBR0.71倍は割安とは言えない水準。
配当利回りの推移
One-Pointメモ
コロナショック時には配当利回りが4.27%を記録。その後株価上昇で配当利回りは一時下がるも、10%を超える増配を繰り返し、配当利回りは過去5年間の中でかなり高い水準。
個人的見解
芙蓉総合リースについてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。
これらを踏まえて、僕の個人的見解は芙蓉総合リースは7期連続で純利益過去最高を更新している高配当株で、業績は絶好調です。
個人的には、割高感は感じないものの、株価は上場来高値に迫っており、『相場暴落時に積極的に買っていきたい』と考えています。
注意事項
あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
最後に
『高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい!』と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
昔と違い、今はネット証券大手のマネックス証券でも1株から手数料無料で買い付けが可能です。

マネックス証券は買付手数料が無料と言うのは勿論、何よりもアプリやwebサイトがお洒落で直感で操作が可能です。
贅沢をする順番をかえるだけ
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
\現役FPイチオシ/
-
-
【現役FPも利用】単元未満株(ミニ株)におすすめの証券口座はこれだ!
続きを見る