この記事はこんな方におすすめ!
- 株主優待+高配当な銘柄を教えてほしい
- 長期保有を考えている銘柄を知りたい
- 現在、割安で狙い目な銘柄って何かある?

今回は、株主優待が魅力的で割安な高配当株を3銘柄PICKUPし、業績や優待内容、配当金の推移等、注目すべきポイントをまとめました!
この記事を読むことで、高配当株ポートフォリオの作成の参考になるかと思います。
本記事の信頼性

この記事の内容は…
記事前半では今回紹介する銘柄をPICKUPするに至った経緯について、後半では株主優待が魅力的で割安な高配当株を3銘柄紹介するので、ぜひ参考にしてください!
※すぐに『株主優待が魅力的で割安な高配当株を3銘柄知りたい!』という方は、【株主優待が魅力的で割安な高配当株を3銘柄PICKUP】からご覧ください!
注意事項
本記事はボクの銘柄分析の一環としてまとめたもので、ボクの独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
今回紹介する銘柄をPICKUPするに至った経緯
ボクが契約をしている楽天マガジンで読むことができる日経マネーの最新号で『スゴ腕投資家』厳選のおすすめ銘柄はこれだ!といった記事が紹介をされていました。

楽天マガジンは月額418円で「日経マネー」や「週間ダイヤモンド」、そして「ダイヤモンド・ザイ」といった投資雑誌を含む、1,000誌以上の雑誌が読み放題の破格なサブスクサービスです!
その日経マネーの最新号で、紹介をされていたテーマがこちらの3つです。
日経マネーで紹介をされていたテーマ
- 30代だったら投資したい割安優待株4選
- 30代だったら投資したい成長株8選
- 30代だったら投資したい米国成長株4選
この3つのテーマに対して、スゴ腕の投資家がおすすめ銘柄をそれぞれPICKUPしていました。
30代だったら投資したい割安優待株
『30代だったら投資したい割安優待株』として紹介をされていた4銘柄の内の3銘柄が配当利回り2.5%以上で、魅力的な銘柄だったので今回は紹介をしていきます。
『30代だったら投資したい成長株』と『30代だったら投資したい米国成長株』もとても興味深い内容でした。
楽天マガジンでは、初回登録につき31日間の無料トライアルがありますので、他の銘柄も気になるという方はぜひ無料期間中に確認をしてみて下さい。
-
-
【意外と辛口?!】楽天マガジンのリアルな口コミと評価をレビュー!5つのデメリットと注意点まとめ
株主優待が魅力的で割安な高配当株を3銘柄PICKUP
それでは、今回のメインテーマ株主優待が魅力的で割安な高配当株を3銘柄紹介していきます。
今回紹介をする3銘柄がこちら
- 民放大手のテレビ局
- いわき市本社の婦人服製造小売会社
- 8期連続増配中の不動産デベロッパー
それでは、上から順番に紹介をしていきます。
前提条件として…
こちらの記事は『マネックス証券の銘柄スカウター』とチャート分析ツールの『Trading View』を活用して、【2022年12月8日時点】での情報をもとに作成をした記事になっておりますので、事前にご理解ください。
1銘柄目:民放大手のテレビ局
株主優待が魅力的で割安な高配当株の1銘柄目は、【9401】TBSホールディングスになります。
企業概要
TBSホールディングスの企業概要を確認していきましょう。
【9401】TBSホールディングスの公式HP
企業概要
TBSホールディングスは、民放キー局の一角。テレビやラジオの放送収入と不動産事業(赤坂Bizタワー、赤坂ザ・レジデンスを運営)が2本柱。映画制作やイベント開催に加え、「プラザスタイルカンパニー」など生活雑貨店も展開。半導体大手・東京エレクトロンの大株主でもある。民放公式見逃し配信の「TVer」や、テレ東、WOWOWなども参画する定額動画配信「Paravi」では中心的な役目を果たしている。三菱地所と共同で、当社近隣の国際新赤坂ビルの建て替えを計画、2029年頃の竣工を目指す。
各種指標
TBSホールディングスの各種指標を確認していきましょう。
- 株価は1株あたり1,543円と、買いやすい価格帯
- 時価総額は2,648億円と、企業としての規模は比較的大きい
- PBRは0.36%と非常に割安感のある水準
- 予想配当利回りは2.59%と、TBSホールディングスにしては高い利回り
チャート推移
TBSホールディングスの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。
- 週足チャートで見ると、レンジの下限での推移
- 実績配当利回りは過去3年間の中ではかなり高水準
- 日足チャートは下落トレンドで推移も、安値切り上げ
業績の推移
TBSホールディングスの過去10年間の業績の推移がこちらです。

- 売上高は横ばいで推移も、営業利益は前期に過去10年間での最高を記録
- 営業利益率は横ばいも、純利益率が2019年3月期から上昇。営業利益率を上回る
- 純利益は過去5年間で98.4%増、過去10年間で174.3%増
前期の営業利益203億円に対して、営業外収益117億円のうち受取配当金が108億円もある。
主要な取扱商品の一覧
TBSホールディングスが『何で稼いでいるのか?』取り扱っている主要な商品がこちらです。
主要な取扱い商品
- テレビ放送(TBSテレビ、BS-TBS)
- ラジオ放送(TBSラジオ)
- メディア・コンテンツ(放送・番組制作、映像技術等…)
- 映像・文化(ビデオソフト制作・販売、アニメ・マンガ企画・制作等…)
- ライフスタイル(小売「プラザスタイルカンパニー」、通信販売等…)
- 不動産(スタジオ管理、駐車場管理、不動産賃貸等…)
- 有料動画配信サービス「Paravi」
事業の特徴 / 強み
TBSホールディングスの事業の特徴、強みについて確認をしていきましょう。
売上高の構成比
- メディア・コンテンツ:77.5%
(利益構成比:53.7% / 利益率:3.88%) - ライフスタイル:16.8%
(利益構成比:11.6% / 利益率:3.87%) - 不動産・その他:5.8%
(利益構成比:34.7% / 利益率:33.68%)
売上の8割近くをメディア・コンテンツセグメントが占めているが、利益は全体の半分にとどまる。稼ぎ頭は不動産セグメントで、利益は全体の34.7%を占め、利益率は33.68%と非常に高い。
配当金の推移
TBSホールディングスの過去10年間の配当金の推移がこちらです。

- 過去10年間で減配は2020年3月期の一度だけ
- 配当金は過去5年間で32.1%増、10年前の18円⇒今期は40円予想と約2倍に成長
- 配当性向は過去3年間は20%以下で推移しており、配当余力は十分
配当方針に関して
株主への利益還元を重要な経営課題と位置付け、連結ベースの配当性向30%を目処に、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針とする。また、業績の伸長等を勘案した上で、特別配当等により株主への利益還元の充実に努めていく方針。
株主優待
ヒューリックの株主優待について確認をしていきましょう。

- ファンにとってはたまらない、「新人アナウンサー」の写真入りのQUOカードが大人気
- 優待利回り0.64%+配当利回り2.59%
⇒総合利回り3.23% - QUOカード以外のラインナップも豊富で、どれもファンにとっては魅力的な株主優待
買い時はいつ?
TBSホールディングスの買い時に関して、基準のひとつとして予想配当利回りの推移を確認していきましょう。
- 過去5年間で、配当利回りの最大値は2.68%、平均値は1.68%、最小値は1.04%
- 前期に増配、今期も増配予想ということもあり、配当利回りは緩やかに上昇
- 現在の配当水準は過去5年間では最も高く魅力的な水準
あくまでもボク個人の見解になります。
2銘柄目:いわき市本社の婦人服製造小売会社
株主優待が魅力的で割安な高配当株の2銘柄目は、【2792】ハニーズホールディングスになります。
企業概要
ハニーズホールディングスの企業概要を確認していきましょう。
【2792】ハニーズホールディングスの公式HP
企業概要
ハニーズホールディングスは、福島県いわき市が本社のカジュアル衣料・雑貨の製造小売り(SPA)。1978年に婦人服販売のエジリとして創業、86年にハニーズに商号変更。10歳代から60歳代の幅広い年齢層の女性顧客を持つ。社員にデザイナーを擁し低価格・トレンド重視の企画に特徴。大型SCやパワーセンターなどを中心に年100店以上の積極出店を続けたが、近年では採算重視路線へ転換。国内市場の頭打ち感から展開を進めた中国は赤字が続き全店閉鎖に。生産はミャンマーなど低人件費のASEANで手がける。有利子負債ゼロのキャッシュリッチ企業。
各種指標
ハニーズホールディングスの各種指標を確認していきましょう。
- 株価は1株あたり1,257円と、買いやすい価格帯
- 時価総額は351億円と、大きいとはいえない企業規模
- 自己資本比率は81.1%と高く、ROAも7.25%と高く魅力的な水準
チャート推移
ハニーズホールディングスの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。
- 週足チャートで見ると、コロナショック以降はレンジ相場
- 現在はレンジ上限で推移をしており、レンジを上抜けできるか?
- 実績配当利回りは過去3年間では平均的な水準
業績の推移
ハニーズホールディングスの過去10年間の業績の推移がこちらです。

- 売上高は右肩下がりで推移も、2020年5月期を機に増収増益へ転換
- 営業利益率は前期10.5%と過去10年間の中では最も高い
- 営業利益は過去5年間で113.7%増も、過去10年間ではマイナス2.9%とほとんど横ばい
主要な取扱商品の一覧
ハニーズホールディングスが『何で稼いでいるのか?』取り扱っている主要な商品がこちらです。
主要な取扱い商品
- レディスカジュアルファッション店舗
「ハニーズ」「シネマクラブ」「クロスオーバー」 - ブランド
(大人のおしゃれ着「グラシア」、ヤングカジュアル「コルザ」)
事業の特徴 / 強み
ハニーズホールディングスの事業の特徴、強みについて確認をしていきましょう。
事業の特徴 / 強み
- 全国47都道府県・国内871の店舗を展開
- 新商品の企画から、業界最速の約40日で店頭販売
- 多様化するニーズに対応するため、多品種少ロット生産での展開

全国871もの店舗を展開をしていますが、集客能力の高い商業施設への出店が主な展開方法です。
個人的には、いまの時代において多くの店舗を持つということのリスクは非常に大きいと考えています。
ただ、ハニーズホールディングスは店舗を多数持っていることを強みとし、「タイムリーな効率物流」の実施により、売れ残りゼロを目指しています。
配当金の推移
ハニーズホールディングスの過去10年間の配当金の推移がこちらです。

- 配当金は1株あたり20円を下限に推移
- 配当性向は直近4年間は非常に安定をした水準
配当方針に関して
株主に対する利益還元と株主資本利益率の向上をはかり、安定的かつ継続的な配当を実施する方針。今期は連結配当性向30%を目標に配当を実施する方針。
株主優待
ハニーズホールディングスの株主優待について確認をしていきましょう。

- 1年以上保有株主限定で自社商品引換券がもらえる
- 優待利回り2.38%+配当利回り3.18%
⇒総合利回り5.56% - 保有株数に応じて優待内容はランクアップ(利回りは100株が最も高い)
買い時はいつ?
ハニーズホールディングスの買い時に関して、基準のひとつとして予想配当利回りの推移を確認していきましょう。
- 過去5年間で、配当利回りの最大値は4.21%、平均値は2.76%、最小値は1.69%
- コロナショックで株価を大きく下げたこと際に一時利回りは急騰
- 株価はレンジで推移しており、業績が回復傾向にあり前期増配、今期も増配予想
⇒配当利回りは過去5年間の平均値を上回る
あくまでもボク個人の見解になります。
3銘柄目:8期連続増配中の不動産デベロッパー
株主優待が魅力的で割安な高配当株の3銘柄目は、【3003】ヒューリックになります。
企業概要
ヒューリックの企業概要を確認していきましょう。
【3003】ヒューリックの公式HP
企業概要
ヒューリックは1957年に日本橋興業の名で、旧富士銀行(現みずほ銀行)が入居するビルの所有から出発。2007年に商号をヒューリックに変更、12年には不動産賃貸業の昭栄を実質的に買収。銀行店舗ビルの建て替え・高層化で急成長を果たす。現在はオフィスのほか商業施設、高齢者住宅、ホテルなど開発用途を多角化。既存物件の売買にも積極的で、機関投資家や系列REIT向け売却益も業績を下支え。現在は保有物件の入れ替えを加速、都心物件の取得や建て替えによる築年数の若返り、過半を占めるオフィス割合の縮減を目指す。ESGにも積極的。
各種指標
ヒューリックの各種指標を確認していきましょう。
- 株価は1株あたり1,145円と、買いやすい価格帯
- 時価総額は8,793億円と、かなり企業としての規模は大きい
- 予想配当利回りは3.67%と、ヒューリックにしては高い利回り
チャート推移
ヒューリックの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。
- 週足チャートで見ると、レンジの下限での推移
- 実績配当利回りは過去3年間の中では高水準
- 日足チャートは上昇トレンドでの推移
業績の推移
ヒューリックの過去10年間の業績の推移がこちらです。

- 売上高、営業利益は右肩上がりで伸びており、前期は過去最高を記録
- 営業利益率は前期25.6%と非常に高く、2020年12月期に至っては29.6%と驚異的な高さ
- 営業利益は過去5年間で114.5%増、過去10年間で1992.6%増と約20倍に成長
主要な取扱商品の一覧
ヒューリックが『何で稼いでいるのか?』取り扱っている主要な商品がこちらです。
主要な取扱い商品
- 不動産賃貸(中規模オフィスビル、商業施設、銀行店舗ビル等…)
- 不動産開発(オフィス、商業施設、ホテル・高齢者住宅等…)
- 不動産投資(長期保有不動産の保有・運用、ホテル、商業ビル等…)
- アセットマネジメント(J-REAT、アセットマネジメント業務受託)
事業の特徴 / 強み
ヒューリックの事業の特徴、強みについて確認をしていきましょう。
売上高の構成比
- 不動産:93.8%
(利益構成比:105.1% / 利益率:30.76%) - ホテル・旅館:3.7%
(利益構成比:-6.4% / 利益率:-47.97%) - その他:1.9%
(利益構成比:0.6% / 利益率:9.52%) - 保険:0.7%
(利益構成比:0.6% / 利益率:25.07%)
売上の大半を不動産セグメントが占めており、利益構成比が105.1%と不動産セグメントが強みだということが分かります。
ホテル・旅館セグメントに至ってはコロナ禍もあり、赤字と足を引っ張っています。
不動産セグメントの中でも、特に強いオフィスビルに関して、『何故、ここまで高い利益を上げられるのか?』
ヒューリックのオフィスビルの強みがこちらです。

- 保有するビルの約90%が需要の高い首都圏にある
⇒さらに、74%が首都圏の中でも23区内に集中 - 約8割が最寄り駅から徒歩5分以内と好立地
- 東京23区内に所有するオフィスビルの空室率は1%以下
- 保有する全ての既存ビルが新耐震基準を上回っており、安心・安全
配当金の推移
ヒューリックの過去10年間の配当金の推移がこちらです。

- 2014年12月期から8期連続で増配中
- 配当金は過去5年間で129.4%増、10年前の8.5円⇒今期は42円予想と約5倍に成長
- 配当性向は40%前後で安定して推移しており、配当余力も十分
配当方針に関して
長期的かつ安定的な事業基盤の強化のために必要な内部留保の充実をはかるとともに、安定した配当を継続することを基本方針。また、業績動向を踏まえた配当とする方針。
株主優待
ヒューリックの株主優待について確認をしていきましょう。

- 大人気のカタログギフト
- 優待利回り0.87%+配当利回り3.67%
⇒総合利回り4.54% - 長期保有特典として、3年以上保有株主は倍の6,000円相当にランクアップ
買い時はいつ?
ヒューリックの買い時に関して、基準のひとつとして予想配当利回りの推移を確認していきましょう。
- 過去5年間で、配当利回りの最大値は4.06%、平均値は2.97%、最小値は1.48%
- 増配をしていることもあり、配当利回りは緩やかに上昇
- 現在の配当水準は過去5年間では非常に高く魅力的な水準
あくまでもボク個人の見解になります。
まとめ:最も注目をしている銘柄はこれ!
今回は、株主優待が魅力的で割安な高配当株を3銘柄PICKUPしてみました。
今回紹介した3銘柄がこちら
- 民放大手のテレビ局
⇒【9401】TBSホールディングス - いわき市本社の婦人服製造小売会社
⇒【2792】ハニーズホールディングス - 8期連続増配中の不動産デベロッパー
⇒【3003】ヒューリック
この3銘柄は日経マネーで『スゴ腕投資家』厳選のおすすめ銘柄として紹介をされていました。
みなさん、興味のある銘柄はありましたでしょうか?

業績好調かつ、連続増配ということに加えて、株主優待が非常に魅力的な内容なので長期的に保有したいと思える銘柄です。
ただ今後、株主優待が改悪や廃止される可能性もなくはないので注意が必要です。
株式投資に関する有益な情報が載っている日経マネーや週間ダイヤモンド、ダイヤモンド・ザイといった株式投資に関する雑誌をお得に読みたいという方は楽天マガジンがおすすめです!
雑誌1冊を買う金額よりも安い、月額418円(税込)で雑誌が1,000冊以上読み放題です!
-
-
【意外と辛口?!】楽天マガジンのリアルな口コミと評価をレビュー!5つのデメリットと注意点まとめ