
まずはこちらのチャートをご覧ください。
こちらは、2015年頃からの日産自動車の週足チャートと配当利回りの推移になります。2018年の末頃まで株価は1000円以上をキープし、1000円~1350円のレンジを推移。配当利回りも4%超を維持し、配当金は2019年3月期まで右肩上がりで伸びました。しかし、2018年11月19日にカルロス・ゴーン氏が逮捕されると風向きが一変。株価は1000円の支持線をブレイクし下落、2019年3月期決算で3期連続の減益を発表し株価は急落。コロナショックも重なり株価は一時3分の1以下にまでなりました。現在は、2018年の末頃から株価は半値になり、配当金は10分の1以下にまで減少しています。

僕自身、ゴーン氏が逮捕される前の2016年10月頃に株価が1000円を割ったタイミングで買ってしまい、ゴーン氏逮捕で含み損を抱えてしまいました。その後、決算前の2019年2月頃に900円で損切りをした思い出があります。
振り返った現在では、結果的に早く逃げて良かったと思っていますが、当時は判断に悩みましたし、判断を誤っていたらと考えるとゾッとします。。
そこで今回は、個人的に日産自動車のようなヤバイ高配当株になる可能性のある3銘柄を紹介していきたいと思います。
こちらの動画では
・銘柄選定に絶対に失敗したくない
・リタイア後の配当金生活を楽しみたい
・高配当株ポートフォリオの見直しの参考にしたい
と考えている方のニーズにお応えしていく動画になっております。
今回の動画の簡単な流れ
STEP1:買ったら損する危険な高配当株3銘柄を紹介
STEP2:危険な高配当株を掴んでしまった際の対処法
STEP3:まとめ

買ったら損する危険な高配当株3銘柄
銘柄を紹介をしていく前に、僕が考える危険な高配当株の特徴についてです。
危険な高配当株の特徴
①業績が低迷してきている
②業界の中で取り残さている
③不祥事を起こしている
個人的な見解ではあるものの、この3つが全て当てはまる銘柄はやめておいた方が良いかと思います。
これらを踏まえて、僕が考える『買ったら損する危険な高配当株』を3銘柄紹介していきたいと思います。
前提条件としてこちらの動画は
・2022年6月15日時点での情報をもとに作成
・マネックス証券の銘柄スカウターと、Trading Viewを活用して作成
した情報になっておりますので、事前にご理解下さい。
【7181】かんぽ生命保険
『買ったら損する危険な高配当株』の1銘柄目は【7181】かんぽ生命保険になります。
かんぽ生命保険
かんぽ生命保険の企業概要
かんぽ生命保険は、日本郵政グループの生命保険会社です。総資産・保険料収入は国内3位の保険会社で、生命保険業の保険引受、資産運用業務を営んでいます。
PBRは0.37倍と解散価値である1倍を大きく割り込んでおり、同業種の東京海上HDなどと比較をすると各種数値は大きく劣っています。
業績の推移
業績の推移に関して
綺麗な右肩下がりの業績推移となっており、2014年3月期から毎期売上高は落ちてきています。業績改善の傾向は特段見られておらず、このまま下落は続いていきそうです。
配当金の推移
配当方針に関して
今後の利益見通し、財務の健全性を考慮しつつ、1株当たり配当額について、2025年度までの中期経営計画期間においては原則として減配を行わず、増配を目指す方針です。
チャート
2015年11月4日にかんぽ生命が上場してからの株価比較になります。上から【8766】東京海上HDが+56.20%、続いて【8750】第一生命HDが+17.84%、最後に【7181】かんぽ生命保険が-40.43%となっています。同じ保険業を営んでいるにも関わらず、一番上の東京海上HDと約100%もの差が開いてしまっています。

【8411】みずほフィナンシャルグループ
『買ったら損する危険な高配当株』の2銘柄目は【8411】みずほフィナンシャルグループになります。
みずほフィナンシャルグループ
みずほフィナンシャルグループの企業概要
みずほフィナンシャルグループは、日本を代表する大手金融グループです。金融持株会社として銀行業務、信託業務、証券業務、その他アセットマネジメント等の金融サービスをカンパニー制に基づきグローバルに事業展開をしています。
PER、PBRともに低く、自己資本比率、ROE、ROAと業界NO1の三菱UFJより全て劣っています。配当利回りは5%超と高いものの、注意が必要です。
業績の推移
業績の推移に関して
売上高はコロナ前までは徐々に増えてきていたものの、経常利益率は急激に下落。2015年3月期には1兆円あった経常利益が半分近くまで落ちてきています。
配当金の推移
配当方針に関して
安定的な収益基盤の着実な成長に基づき、配当性向40%を目安に決定し、自己株式取得は、業績と資本の状況、株価水準、成長投資機会等を勘案して機動的に実施する方針。
チャート
2014年10月頃からのメガバンク3行の株価比較になります。上から【8306】三菱UFJFGが+35.63%、続いて【8316】三井住友FGが+5.58%、最後に【8411】みずほFGが-14.39%となっています。同じ銀行業を営んでいるメガバンク3行にも関わらず、一番上の三菱UFJと約50%もの差が開いてしまっています。

【9434】ソフトバンク
『買ったら損する危険な高配当株』の3銘柄目は【9434】ソフトバンクになります。
ソフトバンク
ソフトバンクの企業概要
ソフトバンクは、通信&ICTソリューション会社です。コンシューマ、法人、流通、ヤフー・LINEのセグメントを展開。主力のモバイル通信はDoCoMo、KDDIに次ぐ3位です。
自己資本比率は同業種と比較すると、著しく低いものの、その反面ROEは32.47%とかなり高いです。
業績の推移
業績の推移に関して
売上高、営業利益ともに、2017年3月期から右肩上がりで伸びてきてはいるものの、営業利益率は徐々に落ちてきています。
配当金の推移
配当方針に関して
配当は、中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針とし、安定性・継続性に配慮しつつ、業績動向、財務状況および自己株式取得を含む総還元性向等を総合的に勘案して実施していく方針で、総還元性向は85%を目安に掲げています。
チャート
2018年12月19日にソフトバンクが上場してからの3大キャリアの株価比較になります。上から【9432】日本電信電話が+75.36%、続いて【9433】KDDIが+68.40%、最後に【9434】ソフトバンクが+11.74%となっています。同じ通信業を営んでいる3大キャリアにも関わらず、一番上の日本電信電話と60%以上もの差が開いてしまっています。

ゆうすけ君の独り言
それでは僕の独り言ということで、保有している高配当株が『危険な高配当株』になってしまった場合の対処法を少し話していこうと思います。
結論から言うと、『即売却』です。笑
ただ、それが一番難しい。。ですので、保有している高配当株の売却する基準を事前に決めておいた方が良いと思います。
僕の場合、始めにお伝えした危険な高配当株の特徴である3つに対して、具体的な基準を決めています。
具体的な売却基準
①業績が低迷してきている
⇒2期連続減益で要検討、3期連続減益で売却
②業界の中で取り残さている
⇒業界の上位2銘柄から陥落したら要検討、上位3銘柄から外れたら売却
③不祥事を起こしている
⇒著しく信用を毀損する不祥事であれば即売却
といった感じです。
それと、過度に銘柄に惚れ込まない。
何年も保有していると、なんか株に愛着が湧いてくるじゃないですか?笑
けど、それとこれとは別。自分の大切なお金を守るためなので客観的に判断をしていく事が重要です。
さいごに
高配当株を買ってポートフォリオを作っていきたい!と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ購入をしていくことを僕はオススメします。
昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株から手数料実質無料で買い付けが可能です。
(買付手数料は取引の翌月下旬頃に全額まとめてキャッシュバック)
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢をすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
\1株ずつコツコツ投資をしたい人におすすめ/

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