この記事はこんな方におすすめ!
- 2023年に狙っている長期保有できる高配当株を教えてほしい!
- 数ある選択肢の中から永久に保有したい高配当株を知りたい!
- 高配当株初心者が最初に注目すべきおすすめの銘柄は?

今回は、2023年に狙いたい永久に保有したい高配当株を厳選3銘柄PICKUPし、業績や優待内容、配当金の推移等、注目すべきポイントをまとめました!
この記事を読むことで、みなさんの高配当株ポートフォリオ作成の参考になるかと思います。
この記事の内容は…
記事前半では永久に保有したい銘柄の3つの特徴について、後半では2023年に狙いたい永久保有したい高配当株を厳選3銘柄紹介するので、ぜひ高配当株ポートフォリオ作成の参考にしてください!また、記事の最後には僕の永久保有銘柄リストを公開しますので、是非最後までお付き合いください。
※すぐに『2023年に狙いたい永久保有したい高配当株を知りたい!』という方は、【まとめ:最も注目をしている銘柄はこれ!】からご覧ください!
動画で見たい方はこちら
永久に保有したい銘柄の3つの特徴
永久に保有したい銘柄=生きている間に売却の予定がない銘柄
つまり、「生きている間に経営破綻することはないだろう」「将来的にも稼ぎ続けていけるだろう」と考えられる銘柄が前提となります。
そのうえで、永久に保有したい銘柄の特徴が下記の3つになります。
永久に保有したい銘柄の3つの特徴
- 市場での優位性があること
- 財務が健全であること
- 利益率が高いこと
①市場での優位性があること
企業がサービスを提供するにあたり、ほとんどの企業には競合(ライバル)が存在します。
そのライバルと戦って勝てるだけの戦闘力があるのか?限られたシェアを取ることが出来るのか?といった点が非常に重要です。
その為には…
・日本でのシェアは何位か?
・ライバルと比べた際の強み/特徴はどこか?
・環境の変化に柔軟に対応することはできるのか?
これらの項目をしっかりと確認する必要があります。
また、日本は「少子高齢化」で、どんどん人口が減り、マーケットは縮小していきます。
ですので、世界で戦える企業か?といった点も非常に重要なポイントです。
②財務が健全であること
借金をたくさんしていて、お金に困っている企業と長い間付き合っていこうとはなかなか思えないですよね?
ですので、借入の割合が適正の範囲内であることはとても重要な基準になってきます。
僕が財務の健全性を見る際の指標にネットD/Eレシオというものがあります。
ネットD/Eレシオ=(有利子負債-現金同等物)÷自己資本×100
⇒持っている現金では返しきれない借金が、自己資本の内どのくらいの割合あるかを測る指標
ネットD/Eレシオは低ければ低いほど財務は健全で、業種にもよりますがボクは50%以下を一つの目安としています。
③利益率が高いこと
売っても売っても、利益が全然出ない企業が長い間存続していくのはとても厳しいです。
今の経済環境のように、物価高になったり、とてつもない円安になったりと、長い間生きていたら色んな出来事がおこります。
これらの問題をしっかりと乗り越えて、長い間存続していくためには高い利益率がないと対応していくのは難しいです。
僕が基準としている一つの数値は経常利益率が10%以上であることです。
これよりも低い企業となってくると、なんらかしらの強みや特徴がない限り長期で保有しようとはなかなか思えないです。
特に過去10年間で経常利益率が一度でもマイナスの銘柄は要注意
永久に保有したい高配当株を3銘柄PICKUP
それでは、今回のメインテーマである2023年に狙いたい永久保有したい高配当株を3銘柄紹介していきます。
今回紹介する3銘柄がこちら
- 総合商社トップクラスの収益力を誇る非財閥系の雄
- 携帯電話契約数で国内No.1のディフェンシブ銘柄
- 日本No.1の世界的トップメーカー
3銘柄ともに日本を代表する企業で、高配当株投資家にとっては王道の銘柄です。

ただ、人気の銘柄だけに、なかなか株価も下がらず、配当利回りも低めですが、株価暴落時には積極的に狙いたいと考えている3銘柄です。
投資経験者の方にとってはお馴染みの銘柄かと思いますが、この機会に再度銘柄の分析を一緒にしていければと思います。
前提条件として…
こちらの記事は『マネックス証券の銘柄スカウター』とチャート分析ツールの『TradingView』を活用して、【2023年1月4日時点】での情報をもとに作成をした記事になっておりますので、事前にご理解ください。
それでは、上から順番に解説をしていきます。
【1銘柄目】総合商社トップクラスの収益力を誇る非財閥系の雄
2023年に狙いたい永久保有したい高配当株、1銘柄目は、【8001】伊藤忠商事になります。
企業概要
伊藤忠商事のことをよく知らない…という方のために、『伊藤忠商事がどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。
【8001】伊藤忠商事の公式HP
企業概要
伊藤忠商事は1858年に伊藤忠兵衛が創業。丸紅と同根で非財閥系総合商社の雄。他商社に比べて非資源事業の規模が大きく、繊維に特に力を入れている会社で多数有名ブランドを保有。食料も伊藤忠食品や日本アクセス、コンビニ大手のファミリーマートを傘下に持つ。2013年には青果物の世界的大手ドールの一部事業を買収。いち早く中国事業を強化したため、同国事業でも他商社に先んじている。15年には中国の国有コングロマリットCITICに出資。当社事業とCITICのシナジーが出るような事業具体化が課題。
伊藤忠商事の業績や配当金の推移、割安性について詳しく知りたいという方は下記をご覧ください。
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【今後の見通し】伊藤忠商事(8001)の買い時について|配当金や株主優待は?業績や株価から徹底分析!
個人的見解
伊藤忠商事についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。
個人的見解
- 業績は堅調に推移しており、前期は過去最高益を記録。
- キャッシュフローは営業CF、フリーCFともに毎年プラスで推移しており良好。
- 財務状況は自己資本比率も緩やかな右肩上がりで改善傾向。
- 生産性は1人当たり純利益は前期大幅増。
⇒ROEは右肩上がりで前期20%超と素晴らしい水準。 - 株主還元は7期連続で増配中で、配当性向も30%以下で推移と良好。
⇒自己株式取得に関しても積極的に実施中。 - 割安性は過去5年間で見ると、現在の水準は平均的な水準か。
これらを踏まえて、ボクの個人的見解は伊藤忠商事はとても魅力的な高配当株の一つではあるものの、現在の株価水準は過去5年間の中では割安とは言えない水準という見解です。
総合商社は資源価格の影響を大きく受ける業種なので、景気動向を注視する必要もあります。

注意事項
あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
【2銘柄目】携帯電話契約数で国内No.1のディフェンシブ銘柄
2023年に狙いたい永久保有したい高配当株、2銘柄目は、【9432】日本電信電話になります。
企業概要
日本電信電話のことをよく知らない…という方のために、『日本電信電話がどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。
【9432】日本電信電話の公式HP
企業概要
日本電信電話の前身は日本電信電話公社。1985年の民営化で発足。1999年にNTTグループの純粋持ち株会社へ移行し現体制に。傘下に移動通信のNTTドコモ、固定通信のNTT東西、システム開発のNTTデータ、長距離・国際通信のNTTコミュニケーションズなどを保有。固定電話が減少する中、営業益の6割を稼ぐドコモが牽引。光回線は2015年開始の卸売りが奏功し拡大続く。ただ国内の成長には限界があり、IT軸に海外を成長のカギに据える。クラウド関連など海外企業買収に積極的。19年にはグローバル事業の中間持ち株会社を設立した。
日本電信電話の業績や配当金の推移、割安性について詳しく知りたいという方は下記をご覧ください。
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日本電信電話の株は長期保有向き?今後の買い時、売り時はいつか
個人的見解
日本電信電話についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。
個人的見解
- 業績は堅調に推移しており、前期は過去最高を記録。今期も更新する予想。
⇒携帯電話契約数は国内シェアNo.1。 - キャッシュフローは営業CF、フリーCFともに毎年プラスで推移しており良好。
⇒営業CFMは25%前後で推移と素晴らしい水準。 - 財務状況は有利子負債増加で、自己資本比率も悪化傾向。
- 生産性は1人当たり純利益は中央値を上回った水準。
⇒ROEは右肩上がりで伸長。 - 株主還元は11期連続で増配中で、配当性向も40%以下で推移と良好。
⇒自己株式取得に関しても積極的に実施中。 - 割安性は過去5年間で見ると、とても割安とは言えない水準。
これらを踏まえて、ボクの個人的見解は日本電信電話はとても魅力的な高配当株の一つではあるものの、現在の株価水準は過去5年間の中ではとても割安とは言えない水準という見解です。
株価は2020年の末から70%ほど上昇をしており、一度調整を挟んでもおかしくない水準かと思います。

注意事項
あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
【3銘柄目】日本No.1の世界的トップメーカー
2023年に狙いたい永久保有したい高配当株、3銘柄目は、【7203】トヨタ自動車になります。
企業概要
トヨタ自動車のことをよく知らない…という方のために、『トヨタ自動車がどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。
【7203】トヨタ自動車の公式HP
企業概要
トヨタ自動車は世界販売台数1000万台超の世界首位級の自動車メーカー。利益額は日本企業で断トツ、財務も強固。「トヨタ」「レクサス」の2大ブランドで展開。子会社にダイハツや日野。SUBARUに出資、マツダとも提携。2019年8月にはスズキと資本提携に合意。国内シェアは登録車で5割強、軽含むと4割強。生産は国内が東海、九州、東北、海外は世界各国。デンソーなどグループ部品メーカーも有力。ハイブリッド車、燃料電池車など技術開発力も高い。金融や住宅も展開。
トヨタ自動車の業績や配当金の推移、割安性について詳しく知りたいという方は下記をご覧ください。
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【今後の見通し】トヨタ自動車(7203)の買い時について|配当金や株主優待は?業績や株価から徹底分析!
個人的見解
トヨタ自動車についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。
個人的見解
- 業績は堅調に推移しており、前期は売上高、純利益ともに過去最高を記録。
- キャッシュフローは営業CF、フリーCFともに軒並みプラスで推移しており良好。
- 財務状況は自己資本比率が緩やかに伸長しており、堅調に推移。
- 生産性は1人当たり純利益は中央値を大きく上回った水準。
- 株主還元は過去10年間で一度も減配はなし。配当性向も30%以下で推移と良好。
⇒自己株式取得に関しても積極的に実施中。 - 割安性は過去5年間で見ると、平均的な水準。
これらを踏まえて、ボクの個人的見解はトヨタ自動車はとても魅力的な高配当株の一つで、現在の株価水準は過去5年間の中では平均的な水準という見解です。
株価は現在25MAもブレイクし、下落トレンド。

注意事項
あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
まとめ:最も注目をしている銘柄はこれ!
今回は、2023年に狙いたい永久保有したい高配当株を3銘柄PICKUPしてみました。
今回紹介をした3銘柄がこちら
- 総合商社トップクラスの収益力を誇る非財閥系の雄
⇒【8001】伊藤忠商事 - 携帯電話契約数で国内No.1のディフェンシブ銘柄
⇒【9432】日本電信電話 - 日本No.1の世界的トップメーカー
⇒【7203】トヨタ自動車
みなさん、興味のある銘柄はありましたでしょうか?

というか、実際に先ほど注文を出したところです…。笑
新年早々、日本株式市場は非常に厳しい展開となっていますが、高配当株投資家にとっては株価下落時は絶好の買い場です。
ただ、株価の底は誰にも分からないので、必ず資金管理を徹底した上で購入をしていきましょう!
さいごに
貴重な時間をボクの記事を読むことに使って頂いたみなさんにボクからのちょっとしたプレゼント♪
ボクが普段から監視をしている『永久保有銘柄候補25選』のリストを期間限定で無料公開しようと思います。

ボクが銘柄分析で最も活用をしているツールのTradingViewにてリストを作って無料で公開していますので、興味のある方だけ見てみて下さい。
あくまでも、僕の個人的見解のもとPICKUPをした銘柄になっておりますので、投資をする際はご自身でもしっかりと銘柄分析をした上で投資を検討するようにお願いいたします。