先日、視聴者の方からこんな質問を頂きました。


今回は視聴者さんのこんな悩みを解決できる記事を用意しました。

無駄な手数料を支払うことをとことん嫌うFPの僕が、実際に利用している単元未満株の口座をこの記事を通して公開していきます。
今回の記事の簡単な流れ
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1単元未満株のメリット・デメリット
少額で投資をすることのメリットを3つ、デメリットを3つ紹介
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2現役FPが実際に利用している証券口座
投資歴12年で7つの証券会社を利用した上で辿り着いた最適解とは?
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3【実体験】少額投資で人生が変わった話
『そんな少額でやっても意味ないでしょ。』小額で投資をすることをバカにした友人との間についた圧倒的な差

ミニ株/単元未満株のメリット・デメリット
まずはじめに、ミニ株/単元未満株のメリット・デメリットについてです。
通常の株式投資
通常の株式投資では、「1単元=100株」という単位で売買するため、例えば、1株1,000円の株を普通に買おうとすると、1,000円×100株=10万円もの資金が必要になります。
株式投資を始めたいと考えている人にとっての最初のハードルは、『投資資金』です。
ミニ株/単元未満株であれば1株からの投資が可能なので、有名企業の銘柄でもたくさんの資金を用意しなくても投資でき、投資初心者にとっては超おすすめです!
ミニ株/単元未満株のメリット
それでは、単元未満株のメリットからお伝えしていきます。
単元未満株のメリット
・数万円で複数の銘柄に分散して投資できる
・株数に応じた配当金を受け取れる
・仮に株価が下がっても損失額が少ない
数万円で複数の銘柄に分散して投資できる
少額からの購入が可能な分、数万円あれば、複数の銘柄を少しずつ購入する分散投資が可能です。
分散投資のメリットとして、投資している銘柄の1つの株価が下落した場合でも、他の銘柄が上昇しているなら相殺ができ、リスクが分散できます。
また一度に1つの銘柄を購入するのではなく、株価を見つつ購入時間を分ける「時間の分散」をすると、価格変動のリスクの平準化にもつながるでしょう。
株数に応じた配当金を受け取れる
株式投資では、保有している銘柄によっては配当金が分配されます。単元未満株も同様に、保有している株の数に応じて配当金が分配されます。
注意ポイント
株主優待と決議券に関しては1単元(100株)以上の保有がないと、その権利がない場合がほとんどなので、注意が必要です。
仮に株価が下がっても損失額が少ない
仮に1株1,000円の銘柄が10%下がったとしたら、1株900円になります。1単元=100株保有していた場合は1万円の損失ですが、1株しか保有していない場合は100円の損失で済みます。
ですので、投資初心者が株式投資の実践練習をするには最適です。
ミニ株/単元未満株のデメリット
続いては、単元未満株のデメリットについてです。
単元未満株のデメリット
・通常の株式投資よりも手数料が割高になりやすい
・注文約定タイミングの回数が制限されている
・株主優待は基本的にはもらえない
通常の株式投資よりも手数料が割高になりやすい
ミニ株や単元未満株の手数料は、通常の株式投資と比較すると割高になります。
ですが、それを踏まえた上で、取引手数料が最も安い証券会社を選択したり、売買のタイミングを工夫するなどして取引手数料を抑えていきましょう。
注文約定タイミングの回数が制限されている
証券会社の小額投資では、1日の約定スケジュールが証券会社ごとに決まっています。
マネックス証券のワン株の約定スケジュールになります。約定(売買成立)は、一日に一度のみで、当日後場の始値で約定されます。
そのため、「株価が高くなったから売りたい!」や「株価が下がってきたから買いたい!」と思ってもタイムリーに注文はできません。
株主優待は基本的にはもらえない
多くの銘柄は1単元(100株)以上保有している場合、株主優待の対象になります。
ですが、例外として株の保有数に関わらず、保有している全ての株主へ優待がある銘柄もあります。そのため、銘柄を選ぶ際には株主優待の内容をチェックしましょう。
現役FPが実際に利用している証券会社
『無駄なコストを支払うことをとことん嫌う』僕が、単元未満株の購入に利用している証券会社はマネックス証券です。
僕がマネックス証券を選んだ理由は3つあります。
マネックス証券を選んだ理由
・買付手数料が無料で手数料が業界最安水準
・スマホのみで取引が可能
・アプリとwebサイトがシンプルでお洒落
買付手数料が無料で手数料が業界最安水準
マネックス証券は主要ネット証券初、買付手数料を無料に設定しています。
もちろん売却時に手数料はかかりますが、その売却時の手数料も業界最安水準です。
各証券会社の手数料を比較
2022年7月22日時点(当社調べ)
こちらを見て頂いて分かる通り、取引手数料、取扱銘柄数の両面においてマネックス証券に最も優位性があります。
コツコツ1株ずつ積み上げていった結果、将来的にメイン口座として利用していく事も勿論可能で、僕はマネックス証券を選択しました。
スマホのみで取引が可能
外出先で注文をしたい時や、自宅でテレビを見ながら、手元にパソコンがなくても『スマホ一つ』で取引が可能です。
株式投資というと、複数のモニターを並べて、パソコンから目を離さずにといったイメージがありますが、スマホが普及した現代では手軽に取引できます。
アプリとwebサイトがシンプルでお洒落
こちらは、マネックス証券のwebサイトです。
とにかくシンプルで見やすく、直感で操作が出来ます。
投資歴12年で7つの証券会社を利用した結果、最もシンプルでお洒落なサービスを提供しているのがマネックス証券だと僕は思います。
実際に、マネックス証券のアプリは『星4.3』といったユーザーからの評価を獲得しており、金融サービスを提供しているアプリの中ではトップクラスの評価です。
【実体験】少額投資で人生が変わった話
僕が株式投資に興味を持ったのは、大学時代の就職活動時です。
様々な企業を知り、メガバンクから内定をもらい、「金融業界」で戦っていく事を決めた時から株式投資をスタートしました。
とはいえ、大学生だったので最初の資金は10万円でした。
友人からバカにされた小額投資
株式投資を始めた時に友人に言われた言葉は今でも忘れません。
『そんな少額でやっても意味ないでしょ。』
これから資産形成に取り組んでいこうと、やる気に満ち溢れていた僕に友人は言いました。
この時一瞬だけ「こんな少額で株式投資を始めても確かに意味がないよな…。」と思ってしまいました。
ですが、僕はそもそも多くの知識や経験を得た上で「仕事に活かす」ことを目的に株式投資を始めようと考えていたので取り敢えず株式投資をスタートしました。
株式投資を始めて大きく変わった事
株式投資を始めてから、『お金の使い道』や『お金の価値』に対して色んな確度から考えるようになりました。
『10万円でブランド物の財布を買う』のと、『10万円で配当利回り5%の高配当株を買う』のは同じ10万円なのに、後者の方は僕の将来を豊かなものに変えてくれます。
ブランド物の財布は5年後にはボロボロになって、新しいものを買うのに再び10万円かかります。
高配当株は毎年5000円を口座に入金してくれて、10万円が減るのではなく、増えていたりもします。
ブランド品を買うのが良いとか悪いとかではなく、『ちょっと買う順番を変えるだけで人生が全く違う方向に進んでいく』んだという事をこの時知りました。
株式投資を始めて12年が経ちました。
株式投資を始めて12年が経ち、当時は10万円だった僕の資産は2500万円にまで増えました。
これは、小額から株式投資を始めて、コツコツと積上げてきた結果です。
株式投資を始めた当初、
『そんな少額でやっても意味ないでしょ。』と僕は友人に言われました。
ただ、僕は皆さんに言いたい。
『1株だけでも良いから買ってみな。』
その最初の1株が人生を大きく変えることもあるという事を僕は経験しました。