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好業績なのに、1カ月で10%超下落した高配当株を3銘柄紹介!

2023年1月21日

この記事はこんな方におすすめ!

  • 業績好調な高配当株を教えてほしい…。
  • 一時的に株価を下げてきている魅力的な銘柄を知りたい…。
  • 相場全体が大きく下げた時に狙っている高配当株を教えてほしい…。
業績が好調な銘柄の中で、最近株価を下げてきている銘柄ってなにかあるかな…。

今回は、好業績なのに、1カ月で10%超下落した高配当株を厳選3銘柄PICKUPし、業績や財務内容、配当金の推移等、注目すべきポイントをまとめました!

この記事を読むことで、みなさんの高配当株ポートフォリオ作成の参考になるかと思います。

この記事の内容は…

記事前半では今回紹介する銘柄をPICKUPするに至ったスクリーニング条件について、後半では好業績なのに、1カ月で10%超下落した高配当株を厳選3銘柄紹介するので、ぜひ高配当株ポートフォリオ作成の参考にしてください!また、記事の最後には僕の永久保有銘柄リストを公開しますので、是非最後までお付き合いください。

※すぐに『好業績なのに、1カ月で10%超下落した高配当株を知りたい!』という方は、【まとめ:最も注目をしている銘柄はこれ!】からご覧ください!

動画で見たい方はこちら

今回のスクリーニング条件について

それでは、今回紹介する『好業績なのに、1カ月で10%超下落した高配当株』をPICKUPするに至ったスクリーニング条件がこちらです。

  1. 時価総額:1000億円以上
  2. 予想配当利回り:2.5%以上
  3. 売上高:過去10年間の最高を更新する予想
  4. 営業利益:過去10年間の最高を更新する予想
  5. 騰落率(対1か月前):-10%超の下落

上記の条件のもと、マネックス証券の銘柄スカウター「10年スクリーニング」を活用して、2023年1月13日終値ベースでスクリーニングを実施しました。

スクリーニングを実施した結果

スクリーニングを実施した結果、下記の10銘柄がPICKUPされました。

スクリーニング結果

YUSUKE
今回はこの10銘柄の中から、ボクが投資先として魅力を感じている銘柄を3銘柄紹介していきます!

好業績なのに、1か月で10%超下落した高配当株を3銘柄PICKUP

それでは、今回のメインテーマである好業績なのに、1か月で10%超下落した高配当株の3銘柄がこちらになります。

  1. 25年間減配なしの不動産会社
  2. ディフェンシブ銘柄の代表的製薬会社
  3. 海外売上高比率90%超えの二輪車メーカー

みなさんは、これだけでなんの銘柄かわかりますでしょうか?

3銘柄ともにボクが普段から監視をしている銘柄で、なかなか買い時が難しいな…と感じている3銘柄です。

そんな3銘柄が1か月で10%超株価を下げていたので、今回は配当利回りの低い順に紹介をしていきます。

YUSUKE
配当利回りは少し低め…ですが、業績は好調な銘柄ですので、是非最後までお付き合いください!

前提条件として…

こちらの記事は『マネックス証券の銘柄スカウター』とチャート分析ツールの『TradingView』を活用して、【2023年1月17日時点】での情報をもとに作成をした記事になっておりますので、事前にご理解ください。

【1銘柄目】25年間減配なしの不動産会社

業績好調なのに、1か月で10%超下落した高配当株、1銘柄目は、【8801】三井不動産になります。

三井不動産ってどんな企業?

三井不動産のことをよく知らない…という方のために、『三井不動産がどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

【8801】三井不動産の公式HP

企業概要

総合不動産で三菱地所と双璧。オフィスビル賃貸は日本橋を本拠に東京都心5区を中心に展開。霞が関ビルディング、東京ミッドタウンなどを保有。2019年には本社機能を有する日本橋室町三井タワーが開業。商業施設は「三井アウトレットパーク」「ららぽーと」が軸。分譲マンション事業でも業界トップクラス。開発、所有、マネジメントの3分野を組み合わせ中長期的な成長を志向。欧米はビル賃貸、アジアは住宅分譲と商業施設を中心に展開。

三井不動産の業績や配当金の推移、割安性について詳しく知りたいという方は下記をご覧ください。

あわせて読みたい
【今後の見通し】三井不動産の買い時について|配当金や株主優待は?業績や株価から徹底分析!

個人的見解

三井不動産についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

個人的見解

  • 業績は右肩上がりで伸び続けており、前期には過去最高の売上高を記録。
  • キャッシュフローは営業CFは毎年プラス。投資に積極的で投資CFは大きくマイナス。
    ⇒営業CFMは緩やかに上昇。
  • 財務状況は総資産、自己資本、有利子負債と全てで拡大傾向。
  • 生産性は1人当たり純利益725万円で中央値を大きく上回った水準。
  • 株主還元は過去25年間で減配なし。
    ⇒自己株式の取得も5期連続で実施中。
  • 割安性は過去5年間で見ると、かなり割安な水準。

これらを踏まえて、ボクの個人的見解は三井不動産は業績好調な銘柄の一つで、配当利回りは3%以下と低いものの、非減配年数は非常に長く、現在の割安度は魅力的な水準という見解です。

株価は節目の2400を下にブレイクしそうで、チャート的にはもう一段株価を下げてくるか注視したいところ。

YUSUKE
金利の動向に注視をしつつ、中長期的には株価を下げているタイミングで買い増しをしていきたい銘柄とボクは考えています。

注意事項

あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

【2銘柄目】ディフェンシブ銘柄の代表的製薬会社

業績好調なのに、1か月で10%超下落した高配当株、2銘柄目は、【4503】アステラス製薬になります。

アステラス製薬ってどんな企業?

アステラス製薬のことをよく知らない…という方のために、『アステラス製薬がどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

【4503】アステラス製薬の公式HP

企業概要

アステラス製薬は、2005年に山之内製薬が藤沢薬品工業を吸収合併し現社名に。排尿障害治療薬「ハルナール」や免疫抑制剤「プログラフ」が米国特許切れによって後発品の蚕食を受けたが、業績は大手でいち早く最悪期を脱出。過活動膀胱治療薬「ベシケア」に次ぐ主力製品として「ベタニス」発売。前立腺がん治療薬「イクスタンジ」がグローバル製品として成長中。糖尿病薬の開発も継続。市販薬事業は第一三共に売却し、医療用医薬品に特化。疾患領域を定めた研究開発体制に移行し、開発費用を集中的に投下。

アステラス製薬の業績や配当金の推移、割安性について詳しく知りたいという方は下記をご覧ください。

あわせて読みたい
アステラス製薬の株価下落の理由は?|業績や配当金の推移から徹底分析

個人的見解

アステラス製薬についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

個人的見解

  • 業績はほぼ横ばいで推移しており、今期は過去最高の売上高を更新する予想。
  • キャッシュフローは営業CF、フリーCFともに軒並みプラスで推移しており良好。
    ⇒営業CFMは約20%と素晴らしい水準。
  • 財務状況は自己資本比率は常に60%超と優良。
  • 生産性は1人当たり純利益1000万円前後で推移と良好。
  • 株主還元は10期連続増配中。
    ⇒自己株式取得は過去10年間中9期で実施と高い株主還元率。
  • 割安性は過去5年間で見ると、比較的割安な水準。

これらを踏まえて、ボクの個人的見解はアステラス製薬は業績好調な高配当株の一つで、予想配当利回りは過去5年間で最高水準と非常に魅力的な利回り水準という見解です。

株価は節目の2000円を下にブレイクしてきており、どこまで下げるか注視したいところ。

YUSUKE
しっかりと余力を残しながらコツコツと買い増しをしていきたいとボクは考えています。

注意事項

あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

【3銘柄目】海外売上高比率90%超えの二輪車メーカー

業績好調なのに、1か月で10%超下落した高配当株、3銘柄目は、【7272】ヤマハ発動機になります。

ヤマハ発動機ってどんな企業?

ヤマハ発動機のことをよく知らない…という方のために、『ヤマハ発動機がどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

【7272】ヤマハ発動機の公式HP

企業概要

ヤマハ発動機は、2輪車で世界大手。1955年に楽器のヤマハから分離。2輪はアジアが主力、インドネシアが収益の柱。船外機やバギー車、スノーモビル、電子基板実装ロボットなど多様な事業を展開。エンジン受託生産でトヨタ自動車と提携。リーマンショックで業績は低下したが、リストラ策が奏功し急回復。ホンダと50cc以下の国内原付バイクや電動バイクの生産・開発で提携、2018年にはホンダからOEM調達を開始。2019年に半導体装置の新川を事業統合、産業ロボットとのシナジーを狙う。自動運転開発ベンチャー・ティアフォーやDMPに出資。円安好感銘柄の一つ。

ヤマハ発動機の業績や配当金の推移、割安性について詳しく知りたいという方は下記をご覧ください。

あわせて読みたい
ヤマハ発動機の株価上昇の理由とは?業績や配当金の推移、株主優待を徹底分析!

個人的見解

ヤマハ発動機についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

個人的見解

  • 業績は前期に売上高、純利益ともに過去最高を記録。今期は更に更新する予想。
  • キャッシュフローは営業CF、フリーCFともに毎期プラスで推移しており良好。
    ⇒営業CFMは緩やかに上昇。
  • 財務状況は総資産、自己資本ともに拡大傾向で、自己資本比率も右肩上がり。
  • 生産性は1人当たり純利益304万円と中央値を上回った水準。
  • 株主還元は過去10年間で減配はコロナショック時の一度だけ。
    ⇒前期は自己株式の取得も実施。
  • 割安性は過去5年間で見ると、比較的割安な水準。

これらを踏まえて、ボクの個人的見解はヤマハ発動機は業績好調な高配当株の一つで、為替が円高にすすんだこともあり株価を下げてきており、予想配当利回りは過去5年間の中では比較的魅力的な水準という見解です。

株価は節目の3000円を下にブレイクしてくるのか、円高はどこまですすむのか、注視したいところ。

YUSUKE
為替や決算を注視しながら中長期的に買い増しをしていきたい銘柄とボクは考えています。

注意事項

あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

まとめ:最も注目をしている銘柄はこれ!

今回は、業績が好調なのに、1か月で10%超下落した高配当株を3銘柄PICKUPしてみました。

今回紹介をした3銘柄がこちらです。

  1. 25年間減配なしの不動産会社
    ⇒【8801】三井不動産
  2. ディフェンシブ銘柄の代表的製薬会社
    ⇒【4503】アステラス製薬
  3. 海外売上高比率90%超えの二輪車メーカー
    ⇒【7272】ヤマハ発動機

みなさん興味のある銘柄はありましたでしょうか?

YUSUKE
この中で、ボクが今(2023年1月17日時点)最も注目をしている銘柄は【三井不動産】になります!

三井不動産について

金利の上昇が意識されている中で株価は下落。今後の業績見通しに関しては決して明るいとは言えません。ですが、リーマンショック時にも減配をすることなく、25年間減配なしは評価が高いです。現在の予想配当利回りはコロナショック時の水準まで近づいてきており、過去の利回り水準と比較すると魅力的な水準となっています。個人的には、中長期的な目線で、安くなったら買い増しを検討していきたい銘柄のひとつです。

さいごに

貴重な時間をボクの記事を読むことに使って頂いたみなさんにボクからのちょっとしたプレゼント♪

ボクが普段から監視をしている『永久保有銘柄候補25選』のリストを期間限定で無料公開しようと思います。

ボクが銘柄分析で最も活用をしているツールのTradingViewにてリストを作って無料で公開していますので、興味のある方だけ見てみて下さい。

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永久保有銘柄リストはこちら

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あくまでも、僕の個人的見解のもとPICKUPをした銘柄になっておりますので、投資をする際はご自身でもしっかりと銘柄分析をした上で投資を検討するようにお願いいたします。

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