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【永久保存版】ローソク足の見方、買いシグナル15選!下落相場からの反転パターンを解説

2022年2月19日

この記事では、下落相場からの反転サイン『ローソク足の買いシグナル』を15パターン紹介していきたいと思います。ローソク足の理解は株式投資初心者の方にとっては必須の項目です。基礎中の基礎でありながら、とても奥が深いテーマとなっておりますので、一緒に学んでいきましょう。

YUSUKE
今回の記事は次のような悩みを解決できる記事となっています!
・テクニカル分析を勉強したい
・下落相場の反転サインを知りたい
・みんなが見ているポイントを知りたい

今回は、多くの投資経験者が意識しているローソク足のパターンを初級編から上級編まで紹介していきます。
この記事を読むことによって、下落相場での反転サインを見逃すことなく、上昇相場へスムーズに移行していくための知識の一つを身に着けることができます。

それでは、さっそくやっていきましょう!

≪動画で見たい方はこちら≫
https://youtu.be/yCnxmZVPCoQ

初級編

まずは初級編ということで、投資初心者が最低限押さえておきたいローソク足の形を解説していきます。下落相場での反転パターンで重要な足型になりますので、しっかりと覚えておきましょう。

陽の寄り付き坊主

陽の寄り付き坊主は、始値と安値が同値で、比較的長い陽線の形です。下落相場で、寄り付きから引けに向かって大きく値を上げ、引けに少しだけ値を下げたローソク足の形である陽の寄り付き坊主が出ると、買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、一日中値を上げ続けたことを意味する陽の寄り付き坊主が出現するということは、売り圧力が弱まり、買い圧力が強まったことを示していますので、上昇に転じる可能性が高いと判断できます。

はらみ線

はらみ線は、前日のローソク足に当日のローソク足がすっぽりと包み込まれた形です。下落相場で、大陰線にはらまれたローソク足が出ると買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、前日に強い売り圧力があったにも関わらず、前日終値からギャップアップして始まり、売りが続かないということは、売り圧力が弱まっていることを示しており、底の可能性が高いと判断できます。

はらみ寄せ線

はらみ寄せ線は、前日のローソク足に当日のローソク足がすっぽりと包み込まれていて、且つ十字線になっている形です。下落相場で、大陰線にはらまれた十字線が出ると買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、前日に強い売り圧力があったにも関わらず、前日終値からギャップアップしては始まり、売りが続かないということは、売り圧力と買い圧力が拮抗していることを示しており、底の可能性が高いと判断できます。

切り込み線

切り込み線は、前日の大陰線から下に窓を開けて始まり、大陰線の半値以上戻して終わったローソク足の組み合わせです。下落相場で、大陰線に対して切り返す大陽線が出ると買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、前日に強い売り圧力があり、寄り付きでも強い売り圧力にあったにも関わらず、大きく値を上げて終わるということは、売り圧力以上の買いが入ってきたことを示していますので、上昇に転換する可能性が高いと判断できます。

抱き陽線

抱き陽線は、前日の陰線から下に窓を開けて始まり、前日の高値を抜いて大陽線がすっぽりと包み込んだ組み合わせです。下落相場で、ギャップダウンから始まり、前日の高値を抜いていく大陽線が出ると買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、前日陰線で、寄り付きでも強い売り圧力にあったにも関わらず、下から前日の高値まで抜いていくということは、売り圧力以上に強い買いが入ってきたことを示していますので、上昇に転換する可能性が高いと判断できます。

中級編

続いて中級編ということで、複数のローソク足を組み合わせたパターンも確認しておきましょう。普段から様々な銘柄のチャートを確認していると頻繁に見かけるパターンですので解説していきます。

三空叩き込み

三空叩き込みは、3回連続で窓を開けて4本連続で陰線が続いた組み合わせです。下落相場で、ギャップダウンからの陰線が3日も続くと投げ売りの最終局面と捉え、買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、寄り付きからの強い売りが3日間も続くと、上昇転換まで我慢をしていた投資家の投げ売りや、追証が発生した投資家の投げ売りが加わり、売りが売りを呼ぶ形になります。この形は売りの最終局面で見られる形ですが、売りが出尽くすのをしっかりと確認をしてから買いに転じたいです。

最後の抱き陰線

最後の抱き陰線は、前日に陽線が出現した後に上に窓を開けて始まり、前日の陽線を大陰線がまるまる包み込んだローソク足の組み合わせです。一見、前日の陽線がダマシだったようにも思えますが、大底のサインの一つで、翌日に陰線の上から寄り付けば買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、陽線の出現で買いに転換しそうなタイミングでの大陰線は下落トレンドの継続を意味しそうですが、この大陰線で出来高が増えているケースが多く、買い手と売り手が入れ替わっている合図でもあります。そしてその翌日に陰線の上からスタートしていけば、大底の合図となり上昇トレンドに転換する可能性が高いと判断できます。

陰の陰はらみ

陰の陰はらみは、急落した大陰線の翌日に出た陰線が前日の大陰線の中に納まるように出現した形です。下落相場で、陰の陰はらみが出て、その翌日に前日陰線の高値を超える陽線が出ると買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
陰の陰はらみを5分足等の短い時間軸の足で確認をするとペナントになっていることが分かります。ペナントは方向感に欠けて、力を蓄えている状態です。そのペナントを抜けた方向に相場が動いていくことが多いので、上に抜けてくると上昇に転換する可能性が高いと判断できます。

逆襲線

逆襲線は、前日の陰線から下に大きく窓を開けて始まり、そこから急反発して前日の終値付近まで上昇した大陽線との組み合わせです。下落相場で、大きくギャップダウンしたにも関わらず、窓を埋めてくる大陽線が出ると買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、大きくギャップダウンして寄り付いたものの、そこから窓を埋める大陽線を形成するということは、寄り付いた値段付近が底と判断して、買いが入ってきたと捉えることが出来ますので、上昇に転換する可能性が高いと判断できます。

下位の陽線五本

下位の陽線五本は、底値圏において5日連続で陽線が出ている形です。下落相場で、陽線が5本連続で出現すると買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、横ばいの陽線が五本連続で現れるということは、依然として売り圧力が強いものの、買い方が徐々に反撃に転じていることを示していますので、上昇に転換する可能性が高いと判断できます。

上級編

明けの明星

明けの明星は、前日の陰線から下に窓を開けて始まったものの、下落する勢いは弱く星が光っているようなコマの形のローソク足が現れ、その翌日に上に窓を開けた大きな陽線が現れる組み合わせです。コマのローソク足は陰線でも陽線でもどちらでも問題なく、かなり強い買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、ギャップダウンして寄り付いたものの、売りの圧力が弱く方向感のないローソク足の翌日に大陽線を形成するということは、売り圧力が弱まり、買い圧力が強まったことを示していますので、上昇に転じる可能性が高いと判断できます。

勢力線

勢力線は、前日の大陰線から下に窓を開けて始まり、一度大きく株価を下げたものの、日中に反発し下髭を伸ばした陽線が出現した組み合わせです。下落相場で、大きくギャップダウンし、そこからも売られ続けたにも関わらず、最終的には陽線で終わった場合は買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、大きくギャップダウンして寄り付き、そこからも更に売られ続けたのに急反発し陽線で終わると、下値不安が減少するのが投資家心理ですので、上昇に転換する可能性が高いと判断できます。

捨て子線

捨て子線は、前日の陰線から下に窓を開けて始まり、方向感のない十字線が宙に浮いた形で出現した組み合わせです。下落相場で、ギャップダウンして寄り付いたにも関わらず、買いと売りが拮抗した十字線が出現し、その翌日に上に窓を開けて陽線が出ると買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、売り買いが拮抗した十字線が現れた翌日、上に窓を開けて始まり、そこから陽線を形成したということは、売り圧力が弱まり、買い圧力が強まったことを示していますので、上昇に転じる可能性が高いと判断できます。

たくり線

たくり線は、前日の大陰線から下に窓を開けて始まり、そこから前日の流れを汲み大きく値を下げるものの急反発して大きく盛り返した形です。下落相場で、長い下髭をつけたローソク足の翌日に陽線が出たら買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、大陰線の翌日にギャップダウンして寄り付き、そのまま下落していくものの大きく盛り返すということは、買い方の強いエネルギーを表しています。下髭は売り方の否定と捉えることもでき、この下髭が長ければ長い程上昇に転換する可能性が高いと判断できます。

三手大黒線

三手大黒線は、3本連続して窓を開けない大陰線が並んだ形です。下落相場で大陰線が三日も続くと売りも枯れ始めると捉えられ買いのサインと言われています。

何故、買いのサインになるのか?
相場が下げている中で、前日終値からギャップアップして寄り付いたということは買い手が入ってきていると見て取れます。それにも関わらず、ザラ場では大きく売られ、そしてまた寄り付きで買いが入ってを繰り返すことになり、これが三日も続けば売りが枯れ始め、新しいホルダーに変わっていると判断でき上昇に転換する可能性が高いと判断できます。

まとめ

こちらが今回紹介をしたローソク足のまとめになります。

皆さんはどのくらい知っていたでしょうか?

今回紹介をしたローソク足のパターンは、形を覚える以上に、何故、反転のサインになるのか?といった意味を考えることが大切です。

また、ローソク足での反転サインだけで買い判断するのではなく、移動平均線やトレンドライン、支持線・抵抗線、テクニカル指標などを用いながら総合的に判断することによって勝率はどんどん上がっていきます。

株式投資は、知識だけで簡単に勝てるほど単純な世界ではありませんが、知識を持っていなければ簡単に負ける世界です。

これからも一緒にどんどん株式投資に関する知識を学んでいきましょう。

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