三井住友トラストHDの今後の買い時について知りたい。
三井住友トラストHDの将来性ってどうなの?
皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
三井住友トラストHDの、
- 業績は成長しているのか?
- 配当や株主優待は充実しているのか?
- 現在の株価は割安なのか?
といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。
- 三井住友トラストHDはどんな会社なのか?
- 三井住友トラストHDの将来性について
- 三井住友トラストHDは「今」買い時なのか?
- 三井住友トラストHD株のお得な買い方とは?
この記事は、元メガバンク出身の高配当株マニアが執筆しました。
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三井住友トラストHDってどんな企業?
三井住友トラストHDは、三井住友信託銀行を中核とする国内最大かつ唯一の専業信託銀行グループです。時価総額は約2.6兆円の大型株。資産運用残高や信託財産残高は国内金融機関首位で、企業年金受託、証券代行、不動産仲介などにも強み。
三井住友トラストHDは何で稼いでいるのか?
それでは、三井住友トラストHDが『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。
三井住友トラストHDは個人・法人・投資家・不動産・マーケット・運用ビジネスの6事業で展開しており、実質業務純益の半分を占めているのが法人セグメントです。
法人セグメントでは、証券代行関連の手数料収入や、法人与信関連手数料をはじめとした資金利益を積み上げ、前期比プラス221億円となりました。
こちらにも書いてある通り、三井住友トラストHDは株式関係損益として「政策保有株式の削減を加速」し、売却益1085億円を計上しています。
三井住友トラストHDの業績推移
それでは、三井住友トラストHDの『業績は成長しているのか?』を把握するために、
- 売上高の推移
- 利益率の推移
上記の2項目について確認をしていきましょう。
売上高の推移
- 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、右肩上がりで伸びてきており、前期24年3月期は過去最高を大きく更新。
- 経常利益に関しては、前期ベア投信の持ち値改善を進め売却損マイナス2981億円を計上した影響で大幅減益となっています。
最新の決算短信
- 前期24年3月期4Q終了時点で、売上高は前期比+36.1%、経常利益-64.6%、純利益-58.5%、進捗率は純利益で93.2%となっています。
- 配当に関しては、前期の1株110円から今期は1株145円に増配、増配率は31.8%です。
今期は前期から純利益203.0%増の計画を掲げており、前期の大幅減益からの復調を期待したいところです。
利益率の推移
- 営業利益率に関しては、右肩下がりで推移してきており、前期24年3月期は大幅に下落。
- 当期利益率に関しては、10%前後での推移が続くも、前期に至っては3.2%となっています。
三井住友トラストHDの株主還元姿勢
つづいて、三井住友トラストHDの『株主還元は魅力的なのか?』を把握するために、
- 配当金の推移
- 自社株買いの推移
- 株主優待
上記の3項目を確認していきましょう。
配当金の推移
- 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、2022年3月期から3期連続増配中。
- 配当性向に関しては、比較的安定して推移しているものの、前期は100.6%まで上昇してしまいました。
累進的な配当運営を導入するとともに、連結配当性向40%以上を目安として決定していく方針。
実績配当利回りの推移
実績配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:5.54%
- 平均値:3.97%
- 最小値:2.97%
現在の予想配当利回りは3.03%で、平均値を大きく上回っており、三井住友トラストHDにしては少し物足りない利回り水準です。
自社株買いの推移
- 自社株買いに関しては、過去10年間中8期で実施と積極的。
- 総還元性向は、比較的安定して推移しているものの、前期は125.8%と大きく上昇、ですが10年平均では51.1%と全く問題のない水準かと思います。
総還元利回り
- 総還元利回りに関しては、徐々に上昇をしてきており、22年3月期には6.24%まで上昇。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.48%と、魅力的な利回り水準かと思います。
三井住友トラストHDの株主還元は、配当に加えて、自社株買いも積極的に行っており、高配当株投資家にとっては魅力的な銘柄のひとつかと思います。
株主優待
三井住友トラストHDには株主優待はありません。
三井住友トラストHDの株に対するQ&A
それでは、三井住友トラストHDの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
三井住友トラストHDは将来性のある企業ですか?
三井住友トラストHDは将来性のある企業だと思いますか?
結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
- 三井住友トラストHDは国内最大かつ唯一の専業信託銀行グループです。
- 配当に関しては、3期連続増配中で、過去10年間での減配は一度もありません。
- 株高で資産運用や管理手数料が好調に推移したことに加え、貸出金は法人軸に伸長と業績は好調。
これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、
三井住友トラストHDの株は、高配当株ポートフォリオから外すことの出来ないエース級の銘柄です。
三井住友トラストHDの株は「今」買い時ですか?
それでは、三井住友トラストHDの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。
こちらは、週足5年チャートです。
コロナショック時の安値1309円から株価は綺麗な上昇トレンド。24年の6月頃には直近高値の3739円を記録しており、依然として力強い値動きが続いています。
個人的には、予想配当利回り5.0%(株価2900円)をひとつの購入目安としています。
※あくまでも個人の見解です。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
三井住友トラストHDの株はどうやって買うんですか?
三井住友トラストHDの株に興味が出てきたので、お得な買い方があれば教えてほしい…。
高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。
- 手数料の安い証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
といった質問をよく頂きます。
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