
まずはじめに、こちらをご覧ください。
こちらを見た時に皆さんは何を感じますか?『昔は日本強かったけど、今ってめっちゃ弱いじゃん!』とか『やっぱアメリカかー』とか『中国ってやっぱ来てるんだねー』とか色々感じることがあるかと思います。僕も勿論あります。僕が特に感じたのは、『日本の銀行株ってめっちゃ強かったんだね!特にみずほ!』ってことです。
この平成元年時点では世界を牛耳っていたと言っても過言ではない、日本の銀行株の現在と、これからの未来について今回は話をしていこうと思います。
こちらの動画では
・おすすめの銀行株を知りたい
・銀行株を高配当株ポートフォリオに組み込みたい
・銀行株の今後の展望を知りたい
と考えている方のニーズにお応えしていく動画になっております。
今回の動画の簡単な流れ
STEP1▶買うべき銀行株とは
STEP2▶銀行株の未来について
STEP3▶まとめ

買うべき銀行株とは
はじめに結論から。
僕が買いたいと思う銀行株
【8306】三菱UFJフィナンシャルグループ
【8316】三井住友フィナンシャルグループ
この2つになります。
何故、このような結論に至ったのか?
今回は、主要銀行株であるメガバンク3つ(三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFG)とゆうちょ銀行、りそなホールディングスの銀行業時価総額上位5銘柄を様々な角度から比較検討していきたいと思います。
前提条件としてこちらの動画は
・2022年5月18日時点での情報をもとに作成
・マネックス証券の銘柄スカウターと、Trading Viewを活用して作成
した情報になっておりますので、事前にご理解下さい。
各種指標
左から時価総額順に並べています。投資指標を上から見ていくと、割安性を測る指標であるPERはみずほが7.1倍と最も低いです。PBRに関しては全ての銘柄が0.6倍以下とかなり割安な水準で、最も低いゆうちょ銀行は0.35倍です。配当利回りに関しては全ての銘柄が高く、最も高いのは予想、実績ともに三井住友になります。資本を有効に活用できているか測る指標のROE、ROAは三菱UFJが最も高く、効率的な経営が出来ています。
業績
売上高、経常利益、当期利益と業績では三菱UFJが頭一つ抜けています。カッコ内の前期比に関しても、前期比45%超と好調です。三井住友に関しても前期比での成長率は素晴らしい結果となっています。りそなホールディングスに関しては経常利益、当期利益と前期比マイナスとなっています。
利益率
経常利益率、当期利益率と最も高いのはまたもや三菱UFJ、そして三井住友です。売上高に対する経常利益率は25%超と申し分のない水準です。みずほは10%以上も三菱UFJから離されていて、メガバンクの中では最も厳しい状況です。
アナリスト評価
アナリストのレーティングが最も高く、目標株価との乖離が最も大きいのはりそなとなっています。その後に、三菱UFJ、三井住友と続いていきます。
チャート
こちらは2016年7月からの5銘柄の騰落率を比較したチャートになっています。約6年で三菱UFJは驚異のプラス55%。次は三井住友でプラス31%、りそなはプラス29%です。メガバンクの一角、みずほは度重なるシステム障害もあり、プラス1.79%、ゆうちょ銀行はマイナス18%超となっています。こちらのチャート見ると常に三菱UFJ、三井住友、りそなの3行が上位を占めているのが分かります。

銀行株の未来について
それでは続いて、とても壮大なテーマ『銀行株の未来について』僕なりの考えを、先日決算を発表した日本NO1の銀行である三菱UFJFGの決算資料を確認しながら考えていきたいと思います。
▶三菱UFJ2022年3月期の本決算資料はこちら
中期経営計画
まずは、日本NO1の銀行である三菱UFJが現在、どこを目指しているのか?を確認していきます。
戦略の3本の柱である「企業改革」「成長戦略」「構造改革」とは具体的に何をするのか?
それがこちらになります。
この中期経営計画は2021年3月期の本決算時に発表をされた2022年3月期~2024年3月期までの3年目標であり、現在1年目が終わったところです。
中期経営計画1年目の成果
この1年の成果として挙げられていたのがこちらです。
僕が最も注目をしているのが、一番上のデジタルトランスフォーメーションの部分です。
鍵を握るDX化
銀行が今後も生き残っていく為に、個人的に必要だと思っているのがこのDX化です。
クラウドファンディングが人々に受け入れられ「融資」に対する考え方に変化が起き、ネット証券が普及し「窓口での営業」が人々に刺さらなくなりました。
そこに、新型コロナウイルスが流行したことによって、今まで全く進んでいなかったDX化に、大きく舵を取らざるを得なくなりました。個人的には銀行にとってこの流れは良かったと思っていて、この流れが加速することで銀行は再度勢いを取り戻してきてもおかしくないと考えています。
じゃあ、DX(デジタルトランスフォーメーション)って何なのか?という事で三菱UFJが進めているDXを確認していきましょう。

過去の栄光にしがみつくことなく、新たな挑戦をしていっていることが見て取れるので個人的にはとても楽しみです。
2022年3月期の実績
2022年3月期の決算はかなりの好決算であったものの、今期2023年3月期は減益となる見通しでコンセンサスを下回る水準となり、決算後に株価は下げました。ですが、三菱UFJは安定的に1兆円以上を稼ぐことを中期経営計画で掲げており、ここを下回らなければ問題はないと僕は考えています。

ゆうすけ君の独り言
それではまとめとして、僕の独断と偏見にまみれた独り言を少し話そうと思います。
【金利の低下=メガバンクの収益低下】といった見方が株式市場ではされていますが、金利が低下してきた中でも過去最高益を出した三菱UFJ、そして安定的な収益を上げ続けている三井住友FGを見ていると、下げ続けてきた株価はまだまだ割安な水準だと僕は見ています。
海外収益の拡大や、金融業務の多角化を進めることで、低金利下でも高収益を稼ぐビジネスモデルが出来上がってきている三菱UFJと三井住友FGは押し目で買い増しを検討していきたい銘柄です。

次回予告
さいごに
貴重な時間を僕の動画を見ることに使ってしまったあなたに僕からのちょっとしたプレゼント。
僕が普段から監視をしている『永久保有銘柄候補20選』のリストを期間限定で公開しています。
僕が銘柄分析で最も活用しているツールのトレーディングビューにてリストを作って無料で公開していますので、興味のある方だけ見てみて下さい。
\トレーディングビューにて完全無料で公開中/
あくまでも、僕の独断と偏見で作成をしたリストになっておりますので、投資をする際はご自身でもしっかりと銘柄分析をした上で投資を検討するようにお願いいたします。

今後も今まで以上に価値のある動画を作っていけるように頑張っていきますので応援して頂けると嬉しいです。
僕は今後も、稼いで、増やすことに特化し、日々のインプット、アウトプットに本気で向き合っていこうと思います。