日立建機の株価は今後どうなるのか？業績や配当推移から徹底分析

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

日立建機の、

1. 業績は成長しているのか？
2. 配当や株主優待は充実しているのか？
3. 現在の株価は割安なのか？

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

日立建機ってどんな企業？

日立建機は何で稼いでいるのか？

それでは、日立建機が『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

日立建機の業績推移

それでは、日立建機の『業績は成長しているのか？』を把握するために、

1. 売上高の推移
2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

• 売上高に関しては、3期連続で増収中で、前期の24年3月期は過去最高を大きく更新。
• 営業利益に関しては、コロナ禍で大きく落ち込むも、2期連続で過去最高益を更新と好調に推移しています。

最新の決算短信

• 今期24年3月期3Q終了時点で、売上高は前期比+11.1%、営業利益+23.0%、経常利益+39.5%、純利益+38.0%、進捗率は純利益で106.0%となっています。
• 配当に関しては、前期の1株150円から今期は1株175円に増配、増配率は16.6%です。

利益率の推移

• 営業利益率に関しては、コロナ禍で大きく落ち込むも、円安の影響もあり22年3月期から利益率は大きく改善。
• 当期利益率に関しても、22年3月期以降は6%前後で推移しており、24年3月期は6.6%と比較的高水準となっています。

ここで、同業種のライバル企業「小松製作所」の利益率と比較してみましょう。

日立建機の株主還元姿勢

つづいて、日立建機の『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、

1. 配当金の推移
2. 自社株買いの推移
3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

• 配当金に関しては、業績に連動して増減してはいるものの、前期24年3月期は大幅増配。
• 配当性向に関しては、30%～40％前後と安定して推移しており、前期24年3月期は34.2%と余力は十分にあります。

実績配当利回りの推移

実績配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

• 最大値：5.26%
• 平均値：2.55%
• 最小値：0.53%

自社株買いの推移

• 自社株買いに関しては、過去10年間で一度もなし。
• 総還元性向は、30%～40％と安定して推移しており、10年平均で40.9%と余力は十分にあります。

総還元利回り

• 総還元利回りに関しては、業績に連動して増減してはいるものの、この3年間は3％超で推移。
• また、過去10年間での総還元利回りの平均値は2.44%と、高配当株としては物足りない利回り水準かと思います。

株主優待

日立建機には株主優待はありません。

日立建機の株に対するQ＆A

それでは、日立建機の株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

日立建機は将来性のある企業ですか？

結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

日立建機の株は「今」買い時ですか？

それでは、日立建機の株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

2023年に入り、株価は大きく上昇。2023年9月頃には上場来高値近辺の4927円まで株価を伸ばして、その後は上下するも、高値圏での推移が続いています。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

日立建機の株はどうやって買うんですか？