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【今こそ狙え】割安に放置された中小型高配当株を3銘柄買いました。

2022年11月19日

先日、日経新聞にこんな記事が載っていました。

出所:日本経済新聞-2022年11月16日記事

記事の内容を簡単にまとめると…

  1. IPO狙いは初値売りのためだけにあらず
  2. 「極端な割安株」なら下げ相場にも強い
  3. 低リスクなイベント投資を逃さない

この記事を読んで、

ゆうすけ君が年末に向けて「購入をしていっている」or「購入を検討している」高配当株を知りたい…。
配当だけではなく、値上がり益も狙える割安な高配当株って何かある…?

この動画を見ることで得られるモノ

今回は視聴者さんのこんな悩みにお応えする為に、僕が先日購入をした配当利回り5%超の割安に放置をされた中小型高配当株を3銘柄紹介していきます。

YUSUKE
投資初心者の方でも理解できるように、非常にわかりやすい言葉で解説をしていきます!

この動画を最後まで見ることで、

この3銘柄は高配当株ポートフォリオに組み込んだら面白そう…!
リスクもあるから少額で買ってみるのはありかな…。

そんな風に、皆さん感じることかと思います😊

ただ…

要注意POINT

普段僕が良く紹介をしている大型株と違い、時価総額が比較的小さいので、大型株と比較をすると値動きが大きいです。必ず、ご自身でもよく調べた上で投資を検討するようにお願いいたします!

投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は動画を作成しました。

YUSUKE
時間のない方で「効率よく銘柄分析をしたい!」という方は、概要欄に目次を記載しておりますので興味のあるトピックに飛んで頂ければと思います。

注意事項

本動画は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。

割安に放置された中小型高配当株を3銘柄紹介

それでは、割安に放置された中小型高配当株を3銘柄紹介していく前に、『そもそも割安ってどういうこと?』について。

割安ってどういうこと?

割安とは、会社の本来の価値よりも、価格が安いこと。

めちゃくちゃ簡単に説明をすると…

現金¥30,000円が¥10,000円で売っていたら絶対に買いますよね?笑

ワンポイント
これだと超お得で、誰でも割安だと気付くかと思います!

ただ、これが株式投資になって、企業の価格と価値となると非常に判断が難しくなります…。

ですので、『割安な銘柄』をPICKUPするために、客観的な数値で割安かどうか判断していきましょう。

そのために、スクリーニングが必要になってきます。

スクリーニング条件

今回、割安に放置をされた高配当株をPICKUPするために用いたスクリーニング条件がこちらです。

今回のスクリーニング条件

One-Pointメモ

今回は、かなり配当利回りの高い銘柄をPICKUPしたかったので、①予想配当利回り5%以上という条件を加え、とはいえ、業績が悪かったら意味がないので、②今期会社予想の売上高が10年間の最高を更新する予想の銘柄をPICKUPしています。更にその上で、③四半期売上高が前年同期比でプラス10%以上かつ、④PBR相対水準が過去5年間でかなり割安な水準に位置している銘柄をPICKUPしました。

スクリーニング結果

スクリーニングの結果…

対象銘柄数29件が抽出をされ、1件ずつ確認をしていった上で割安に放置をされた中小型高配当株3銘柄を実際に購入をしました。

実際に購入をした中小型高配当株3銘柄は…

  1. 車載用電子部品を販売する商社
  2. 道路建設機械のパイオニアでありスペシャリスト
  3. 日中間を中心とした国際貨物輸送業者
YUSUKE
冒頭でもお伝えした通り、いつも紹介をしているような大型株ではなく、普段なかなか聞かないような中小型の高配当株ですので、購入を検討される際は必ずご自身でも分析をするようにお願いいたします!

前提条件

こちらの動画は『マネックス証券の銘柄スカウター』とチャート分析ツールの『Trading View』を活用して、【2022年11月17日時点】での情報をもとに作成をした動画になっておりますので、事前にご理解ください。

1銘柄目:車載用電子部品を販売する商社

配当利回り5%超の割安に放置をされた中小型高配当株1銘柄目は、【7467】萩原電気ホールディングスになります。

【7467】萩原電気ホールディングスの公式HP

企業概要

萩原電気ホールディングスは、1958年設立の名古屋地盤の電子部品・電子機器商社。社員の約3割が技術者で製品の開発も行う。売上高の5割超をデンソー向けが占め、トヨタ自動車と東海理化も合せると約7割に。電子制御ユニット(ECU)やマイコンなど車載デバイスが主力。FAやIT基盤構築も手掛ける。2011年1月にルネサスエレクトロニクス代理店のトヨタ車向け電子部品事業を譲り受け。ルネサスエレクトロニクスへの仕入れ依存度は6割弱に達する。12年にデータセンターを設置しクラウドサービスを開始。業績はトヨタの生産台数に連動する傾向がある。


週足/日足チャート


各種指標

業績の推移

One-Pointメモ

業績はコロナ禍で一時減少するも、前期は大きく増収増益と、売上高、純利益ともに過去最高を記録。営業利益率、純利益率は低水準も安定。成長率を見ていくと、売上高は過去10年間で100.8%の増加、営業利益は147.2%の増加で年平均14.7%の増益と素晴らしい成長率。

今期進捗状況

One-Pointメモ

今期経常利益の進捗率を確認すると、2Q終了時点で55.9%と50%を超えており、前年同期比でも1Q、2Qともに大きくプラス前期、前々期と本決算に向けて経常利益は伸びてきているのでかなり期待。

財務状況の推移

One-Pointメモ

総資産、自己資本は毎年増え続け、右肩上がりで拡大してきている事が見て取れます。有利子負債は前期、前々期と増加傾向。とはいえ、自己資本比率は常に45%超を維持しており、全く問題のない水準。

配当金の推移

One-Pointメモ

萩原電気ホールディングスは、コロナ禍の2021年3月期に減配をするも、過去10年間で減配はこの1度だけ。今期の配当予想は1株125円で、コロナ前の水準を超えてくる予想。配当性向に関しては、常に30%前後で推移をしており、配当余力は十分。

現在の株価は割安なのか?

過去5年間の予想PER推移

One-Pointメモ

現在の予想PERは6.1倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は18.6倍、平均値9.9倍、最小値6.0倍となっており、2021年の後半につけた最大値から徐々に下げてきています。


過去5年間の実績PBR推移

One-Pointメモ

現在の実績PBRは0.54倍で過去2年間レンジではやや割安な位置、過去5年間レンジで見ると非常に割安な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は1.22倍、平均値0.71倍、最小値0.45倍となっており、現在は最小値近辺での推移。


過去5年間の予想配当利回り推移

One-Pointメモ

現在の予想配当利回りは5.08%で、コロナショック時につけた最大値5.43%に次ぐ配当利回りの高さ。


テクニカル指標(日足/週足)

One-Pointメモ

日足のテクニカル指標では、オシレーターは現在『中立』、移動平均線は現在『強い買い』で、総合的には『買い』となっています。もう少し長い軸で見る週足のテクニカル指標では、オシレーターは現在『買い』、移動平均線は現在『強い買い』で、総合的には『強い買い』となっています。

個人的見解

萩原電気ホールディングスについてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

個人的見解

  1. デンソーやトヨタ自動車といった大企業に左右される面はあるが、業績は好調で、EV関連銘柄といった点はプラス材料。
  2. 11月10日の決算では増配を発表し、配当利回りは上昇。
  3. 過去5年間のPER、PBR、配当利回りと全てにおいて割安感があり、チャート的にも下げ止まった感がある。
YUSUKE
これらを踏まえて、僕は少しだけ萩原電気ホールディングスの株を購入してみました!

ただ、懸念点としては…

懸念点

利益率が低く、前期の営業CFは大きくマイナス。また、大企業に依存している感は否めない。

2銘柄目:道路建設機械のパイオニアでありスペシャリスト

配当利回り5%超の割安に放置をされた中小型高配当株2銘柄目は、【6358】酒井重工業になります。

【6358】酒井重工業の公式HP

企業概要

酒井重工業は、道路建設機械メーカーの国内最大手。道路転圧用ロードローラーで国内首位。散水車等の産業機械も手掛ける。前身の生産開始は1929年。49年に酒井工作所を設立、その後、タイヤローラーの生産を開始。95年、インドネシアに日本向け部品工場を建設。2000年に米国とインドネシアに大型ロードローラーの工場建設、03年は中国・上海にも工場開設。インドネシアでは08年に工場追加後、19年に2工場を集約し生産能力は倍増。米国を日本、インドネシアに続く柱に育成方針。自律走行式やEV式のローラー開発などにも注力。


週足/日足チャート


各種指標

業績の推移

One-Pointメモ

業績は2018年3月期をピークに減少傾向も、前期は大幅に増収増益。今期は過去最高の売上高を記録する予想で、業績は堅調に推移。営業利益率、純利益率は前期は上昇し平均的な水準。成長率を見ていくと、売上高は過去10年間で46.1%の増加、営業利益は110.5%の増加で年平均11.1%の増益とまずまずの成長率。

今期進捗状況

One-Pointメモ

今期経常利益の進捗率を確認すると、2Q終了時点で53.4%と50%を超えており、前年同期比でもプラスと絶好調。ただ、前期は2Qがピークで、本決算に向けて経常利益は下げてきたので今後に注目。

財務状況の推移

One-Pointメモ

総資産、自己資本は緩やかな増加傾向。有利子負債は2015年3月期をピークに減少傾向。自己資本比率に関しては、右肩上がりで伸びており、最近は60%超を維持と良好な財務状況。

配当金の推移

One-Pointメモ

酒井重工業はコロナ禍の2021年3月期に減配に踏み切るも、一転前期は大幅増配。過去10年で減配は2回だけと比較的安定。7年間での増配率は175.0%の増配、年平均25.0%の増配率と素晴らしい増配率。配当性向に関しては、コロナ禍の2021年3月期に100%を超えるも、50%前後での推移が続く。

現在の株価は割安なのか?

過去5年間の予想PER推移

One-Pointメモ

現在の予想PERは9.6倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は25.9倍、平均値14.9倍、最小値7.5倍となっており、コロナショック前につけた最大値から大きく下げ、最近では最小値近辺で推移。


過去5年間の実績PBR推移

One-Pointメモ

現在の実績PBRは0.59倍で過去2年間レンジでは中央よりも割高な位置、過去5年間レンジで見ると非常に割安な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は9.66倍、平均値0.90倍、最小値0.38倍となっており、上場来高値をつけた2018年1月の数値が異常値。とはいえ、PBR0.59倍は非常に割安感がある。


過去5年間の予想配当利回り推移

One-Pointメモ

現在の予想配当利回りは5.20%で、コロナショック時の水準を超えてきています。今年の6月頃に最大値の5.84%をつけも依然として高水準。


テクニカル指標(日足/週足)

One-Pointメモ

日足のテクニカル指標では、オシレーターは現在『売り』、移動平均線は現在『強い買い』で、総合的には『買い』となっています。もう少し長い軸で見る週足のテクニカル指標では、オシレーターは現在『買い』、移動平均線は現在『強い買い』で、総合的には『強い買い』となっています。

個人的見解

酒井重工業についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

個人的見解

  1. 道路建設機械の製造・販売を業としており、非常に公共性の高い業種。
  2. 11月11日の決算では増配を発表し、配当利回りは上昇。
  3. 過去5年間のPER、PBR、配当利回りと全てにおいて割安感があり、チャート的にも下げ止まった感がある。
YUSUKE
これらを踏まえて、僕は少しだけ酒井重工業の株を購入してみました!

ただ、懸念点としては…

懸念点

中期経営計画以降の配当方針に関しては未定で、2026年3月期以降の配当に関しては引き下げられる可能性もあります。ただ、配当利回り5%超は非常に魅力的なので2026年3月期までは持てれば持ちたいところです。

3銘柄目:日中間を中心とした国際貨物輸送業者

配当利回り5%超の割安に放置をされた中小型高配当株3銘柄目は、【9381】エーアイティーになります。

【9381】エーアイティーの公式HP

企業概要

AITは、関西地盤で本格開業した独立系の複合一貫輸送会社。海外拠点を擁し、中国から日本への衣料品や日用雑貨など海上貨物の輸入に強み。北米航路を新規開設し強化中。2008年に東京支社開設し関東圏を強化。国内物流は、一貫輸送提案の拡大で通関手続き代行に注力。11年成田に事務所を開設するなど航空貨物へ本格参入。19年3月、株式交換で日立物流の子会社、日新運輸を完全子会社化し、中国軸に物流のシナジー効果狙う。


週足/日足チャート


各種指標

業績の推移

One-Pointメモ

業績は2016年2月期、2017年2月期に一時停滞するも、その後は右肩上がりで伸び続け、前期業績は全項目で過去最高を更新。営業利益率、純利益率は低下してきていたものの、前期から持ち直してきています。成長率を見ていくと、売上高は過去10年間で309.2%の増加、営業利益は242.4%の増加で年平均24.2%の増益と素晴らしい成長率。

今期進捗状況

One-Pointメモ

今期経常利益の進捗率を確認すると、2Q終了時点で56.3%と50%を超えており、前年同期比でも大幅にプラス。前期、前々期と3Qの経常利益が最も大きく、本決算の経常利益は落ち込む傾向があるので今後に注目。

財務状況の推移

One-Pointメモ

総資産、自己資本は右肩上がりで拡大してきている事が見て取れます。有利子負債は2020年2月期までは無借金経営でしたが、2020年2月期に借入。その後は着実に返済をしていっています。自己資本比率に関しては、非常に良好で、2020年2月期に一度落ち込むものの、現在は再び上昇。

配当金の推移

One-Pointメモ

エーアイティーは、過去10年間で減配は一度だけです。ただ、2016年2月期の減配は前期に記念配当を出したことが要因ですので、実質は減配なし。5年間での増配率は93.3%の増配、年平均18.7%の増配率と素晴らしい増配率。配当性向に関しては、常に60%前後で推移をしており、10年間の平均は66.6%と安定。

現在の株価は割安なのか?

過去5年間の予想PER推移

One-Pointメモ

現在の予想PERは9.6倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見るとかなり割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は23.7倍、平均値16.2倍、最小値9.5倍となっており、2017年の後半につけた最大値から緩やかに下げてきています。


過去5年間の実績PBR推移

One-Pointメモ

現在の実績PBRは2.11倍で過去2年間レンジではやや割安な位置、過去5年間レンジで見るとやや割安な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は5.08倍、平均値2.71倍、最小値1.17倍となっており、現在は平均値を下回った水準での推移。


過去5年間の予想配当利回り推移

One-Pointメモ

現在の予想配当利回りは5.71%で、大きく増配をしたこともあり、コロナショック時につけた最大値6.57%に次ぐ配当利回りの高さ。


テクニカル指標(日足/週足)

One-Pointメモ

日足のテクニカル指標では、オシレーターは現在『買い』、移動平均線は現在『強い売り』で、総合的には『売り』となっています。もう少し長い軸で見る週足のテクニカル指標では、オシレーターは現在『中立』、移動平均線は現在『売り』で、総合的には『売り』となっています。

個人的見解

エーアイティーについてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

個人的見解

  1. 海上輸送の運賃水準の上昇などはあるものの、中国経済が『ゼロコロナ政策』を実施している中でこの業績は合格点
  2. 10月12日の決算では増配を発表し、配当利回りは上昇。
  3. 過去5年間のPER、PBR、配当利回りと全てにおいて割安感がある。
YUSUKE
これらを踏まえて、僕は少しだけエーアイティーの株を購入してみました!

ただ、懸念点としては…

懸念点

海上輸送運賃の上昇にも一服感があり、中国経済の減速がコロナ終焉後でも一段と進むとなると、日本と中国間の国際貨物輸送が事業の主軸であるエーアイティーは厳しいか。

まとめ

はい、いかがでしたでしょうか。

今回は、【配当利回り5%超の『割安に放置をされた』中小型高配当株を3銘柄買いました。】というテーマでやっていきました。

実際に購入をした中小型高配当株3銘柄のまとめ

  1. 車載用電子部品を販売する商社
    【7467】萩原電気ホールディングス
  2. 道路建設機械のパイオニアでありスペシャリスト
    【6358】酒井重工業
  3. 日中間を中心とした国際貨物輸送業者
    【9381】エーアイティー
YUSUKE
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