先日、日経新聞にこんな記事が載っていました。

記事の内容を簡単にまとめると…
この記事を読んで、


この動画を最後まで見ることで、


そんな風に、皆さん感じることかと思います😊

ボクの資産形成戦略を詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
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稼いで、増やそう!誰でも出来る『最速で1000万円を作る』資産形成3ステップ
投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は動画を作成しました。

注意事項
本動画は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
総合商社の儲けの仕組みとは
業績が堅調に推移しており、高配当であることで有名な総合商社株。
「年収の高さ」や「グローバル」などのイメージが先行して語られる一方で、ビジネスモデルそのものへの理解には自信がない、という方も多いのではないでしょうか?
そのビジネスフィールドの広範さについて、かつては、
『ラーメンからミサイルまで』扱う。
と揶揄されたこともあります。
ですが、総合商社は基本的に「トレーディング」と「事業投資」の2つのビジネスの組み合わせによって収益をあげるモデルです。
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1高度経済成長期以前
高度経済成長期以前の総合商社は、その収益の多くをトレーディングによってあげていました。
ですが、1990年代にはインターネット技術の発展を背景に「商社外し」が見られるようになり、総合商社のトレーディング収益は縮小傾向をたどるようになりました。
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2「事業投資」という打ち手
バブル崩壊も重なって業績悪化に苦しめられた総合商社各社は、より時勢にマッチしたビジネスモデルへ姿を変えるべく、「事業投資」という打ち手を選び取りました。
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3現在の総合商社のビジネスモデル
こうした紆余曲折をへて確立をされたのが現在の総合商社のビジネスモデル、すなわち「トレーディング×事業投資」という稼ぎ方です。
総合商社の「トレーディング」とは
総合商社の「トレーディング」とは、仲介業者として需要と供給を結びつける事業のことを指します。
例えば、製造した商品Aを売りたい企業(供給サイド)と商品Aを買いたい企業(需要サイド)を顧客とし、その間に立ってこれらの需要と供給をマッチングさせるビジネスのことを指します。
トレーディングの収益構造
このとき、総合商社は大きく2通りの収益をあげています。
トレーディングでの収益
①コミッション:仲介業者としての手数料収入
②マージン:売値と買値の差額
この2通りの収益に加えて、自社の資産やネットワークを活かして「商流を円滑にするための機能」を提供することで収益を上乗せしています。
商流を円滑にするための機能
- 物流機能:船舶など輸送手段の手配、輸出入の手続き
- 金融機能:購入代金の立て替えや融資、保険機能の付与
- 情報機能:販路開拓のための情報提供、マーケティング機能
総合商社のトレーディングビジネスとは、【中間業者として需要と供給をマッチングさせ、物流や金融などの機能を付与し、スムーズな商流を構築する事業】といえます。
総合商社の「事業投資」とは
総合商社の「事業投資」とは、継続的・多面的な経営参画を念頭におきながら、ある企業へ投資を行うことであり、総合商社が新たなビジネスを創造していくための重要なアプローチ方法です。
事業投資において、総合商社はまず目をつけた企業が発行する株式の一部を取得・保有し、その企業の株主になります。
投資先の企業価値を最大化するために
①総合商社の社員を派遣する
②経営ノウハウやネットワークを提供する
③獲得データやシステムを共有する
様々な手段を用いて、その企業のバリューアップを図ります。
事業投資の収益構造
事業投資ビジネスにおいて総合商社は大きく2通りの収益をあげています。
事業投資での収益
①直接的な利益:取込利益や配当金、キャピタルゲイン
②間接的な利益:グループ会社としてのシナジー効果
各企業の「株式を取引することで生じる利益」に加えて、複数の自社グループ会社が「協業することで得られる優位性」が事業投資の狙いです。
特に、異なる事業の掛け合わせから生まれるシナジー効果こそが、総合商社の事業投資の強みです。
おすすめの商社株はこれだ!
それでは、おすすめの商社株を紹介していくにあたって、
おすすめの商社株を紹介
前半では、業績や財務状況、配当金の推移を比較して『最も長期保有したい商社株』をPICKUP!そして後半では、気になる『買い時について個人的な見解』を述べていきます!
今回比較をする5大商社がこちら
- 【8058】三菱商事
- 【8031】三井物産
- 【8001】伊藤忠商事
- 【8002】丸紅
- 【8053】住友商事
5大商社を徹底比較!
それでは、最も長期保有したい商社株を選ぶ上で、比較をする項目がこちらです。
比較をする項目
・5大商社の特徴と関連企業
・チャート推移
・時価総額 / 自己資本比率
・売上高 / 純利益率
・純利益 / 資源割合
・ROE / ROA
・予想配当利回り / 配当性向
・割安性(PER/PBR)
これらを踏まえて、最終的に最も長期保有したい商社株を1銘柄PICKUPしたいと思います!
5大商社の特徴と関連企業
三菱商事
One-Pointメモ
関連企業には、伊藤ハムや、ローソン、日本ケンタッキー・フライド・チキンに加えて、23期連続増配中の三菱HCキャピタルの株も18%保有しています。
三井物産

One-Pointメモ
関連企業には、三井食品、企業のコンタクトセンター事業を営む【4708】りらいあコミュニケーションズ、ヘルスケア機器メーカーのPHCホールディングス、東洋エンジニアリングといった名だたる企業へ投資しています。
伊藤忠商事
One-Pointメモ
関連企業には、伊藤忠食品、フルーツジュースで有名なドール・インターナショナル、プリマハム、ファミリーマート、ヤナセ、そして18期連続増配中の東京センチュリーの株は30%保有しています。
丸紅
One-Pointメモ
関連企業には、食肉事業を営むウェルファムフーズ、米国で農業の総合ソリューションプロバイダーとして有名なヘレナ、日清オイリオグループ、丸紅新電力などの株を保有しています。
住友商事
One-Pointメモ
関連企業には、欧州の青果卸大手ファイフス(バナナの販売シェアは欧州No.1)、食品スーパーで有名なサミット、ケーブルテレビのJCOM、IT企業のSCSK、北米でエネルギー産業向け鋼管事業を営むエジェングループなどに投資しています。
チャート推移(10年チャート)

1位:伊藤忠商事
One-Pointメモ
2013年1月頃からの10年チャートになりますが、最も株価を伸ばしたのは伊藤忠商事で+372.66%、2位は三井物産で+210.44%、3位は三菱商事で+177.91%です。過去10年間では、5大商社の中で伊藤忠商事が圧倒的に株価を伸ばしています。
時価総額 / 自己資本比率

1位:伊藤忠商事
One-Pointメモ
時価総額が最も大きいのは伊藤忠商事ですが、2位の三菱商事とはほとんど差がないです。3位の三井物産も時価総額6兆円超えと、5大商社と言いつつも、3強の時代と見ることもできます。
売上高 / 純利益率

1位:三菱商事
One-Pointメモ
売上高が最も大きいのは、三菱商事で17.2兆円。2位の伊藤忠商事が12.2兆円、3位の三井物産が11.7兆円と三菱商事が頭一つ抜けています。ただ、純利益率に関しては、三菱商事の5.4%に対して、三井物産が7.8%、伊藤忠商事が6.7%と三菱商事を上回っています。
純利益 / 資源割合

1位:三菱商事
One-Pointメモ
純利益が最も大きいのは、三菱商事で、2位の三井物産とは僅差です。3位には前々期1位だった伊藤忠商事と続きます。前期は資源価格の高騰を追い風に各社ともに軒並み最高益を記録。ただ、近年は資源価格に左右されない体制構築が課題として挙げられており、伊藤忠商事が最も純利益に占める資源割合が少ないです。三井物産は5大商社の中で資源割合が最も大きく、資源価格の影響を大きく受けるので注意が必要。
ROE / ROA

1位:伊藤忠商事
One-Pointメモ
ROE、ROAともに最も高いのは伊藤忠商事。ROEは2位に丸紅が続き、ROAは三井物産が2位です。投資家にとって『投下した資本に対して、どれだけの利益を稼いだか』を示す指標のROEは非常に重要視されており、伊藤忠商事が最も効率よく利益を稼いでいることが分かります。
予想配当利回り / 配当性向

1位:住友商事
One-Pointメモ
配当利回りが最も高いのは住友商事で5.00%、2位には丸紅で4.73%です。3位以下は3社ともに同水準。配当性向に関しては、5大商社全てが30%以下と全く危なげのない配当水準。
割安性(PER/PBR)

最も割安:住友商事
One-Pointメモ
予想PER、実績PBRともに、最も割安な水準なのは住友商事です。次に予想PERが低いのは、丸紅。実績PBRが次に低いのは三菱商事です。反対に、最も割高な水準なのは予想PER、実績PBRともに伊藤忠商事となっています。
結果発表
あくまでも、個人的見解にはなりますが、僕が最も長期的に保有したい銘柄は【8001】伊藤忠商事になります。

選定理由
商社株を長期で保有する上で重要なのは、『資源価格に左右されづらい』という点がひとつ挙げられます。その点、伊藤忠商事は純利益に占める資源割合は27.0%と5大商社の中では最も低い。また、ROEやROA、各種利益率といった経営効率を示す指標は5大商社の中ではトップクラスと収益性も抜群です!
ただ、懸念点を挙げるとすると、
懸念点
5大商社の中では、最も割高感があり、なかなか株価を下げづらい。
買い時について
そこで、皆さんが気になるのは、

といった点かと思いますので、各種指標を見ながら解説をしていきます。
過去5年間の予想PERの推移

One-Pointメモ
現在の予想PERは7.9倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると中央よりもやや割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は13.5倍、平均値7.9倍、最小値5.4倍となっており、現在はちょうど平均的な水準に位置。
過去5年間の実績PBRの推移

One-Pointメモ
現在の実績PBRは1.29倍で過去2年間レンジではやや割安な水準、過去5年間レンジで見ると中央に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は1.76倍、平均値1.26倍、最小値0.94倍となっており、現在はちょうど平均的な水準に位置。
過去5年間の予想配当利回り推移

One-Pointメモ
現在の予想配当利回りは3.27%で、2018年の年末に最大値の4.72%を記録するも、そこから株価上昇に伴い、利回りも大きく下げています。現在は平均値をやや下回った水準での推移。
目標株価 / アナリストの評価

One-Pointメモ
アナリストは伊藤忠商事に対して『強い買い』の評価をしており、目標株価の平均値は『現在の株価から+15.61%の4928円』となっています。
テクニカル指標(日足/週足)

One-Pointメモ
日足のテクニカル指標では、オシレーターは現在『売り』、移動平均線は現在『強い買い』で、総合的には『買い』となっています。もう少し長い軸で見る週足のテクニカル指標では、オシレーターは現在『売り』、移動平均線は現在『強い買い』で、総合的には『買い』となっています。
個人的見解
伊藤忠商事についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。
個人的見解
各種指標は割安とはいえない水準で、配当利回りは過去5年間でのピーク時よりも1.5%程低い。個人的には、配当利回り4%前後まで上がるのを待ってから買い向かいたいと考えています。

最後に
『高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい!』と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
昔と違い、今はネット証券大手のマネックス証券でも1株から手数料無料で買い付けが可能です。

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贅沢をする順番をかえるだけ
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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