トランプ関連銘柄の「日本株」を厳選3銘柄紹介！
みなさんご存知の通り、米国大統領選が本格化してきており、7月13日には「ドナルド・トランプ前大統領の暗殺未遂」といった衝撃的な事件が起きました。
そんな中、株式市場では以前から「もしトラ銘柄」が少し話題になっていましたが、トランプ氏再選への見方が強まってきたことによって「確トラ」を想定したトレードが徐々に進んできています。
そこで今回は、日本国内の銘柄の中で、トランプ氏再選によって追い風を受ける可能性のある3つのテーマとその関連銘柄を一挙に紹介していきたいと思います。
YUSUKE加えて、今回紹介をする3銘柄はすべて利回り3%以上の「優良な」高配当株ですので、株価の下落局面で仕込みたい銘柄ばかりとなっています！
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1銘柄目：大和ハウス工業（1925）
アメリカ・ファーストを掲げるトランプ氏が再選した際の代表的な投資テーマとしては、防衛関連が真っ先に挙げられるかと思いますが、防衛関連の代表的な銘柄でもある「三菱重工」などは既に株価を大きく上げており、利回りが高い銘柄もほとんどないのが実情です…。
YUSUKEそんな中、ボクが注目をしている投資テーマは住宅関連です！
米大統領選の公約に相当する共和党の政策綱領には、住宅ローン金利の引き下げや税制優遇措置を通じた住宅の購入促進が盛り込まれています。加えて、国有地を解放し、建設用地を確保する方針も掲げられています。
そこで注目をしているのが、
- 大和ハウス工業（1925）
- 積水ハウス（1928）
- 住友林業（1911）
の3社です。値上がり益を狙うのであれば、米国売上高の比率が高い住友林業ですが、配当も意識した投資先となると、大和ハウス工業にボクは注目をしています。
企業概要大和ハウス工業は、国内最大手の住宅総合メーカーです。時価総額は約2.7兆円の大型株。住宅建築を中核に、物流施設・商業施設・医療介護施設等の建設・運営、開発を営んでいます。2020年米住宅会社のスタンレー・マーチン社を約200億円で買収するなどM&Aにも積極的です。
最近の株価推移
こちらは大和ハウス工業の週足5年チャートです。
配当に関する情報（2024年7月25日時点）
- 株価：4181円
- 配当金：1株145円（25年3月期）
- 予想配当利回り：3.46%
大和ハウス工業の株価は、20年3月頃にはコロナショックの影響もあり一時2230円まで下落するも、その後、株価は上昇し、2024年1月頃には上場来高値の4718円を記録しています。
ですが、今期2024年度の決算予想が嫌気され、株価は決算以降に急落をしています。
現時点でのPERは9.07倍で、上昇してきてはいるものの、業種平均の11.01倍を下回っています。また、PBRは1.09倍で、業種平均の1.30倍を下回っており、PER・PBRの両面から割安と言える株価水準かと思います。
ちなみに、割安度合いを測る際に用いるこちらの「PER、PBRの推移」に関しては、moomoo証券のアプリを使ってスマホで確認をすることができます。
2銘柄目：三菱商事（8058）
YUSUKEつぎに、ボクが注目をしている投資テーマは化石燃料関連です！
トランプ氏はバイデン政権下で厳格化された化石燃料の掘削許可プロセスの緩和を訴えており、石油・石炭業界に追い風になるとみられています。米国は2016年に発効した温室効果ガス削減に関する国際的な枠組みであるパリ協定について、当時の大統領だったトランプ氏が17年に離脱表明した（正式離脱は2020年11月）後、バイデン大統領が就任早々の21年2月に正式復帰したという過去があります。
トランプ氏による脱・脱炭素政策が推進された場合、脱炭素の流れにブレーキがかかり、石炭の需要が増えることが想定されます。ですので、海外に炭鉱を保有している企業にとっては追い風になる可能性があります。
そこで注目をしているのが、
- 三菱商事（8058）
- 住石ホールディングス（1514）
の2社です。住石ホールディングスは半年前に一相場作っており、その後に大きく下落。下げ止まり感を見せてはいますが、上値は重く、個人的には少し買いづらいと感じてしまう銘柄です。
そこで、ボクが狙っているのは、投資会社を通じて豪州に炭鉱を保有し、金属資源セグメントの利益割合が最も大きい三菱商事です。
企業概要三菱商事は、総資産・売上高1位の大手総合商社です。時価総額は約12.8兆円の大型株。天然ガス、総合素材、石油・化学、金属資源、産業インフラなど10事業をグローバルに展開。石油・LNG・石炭・鉄鋼・銅・アルミなど資源権益を多数保有しているといった特徴があります。
最近の株価推移
こちらは三菱商事の週足5年チャートです。
配当に関する情報（2024年7月25日時点）
- 株価：3775円
- 配当金：1株100円（25年3月期）
- 予想配当利回り：3.22%
三菱商事の株価は、コロナ禍の20年4月頃には一時700円を割るも、そこから株価は綺麗な右肩上がり。投資の神様ウォーレンバフェットが購入をしたということもあり、24年5月頃には上場来高値の3775円まで株価を伸ばしました。
現在は一時調整中も、3000円をサポートラインとし、再度高値の更新を狙っていけるのか注目をしたいところです。
3銘柄目：SBIホールディングス（8473）
YUSUKEつぎに、ボクが注目をしている投資テーマは暗号資産関連です！
バイデン政権下の米証券取引員会は暗号資産（仮想通貨）に対して締め付けを行うことが多かったです。これに対して、トランプ氏は資金集めのイベントで、「暗号通貨大統領になる」と発言するなど、暗号資産に対してポジティブな見解を示しています。
また、副大統領候補に指名されたバンス上院議員は「親暗号資産派」として知られています。2月には米証券取引委員会委員長に対して、暗号資産事業者への訴訟に関する懸念を表明したほか、自身も多額のビットコインを保有しているとされています。
米政権が暗号資産の拡大を推進ないし肯定するスタンスに変化すれば、ビットコインをはじめとする暗号資産の価格が上昇し、関連銘柄が恩恵を受けることが想定される。
そこで注目をしているのが、
- SBIホールディングス（8473）
- マネックスグループ（8698）
- GMOフィナンシャルHD（7177）
の3社です。関連銘柄として暗号資産セグメントの割合が大きいのは「コインチェック」を傘下に持つマネックスグループですが、個人的には「SBI VC トレード」を運営しているSBIホールディングスに注目をしています。
企業概要SBIホールディングスは、ネット証券最大手の総合金融サービスグループです。時価総額は約1.1兆円の大型株。オンライン証券・銀行・保険の金融サービスをコアビジネスに資産運用・投資・暗号資産へと金融テクノロジーの融合をベースに金融商品サービスを提供しています。地銀への出資による地方創生支援、ブロックチェーン・分散型台帳技術（DLT）を用いたデジタルアセット関連など幅広く事業を推進。
最近の株価推移
こちらはSBIホールディングスの週足5年チャートです。
配当に関する情報（2024年7月25日時点）
- 株価：3786円
- 配当金：1株160円（24年3月期）
- 予想配当利回り：4.22%
SBIホールディングスの株価は、コロナショック時の2020年3月頃に安値1275円をつけるも、その後株価は上昇。一時レンジでの推移が続いた後、今年に入って株価は再度急騰しています。
現時点でのPERは13.28倍で、株価は上昇してきているものの、ほぼ業種平均。PBRは0.91倍で、1倍を割っており、PER・PBRの両面から見ても割高とは言えない株価水準かと思います。
まとめ
YUSUKEはい、いかがでしたでしょうか？
今回は、トランプ関連銘柄の「日本株」を厳選3銘柄紹介というテーマで解説をしてきました。
- 大和ハウス工業（1925）
- 三菱商事（8058）
- SBIホールディングス（8473）
YUSUKEみなさん、興味のある銘柄はありましたでしょうか？
今回紹介をした3銘柄は、トランプ関連銘柄の中でも「優良」かつ「高配当」な3銘柄となっております。
最近の株価急落で、含み益が大きく減ってしまったという方や、含み損を抱えてしまった…。という方も多いかと思います。ですが、高配当株投資は減配をする可能性の低い会社の株を「なるべく安いタイミング」で買う投資手法です。目先の株価に一喜一憂することなく、優良な高配当株をコツコツと積み上げていきましょう。
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