大和証券グループ本社の今後の買い時はいつか?株価や配当推移から徹底分析

大和証券グループ本社の今後の買い時について知りたい。

大和証券グループ本社の将来性ってどうなの?

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

大和証券グループ本社の、

  1. 業績は成長しているのか?
  2. 配当や株主優待は充実しているのか?
  3. 現在の株価は割安なのか?

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

本記事の内容はこちら
  • 大和証券Gはどんな会社なのか?
  • 大和証券Gの将来性について
  • 大和証券Gは「今」買い時なのか?
  • 大和証券G株のお得な買い方とは?
YUSUKE

この記事は、元メガバンク出身の高配当株マニアが執筆しました。

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目次

大和証券グループ本社ってどんな企業?

企業概要

大和証券グループ本社は、国内2位、アジア有数の総合証券会社です。時価総額は約2.0兆円の大型株。世界の主要な金融・資本市場で有価証券関連業を中核とするリテール、ホールセール、アセット・マネジメント、投資事業を営む。香港を第二本社と位置付けアジア・中国市場を強化。

大和証券グループ本社は何で稼いでいるのか?

それでは、大和証券グループ本社が『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

セグメント別業績に関する資料

2023年度の連結経常利益に関しては、リテール部門の割合が最も大きく、前期は目標値を大きく上回る実績となっています。この要因として、ラップ増加を背景とした残高ベース収益の達成およびフロー収益の回復が挙げられています。

また、2024年度以降の業績に関しては、大幅増益を達成した2023年度から更に家族していく計画となっています。

大和証券グループ本社の業績推移

それでは、大和証券グループ本社の『業績は成長しているのか?』を把握するために、

  1. 売上高の推移
  2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

  • 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、23年3月期から復調し、前期の24年3月期には過去最高を記録。
  • 営業利益に関しては、過去最高益とはいかないものの、前期は大幅増益と、資産管理型のビジネスモデルへと着実に進展してきています。

最新の決算短信

  • 今期24年3月期4Q終了時点で、売上高は前期比+47.5%、営業利益+131.9%、経常利益+100.8%、純利益+90.3%となっています。
  • 配当に関しては、前期は1株44円に増配、今期の配当は現状未定となっています。
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今期の業績予想は未定となってはいますが、IRや四季報を見る限り、今期も好業績が期待されています。

利益率の推移

  • 営業利益率に関しては、下降気味となっており、10%を割る年もありますが、前期24年3月期は12.0%とまずまず。
  • 当期利益率に関しては、15年3月期の25.9%から大きく下落してきており、前期は9.5%と10%を割ってきています。

ここで、同業種のライバル企業「野村ホールディングス」の利益率と比較してみましょう。

大和証券グループ本社
  • 経常利益率:13.67%
  • 当期利益率:9.52%
野村ホールディングス
  • 経常利益率:6.59%
  • 当期利益率:3.99%
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経常利益率、当期利益率ともに、業界最大手の野村ホールディングスを大きく上回っており、魅力的な利益率ということが分かります。

大和証券グループ本社の株主還元姿勢

つづいて、大和証券グループ本社の『株主還元は魅力的なのか?』を把握するために、

  1. 配当金の推移
  2. 自社株買いの推移
  3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

  • 配当金に関しては、業績に連動した配当推移となっており、前期は増配率90%超の大幅増配。
  • 配当性向に関しては、19年3月期以降は50%前後で推移しており、前期24年3月期は51.3%と余力は十分にあります。
配当方針

中間配当及び期末配当の年2回を基本とし、連結業績を反映して半期毎に配当性向50%以上の配当を行う方針です。但し、2024年度から2026年度の中期経営計画期間中は、1株当たり配当金額は通期44円を下限と設定。

実績配当利回りの推移

実績配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

  • 最大値:6.46%
  • 平均値:4.40%
  • 最小値:1.92%
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現在の実績配当利回りは3.43%で、平均値を少し下回っており、大和証券グループ本社にしては物足りない利回り水準です。

自社株買いの推移

  • 自社株買いに関しては、過去10年間中8期で実施と積極的。
  • 総還元性向は、比較的高水準で推移しており、10年平均で72.5%と余力はまだあります。

総還元利回り

  • 総還元利回りに関しては、5%以上での推移が続いており、前期の24年3月期には5.39%と高還元。
  • また、過去10年間での総還元利回りの平均値は6.10%と、かなり魅力的な利回り水準かと思います。
YUSUKE

大和証券グループ本社の株主還元は、配当に加えて自社株買いにも積極的で、総還元利回りは意外にも高水準であることが分かります。

株主優待

» 企業のページで詳細を確認する
YUSUKE

大和証券グループ本社の株主優待は、1,000株以上(約128.0万円分)保有の株主に対して、「2,000円相当の名産品」が贈呈されます。

大和証券グループ本社が株主優待を廃止しない理由とは?

オリックスやJTを筆頭に、近年の株主優待廃止の理由を確認すると、「公平な利益還元のため」が占める割合が増加傾向にあります。

株主優待は、

  • 大口の投資家にとってメリットが薄い
  • 機関投資家や外国人投資家にとってメリットが薄い

などといった課題を抱えているとの指摘もあり、株主の平等性の観点から廃止する企業が増えてきています。

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ただ、自社のサービスや商品を株主に優待として提供し、知ってもらう事で、売上が増加し、株価上昇へと繋がれば全ての投資家にとってメリットがあります。

その点、大和証券グループ本社の提供している株主優待は、自社サービスを利用してもらう機会を提供する株主優待となっており、優待内容(金額)も大きすぎない内容ですので、株主優待を廃止する可能性は低いのかなと、ボクは考えています。

大和証券グループ本社の株に対するQ&A

それでは、大和証券グループ本社の株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

注意事項

こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

大和証券グループ本社は将来性のある企業ですか?

大和証券グループ本社は将来性のある企業だと思いますか?

結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

大和証券グループ本社の魅力
  • 大和証券グループ本社は国内2位、アジア有数の総合証券会社です。
  • 配当に関しては、業績連動型の配当方針となっており、総還元利回りも高水準。
  • 投信・ファンドラップ残高が増えるリテールは安定した成長が続き、アセマネも証券・不動産ともに増勢。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

YUSUKE

大和証券グループ本社の株は、高配当株ポートフォリオから外すことの出来ないエース級の銘柄です。

大和証券グループ本社の株は「今」買い時ですか?

それでは、大和証券グループ本社の株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

2023年に入り、株価は大きく上昇。2024年6月頃には直近高値の1324.5円をつけ、依然として力強い値動きが続いています。

YUSUKE

個人的には、予想配当利回り4.0%(株価1100円)をひとつの購入目安としています。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

大和証券グループ本社の株はどうやって買うんですか?

大和証券グループ本社の株に興味が出てきたので、お得な買い方があれば教えてほしい…。

高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。

高配当株のお得な買い方の手順4STEP
  1. 手数料の安い証券会社に口座を開設する
  2. 開設した口座に入金する
  3. 銘柄を検索し、買付注文を入れる
  4. 購入完了

証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。

といった質問をよく頂きます。

ちなみに、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています!

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と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。

ちなみに、日本を代表するメガバンク三菱UFJフィナンシャルグループ(配当利回り:4.42%)の株は、1株たったの928円ですので、誰でも気軽に購入ができます!(2023年5月29日時点)

昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。

YUSUKE

ボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。

【公式サイト】 https://www.sbisec.co.jp/

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資産形成を加速させる上でのポイントは、「贅沢をする順番を変える!」ということです。

具体的に解説をすると…、

コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲みに行ったりすることが出来るようになります。

YUSUKE

誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。

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