先日、視聴者の方からこんな質問を頂きました。

・高配当かつ株主優待のある銘柄を知りたい。
・業績が好調な銘柄を知りたい。
今回は視聴者さんのこんな悩みを解決できる動画を用意しました。

投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は動画を作成しました。
そして、今回の動画の目次がこちらです。
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1銘柄の抽出条件
今回の銘柄スクリーニング条件を解説。
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210万円以下で買える『高配当×株主優待』3銘柄を紹介
各銘柄の業績、財務、配当、株主優待について確認。
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3個人的見解
今回紹介をする3銘柄の中で、1銘柄だけ買うとしたらどの銘柄を選ぶのか、個人的見解をお話。

動画で見たい方はこちら
銘柄の抽出条件
10万円以下で買える『高配当×株主優待』の好業績銘柄をPICKUPするにあたって、最強の無料銘柄分析ツール『マネックス証券の銘柄スカウター』を活用して今回はスクリーニングをかけました。
マネックス証券の銘柄スカウターが気になる方は概要欄にURLを貼っておきましたので、飛んでみて下さい。
そして、今回のスクリーニング条件がこちらです。
今回のスクリーニング条件
- 配当利回り3%以上
- 投資金額10万円以下
- 株主優待あり
- 営業利益過去10年間で最高を記録
- 当期利益過去10年間で最高を記録
このスクリーニングの結果、2022年7月25日時点で14社がPICKUPされました。
この14社すべてに目を通して、業績や財務、配当金の推移等を総合的に勘案した上で、オススメの銘柄を3銘柄だけ紹介をしていきます。
10万円以下で買える『高配当×株主優待』3銘柄を紹介
先ほどのスクリーニング条件で抽出をした中から、10万円以下で買える『高配当×株主優待』の銘柄を3銘柄紹介していきます。
普段大型株ばかりに投資をしている高配当株投資家にとってはあまり馴染みのない銘柄もあるかと思います。
ですが、動画を見ることで銘柄への理解や興味が深まるような解説を行っていきますので、是非お付き合い下さい。
前提条件としてこちらの動画は
・2022年7月25日時点での情報をもとに作成
・マネックス証券の銘柄スカウターと、Trading Viewを活用して作成
した情報になっておりますので、事前にご理解下さい。
それでは、配当利回りの低い順から順番に紹介をしていきます!
10万円以下で買える『高配当×株主優待』1銘柄目
10万円以下で買える『高配当×株主優待』の1銘柄目は、【4662】フォーカスシステムズになります。
【4662】フォーカスシステムズ
企業概要
フォーカスシステムズは、システムソリューション会社です。最新テクノロジーを駆使したSI、組込システム開発、通信制御システム、セキュリティ関連、ソリューションの提供をしています。公共・民間システムのマイナンバー関連にも携わっています。
業績
次に、業績の確認ということで、『売上高の推移』と『各利益の推移』をチェックしていきましょう。
売上高の推移
One-Pointメモ
売上高は2013年3月期から10年間で2倍以上にまで成長をしました。
各利益の推移
One-Pointメモ
純利益の10年間平均成長率は21.6%とかなり高い成長率となっています。
財務
次に、財務の確認ということで、『利益剰余金/有利子負債/自己資本比率の推移』をチェックしていきましょう。
財務面の推移
One-Pointメモ
財務は年々健全化していっており、非常に良い傾向です。
配当金
次に、配当金の確認ということで、『EPS/BPSの推移』と『配当金の推移』をチェックしていきましょう。
EPS/BPSの推移
One-Pointメモ
EPS、BPSともに着実に伸びてきており、フォーカスシステムズの1株価値は着実に上がってきています。
配当金の推移
One-Pointメモ
フォーカスシステムズの配当方針は、各決算期における経営成績、財政状態、配当性向等を総合的に勘案し、今後の事業展開に備えるための内部留保資金の確保に留意しつつ、安定的な配当の継続を実施していく方針。
株主優待
次に、フォーカスシステムズの『株主優待』をチェックしていきましょう。
One-Pointメモ
フォーカスシステムズの株主優待はプレミアム優待倶楽部の優待ポイントになります。優待権利確定月は3月で、200株以上の保有で1000ポイントの優待ポイントがもらえます。プレミアム優待倶楽部の優待ポイントは使い勝手が非常に良いのでオススメの優待です。
10万円以下で買える『高配当×株主優待』2銘柄目
10万円以下で買える『高配当×株主優待』の2銘柄目は、【9368】キムラユニティーになります。
【9368】キムラユニティー
企業概要
キムラユニティーは、名古屋本社の自動車産業関連のサービス会社です。物流センター運営による物流サービス業が主力で、自動車部品等の包装・梱包・入出庫、ロジスティクスIT、作業請負、物流機器の提供を営む。主要取引先はトヨタ自動車。
業績
次に、業績の確認ということで、『売上高の推移』と『各利益の推移』をチェックしていきましょう。
売上高の推移
One-Pointメモ
売上高は2013年3月期から10年間で約1.5倍にまで成長をしました。
各利益の推移
One-Pointメモ
純利益の10年間平均成長率は4.1%と緩やかに成長をしてきています。
財務
次に、財務の確認ということで、『利益剰余金/有利子負債/自己資本比率の推移』をチェックしていきましょう。
財務面の推移
One-Pointメモ
有利子負債の3倍以上もの利益剰余金があり、財務は年々改善をされていっている。
配当金
次に、配当金の確認ということで、『EPS/BPSの推移』と『配当金の推移』をチェックしていきましょう。
EPS/BPSの推移
One-Pointメモ
EPS、BPSともに着実に伸びてきており、EPSは2013年3月期から3倍以上に成長。
配当金の推移
One-Pointメモ
キムラユニティーは、企業体質強化と今後の積極的な事業展開に備えるため、継続的な安定配当の実施を基本としつつ内部留保の充実に留意し、業績および配当性向等を総合的に勘案して、配当政策を決定する方針。
株主優待
次に、キムラユニティーの『株主優待』をチェックしていきましょう。
One-Pointメモ
キムラユニティーの株主優待は全国共通おこめ券です。優待権利確定月は3月,9月で、200株以上の保有で半期で2kg、年間4kgと魅力的です。
10万円以下で買える『高配当×株主優待』3銘柄目
10万円以下で買える『高配当×株主優待』3銘柄目は、【7593】VTホールディングスになります。
【7593】VTホールディングス
企業概要
VTホールディングスは、名古屋本社の大手自動車ディーラーグループ、旧ホンダベルノ東海。国産新車・中古車・輸入車の販売、輸入車インポーター、海外自動車ディーラー、レンタカーサービス、住宅販売などを営む。M&Aにより事業規模を拡大しており、自動車販売・新車拠点146店舗、中古車拠点20店舗、レンタカー184店舗。
業績
次に、業績の確認ということで、『売上高の推移』と『各利益の推移』をチェックしていきましょう。
売上高の推移
One-Pointメモ
売上高は2013年3月期から10年間で2倍以上にまで成長をしました。
各利益の推移
One-Pointメモ
前期は特別利益の発生で過去最高益を記録しましたが、今期は例年並みの水準に落ち着きそうです。
財務
次に、財務の確認ということで、『利益剰余金/有利子負債/自己資本比率の推移』をチェックしていきましょう。
財務面の推移
One-Pointメモ
自己資本比率は2016年3月期から下がってきているものの、2022年3月期には利益剰余金と有利子負債の金額が同額に近づいてきており改善傾向ではあります。
配当金
次に、配当金の確認ということで、『EPS/BPSの推移』と『配当金の推移』をチェックしていきましょう。
EPS/BPSの推移
One-Pointメモ
EPSは前期、Keeper技研の保有株式の一部譲渡による特別利益が発生し大幅に上昇も、今期は例年並みの水準に戻る見通し。
配当金の推移
One-Pointメモ
今期の配当については、普通配当は年間20円から2円増配の1株22円。プライム市場への移行を記念し、年1円の記念配当を実施し、年間1株23円の予定です。
株主優待
次に、VTホールディングスの『株主優待』をチェックしていきましょう。
One-Pointメモ
VTホールディングスの株主優待は、自社グループ優待券とカタログギフトになります。優待権利確定月は3月で、100株以上の保有で自社グループの各種優待券、1000株以上保有で5000円相当のカタログギフトがもらえます。カタログギフト優待の代表的な銘柄の一つであり、非常に嬉しい優待内容です。
個人的見解
ここまで3銘柄を見てきましたが、この3銘柄の中で僕が今買うとしたらどの銘柄かと言うと、【4662】フォーカスシステムズになります。
業績に関しては、3銘柄ともに好調で伸びている中で、フォーカスシステムズが最も割安で買い時であると僕は見ています。
そこで、【4662】フォーカスシステムズの『週足チャート』と、『PERの推移』、『PBRの推移』、『配当利回りの推移』をチェックしながら買い場について考えていきましょう。
週足チャート
週足チャート
使用ツール:TradingView
One-Pointメモ
2017年中旬頃から株価は800円から1150円のレンジで推移。現在は885円のラインに近づいてきており、ここら辺で反発できるか?注視していきたいところです。
PERの推移
PERの推移
One-Pointメモ
こちらは過去5年間の予想PERの推移です。現在の予想PERは11.6倍で、過去2年間のレンジ下限、過去5年間のレンジ下限とPERで見るとかなり割安な水準まで下がってきています。チャートを見ても、右肩下がりのチャートとなっており、コロナショック時の水準近辺まできています。
PBRの推移
PBRの推移
One-Pointメモ
こちらは過去5年間の実績PBRの推移です。現在の実績PBRは0.95倍で、過去2年間、過去5年間の平均値を少し下回っている状況です。過去5年間のPBR推移を見ると、1倍を割っていることはほとんどなく、現在の水準はコロナショック時よりもPBRは低くなっています。
配当利回りの推移
One-Pointメモ
こちらは過去5年間の配当利回りの推移です。フォーカスシステムズは増配を繰り返しているにも関わらず、株価が低調な為、配当利回りが上がってきています。過去5年の推移を見るに緑色の線の配当利回り3.2%を超える水準はコロナショック時だけで、配当利回りが上がってきている現在は一つの買い場としては面白いかと思います。

今回紹介をした銘柄に興味がある方はご自身でもしっかりと分析をした上で購入を検討していただくようお願いいたします。
最後に
『高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい!』と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
昔と違い、今はネット証券大手のマネックス証券でも1株から手数料無料で買い付けが可能です。

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マネックス証券は買付手数料が無料と言うのは勿論、何よりもアプリやwebサイトがお洒落で直感で操作が可能です。
贅沢をする順番をかえるだけ
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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