椿本チエインの今後の買い時は？業績や株主優待について解説

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

椿本チエインの、

1. 業績は成長しているのか？
2. 配当や株主優待は充実しているのか？
3. 現在の株価は割安なのか？

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

椿本チエインってどんな企業？

椿本チエインは何で稼いでいるのか？

それでは、椿本チエインが『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

椿本チエインの業績推移

それでは、椿本チエインの『業績は成長しているのか？』を把握するために、

1. 売上高の推移
2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

• 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、22年3月期からは3期連続で増収。
• 営業利益に関しても、この3年間は好調に推移しており、今期は過去最高益を更新する予想となっています。

最新の決算短信

• 今期24年3月期4Q終了時点で、売上高は前期比+6.1%、営業利益+12.0%、経常利益+11.9%、純利益+35.0%、進捗率は純利益で111.1%となっています。
• 配当に関しては、前期の1株160円から今期は1株240円に増配、増配率は50.0%です。

利益率の推移

• 営業利益率に関しては、下落傾向で推移してきてはいるものの、ここ数年は8%前後で推移。
• 当期利益率に関しては、21年3月期に4.5%をつけてからは上昇をしてきており、前期の24年3月期は7.0%まで回復してきています。

ここで、同業種のライバル企業「ダイフク」の利益率と比較してみましょう。

椿本チエインの株主還元姿勢

つづいて、椿本チエインの『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、

1. 配当金の推移
2. 自社株買いの推移
3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

• 配当金に関しては、右肩上がりで増えてきており、2022年3月期からは3期連続増配中。
• 配当性向に関しては、常に30%前後で推移してきており、前期の24年3月期は31.0%と余力は十分にあります。

実績配当利回りの推移

実績配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

• 最大値：5.70%
• 平均値：3.48%
• 最小値：1.99%

自社株買いの推移

• 自社株買いに関しては、過去10年間中3期で実施。
• 総還元性向は、大規模な自社株買いを実施した24年3月期には大きく上昇したものの、10年平均では42.7%と余力は十分にあります。

総還元利回り

• 総還元利回りに関しては、自社株買いを実施したタイミングで大きく上昇しており、前期は8.25%と高還元。
• また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.28%と、魅力的な利回り水準かと思います。

株主優待

椿本チエインが株主優待を廃止しない理由とは？

オリックスやJTを筆頭に、近年の株主優待廃止の理由を確認すると、「公平な利益還元のため」が占める割合が増加傾向にあります。

株主優待は、

• 大口の投資家にとってメリットが薄い
• 機関投資家や外国人投資家にとってメリットが薄い

などといった課題を抱えているとの指摘もあり、株主の平等性の観点から廃止する企業が増えてきています。

その点、椿本チエインの提供している株主優待は、自社サービスを利用してもらう機会を提供する株主優待とは言えないものの、優待内容（金額）が大きすぎない内容ですので、株主優待を廃止する可能性は低いのかなと、ボクは考えています。

椿本チエインの株に対するQ＆A

それでは、椿本チエインの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

椿本チエインは将来性のある企業ですか？

結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

椿本チエインの株は「今」買い時ですか？

それでは、椿本チエインの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

2024年に入り、株価4000円をブレイクしてからは大きく上昇。2024年7月頃には上場来高値に迫る6500円まで株価を上げてきています。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

椿本チエインの株はどうやって買うんですか？