

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の3つの投資判断基準からイオンフィナンシャルサービスの株を徹底的に分析をしました。
イオンFSの株価下落の理由についてはこちら
また、イオンフィナンシャルサービスの株に投資を検討している皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。
イオンフィナンシャルサービスの株に対するよくあるQ&A
※この記事は、株式投資歴13年目の個人投資家であり、現役のファイナンシャルプランナーのボクが、自分の銘柄分析の一環として作成をした記事になります。
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イオンフィナンシャルサービスってどんな企業?

企業概要
イオンフィナンシャルサービスは、イオングループの金融サービス会社です。時価総額は約2,680億円の中型株。国内・海外連結会員数4600万人の「イオンカード」を中心に、クレジット業務、銀行業務、電子マネー業務、生命保険業務、国際業務を営んでいます。「アジアNo.1のリテール金融サービス会社」を目指し、アジア12カ国によるAFSエコシステムの確立を推進中。
イオンフィナンシャルサービスは何で稼いでいるのか?
それでは、イオンフィナンシャルサービスが『何で稼いでいるのか?』決算資料をもとに簡単にまとめてみました。

23年2月期の売上高に関しては、
- 国内事業:2827億円(全体の63%)
- 国際事業:1693億円(全体の37%)
なのに対して、営業利益となると、
- 国内事業:171億円(全体の29%)
- 国際事業:424億円(全体の72%)
と全体に占める割合が大きく逆転しているのが分かります。

そこで、国内事業と国際事業の具体的な事業内容を確認しておきましょう。
国内事業が「使う・貯める・借りる・増やす・備える」といった顧客ニーズに応えるサービスを提供しているのに対して、国際事業は「使う・借りる・備える」といった顧客ニーズに対応しています。
国際事業は提供しているサービスが限られているものの、高い利益率を誇っているということが分かります。

そんな国際事業に関してですが、どのエリアでの営業利益が大きいのでしょうか?
- メコン圏:189億円(全体の45%)
- マレー圏:157億円(全体の37%)
- 中華圏:77億円(全体の18%)
といった内訳になっており、メコン圏の中でも特にタイでの売上高割合が最も高くなっています。
月足10年チャートの推移
つぎに、イオンフィナンシャルサービスの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

こちらは、月足10年チャートです。
2015年7月頃の高値3620円から株価は右肩下がりで推移。20年7月頃には直近安値の793円をつけ、その後はレンジで推移しています。
最近の株価推移

直近の値動きを日足1年チャートで確認をすると、23年2月期の3Q決算が発表をされた翌日の1月13日に窓をあけて下落。
さらには、米銀が破綻した23年3月頃に再度窓をあけて大幅に株価を下げています。
その後はほぼ横ばいで推移しており、株価は下げ止まり感を見せています。

様々なテクニカル指標を利用してチャート分析をしたいという方にはマーケットスピード2がおすすめです。
楽天証券の公式サイトはこちら業績は成長しているのか?
イオンフィナンシャルサービスの『業績は成長しているのか?』把握をするために下記の2項目を確認していきます。
売上高の推移
それでは、イオンフィナンシャルサービスの『過去10年間の業績の推移』を確認していきます。

- 売上高に関しては、14年3月期以降右肩上がりで伸びていたものの、前期、前々期と2期連続でわずかに減収。
- 営業利益に関しては、19年3月期に過去最高益を記録も、その後は伸び悩んでいます。
利益率の推移
こちらは、イオンフィナンシャルサービスの『過去10年間の利益率の推移』です。

- 営業利益率は比較的高水準で推移も、16年3月期に過去10年間で最も高い16.5%を記録してからは下降気味。
- 当期利益率も17年3月期に10.5%を記録した以降は、右肩下がりで推移しています。
ここで、同業種のライバル企業「オリエントコーポレーション」の利益率と比較してみましょう。
イオンフィナンシャルサービス
- 経常利益率:13.62%
- 当期利益率:6.79%
オリエントコーポレーション
- 経常利益率:10.13%
- 当期利益率:8.36%

株主還元は魅力的なのか?
イオンフィナンシャルサービスの『株主還元は魅力的なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
配当金の推移
それでは、イオンフィナンシャルサービスの『過去10年間の配当金の推移』を確認していきます。

- イオンフィナンシャルサービスの配当金は、過去10年間で減配はコロナ禍の一度だけ。
- EPSも増減はあるものの、配当性向は比較的安定しており、前期は37.3%と余力はまだまだあります。
配当方針に関して
株主に対する利益還元を経営の重要施策と位置付け、株主への適正な利益配分を実施するとともに、事業拡大や生産性向上を実現するための内部留保資金の確保を行い、企業競争力を高めることを基本方針としています。
予想配当利回りの推移
つづいて、イオンフィナンシャルサービスの『過去5年間の予想配当利回りの推移』を確認していきましょう。

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:7.29%
- 平均値:3.48%
- 最小値:1.44%

上記資料の過去5年間の配当利回りの推移は、銘柄スカウターで確認をすることが出来ます。
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高配当株投資において「銘柄分析は必須」事項ですので、銘柄スカウターを活用して効率よく分析をしていきましょう。
自社株買いの推移
つぎに、イオンフィナンシャルサービスの『過去10年間の自社株買いの推移』を確認していきましょう。

- 自己株式取得に関しては、過去10年間中1期のみで実施。
- 総還元性向は、自社株買いを実施した14年3月期のみ100%を超えており、それ以降は40%前後で安定的に推移しています。
総還元利回り
つづいて、イオンフィナンシャルサービスの『過去10年間の総還元利回りの推移』がこちらです。

- 総還元利回りは、徐々に上昇をしてきており、前期の23年2月期には4.10%と高還元。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は3.50%とまずまずの水準かと思います。
株主優待
イオンフィナンシャルサービスには株主優待はありません。
イオンフィナンシャルサービスの現在の株価は割安なのか?
イオンフィナンシャルサービスの『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
予想PERの推移

それでは、予想PERの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:56.5倍
- 平均値:15.5倍
- 最小値:5.3倍

実績PBRの推移

つづいて、実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:1.46倍
- 平均値:0.81倍
- 最小値:0.45倍

理論株価
それでは最後に、今の株価が理論的に割安なのかどうかを確認しておきましょう。

イオンフィナンシャルサービスの現在の株価(1,268円)に対して、
- PER基準(会社予想):1,239円
- PER基準(アナリスト予想):1,147円
- PBR基準:1,248円
上記のような理論株価になっています。

最新の割安度合いを効率的にチェックしたいという方には、銘柄スカウターがおすすめです。
イオンフィナンシャルサービスの株に対するよくあるQ&A
それでは、イオンフィナンシャルサービスの株に対するよくある質問にお答えしていきます!
イオンフィナンシャルサービスの株に対するよくあるQ&A
注意事項
Q1 . 将来性のある企業ですか?

結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
イオンフィナンシャルサービスの魅力について
- イオンフィナンシャルサービスは海外での売上比率が高く、その中でも特に東南アジアに強みを持ち、各国の成長とともにまだまだ伸びていく可能性を秘めています。
- 配当に関しては、過去10年間で減配はコロナ禍の一度だけで配当性向も40%前後と余力も十分。
- コロナ禍で落ち込んでいた個人消費も回復基調で、カードショッピングが好調に推移、ショッピングリボの残高も拡大してきています。
イオンフィナンシャルサービスの懸念材料について
- 各種金利や、物価の推移、賃金水準の変動等、個人消費に影響を与える項目は要チェック。
- 新興国にもサービスを提供しており、各国の経済情勢や政治リスクなども抱えている。
これらを踏まえて、ボクの個人的見解は…、

ボクにとっては2月・8月権利の高配当株としてポートフォリオの一角に組み込みたい銘柄のひとつです。
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【日本株版】永久保有したい『おすすめ』高配株を7銘柄紹介!長期保有必須の銘柄とは
Q2 . 「今」って買い時ですか?

結論:個人的には「今」は買い時だと思います。
ちなみに、

※あくまでも個人の見解です。

イオンフィナンシャルサービスの予想配当利回りが4.0%以上で株を保有するためには、株価は1325円以下で推移する必要があります。
イオンフィナンシャルサービスの株価は現在、1200円~1300円のレンジで推移をしており、過去10年間で見ても比較的リスクの低い価格帯だとボクは考えています。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんが、ポートフォリオの一部に組み込むには悪くはないタイミングかと思います。
テクニカル指標の状況
個人的な見解に加えて、客観的な指標としてテクニカル指標の状況を確認しておきましょう。

イオンフィナンシャルサービスの現在の株価は3つの項目で『売りシグナル』が出ています。
サイコロジカルといったテクニカル指標で売りサインが出ており、これらテクニカル指標を活用した際の通算パフォーマンスは全て100以上と高く、信頼性の比較的高いシグナルと言えます。
イオンフィナンシャルサービスのテクニカル指標の中では「75日乖離率が15%以上乖離した場合」が、過去2年間での通算パフォーマンスが最も高く、売買タイミングの参考にしたいテクニカル指標となっています。
上記資料の過去2年間の売買シミュレーションのデータは、auカブコム証券で口座開設済みの方のみ確認ができます。
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高配当株投資において「売買タイミングは重要」な項目ですので、auカブコム証券の分析ツールを有効活用していきましょう。
Q3 . イオンフィナンシャルサービスの株の買い方について教えてください。
イオンフィナンシャルサービスの株の買い方の手順はこちらです。
買い方の手順4STEP
- 証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金をする
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了

といった質問をよく頂きます。
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