住友不動産の株価は今後どうなるのか？業績や配当推移から徹底分析

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

住友不動産の、

1. 業績は成長しているのか？
2. 配当や株主優待は充実しているのか？
3. 現在の株価は割安なのか？

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

住友不動産ってどんな企業？

住友不動産は何で稼いでいるのか？

それでは、住友不動産が『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

住友不動産の業績推移

それでは、住友不動産の『業績は成長しているのか？』を把握するために、

1. 売上高の推移
2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

• 売上高に関しては、20202年3月期に過去最高を記録した後は、コロナ禍で減収しほぼ横ばい。
• 営業利益に関しては、着実に増益を続けており、前期の23年3月期には過去最高を記録しています。

最新の決算短信

• 今期24年3月期3Q時点で、売上高は前期比+3.9%、営業利益＋3.6%、経常利益＋5.5%、純利益＋7.4%、進捗率は純利益で83.2%となっています。
• 配当に関しては、前期の1株52円から今期は1株59円に増配、増配率は13.4%です。

利益率の推移

• 営業利益率に関しては、18年3月期から毎期伸び続けており、前期は25.7%まで上昇。
• 当期利益率に関しては、14年3月期の8.9%から毎期伸び続け、前期の23年3月期には17.2%まで上昇しています。

ここで、同業種のライバル企業「三菱地所」の利益率と比較してみましょう。

住友不動産の株主還元姿勢

つづいて、住友不動産の『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、

1. 配当金の推移
2. 自社株買いの推移
3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

• 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、2015年3月期から9期連続増配中。
• 配当性向に関しては、緩やかに上昇をしてきてはいるものの、前期は15.2%と配当余力は十分にあります。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

• 最大値：1.89%
• 平均値：1.26%
• 最小値：0.68%

自社株買いの推移

• 自社株買いに関しては、過去10年間中一度も実施はなし。
• 総還元性向は、緩やかに上昇をしてきてはいるも、10年平均で12.5%と余力は十分にあります。

総還元利回り

• 総還元利回りに関しては、徐々に上昇をしてきており、前期の23年3月期には1.74%まで上昇。
• また、過去10年間での総還元利回りの平均値は0.92%と、高配当株としては物足りない利回り水準かと思います。

株主優待

住友不動産には株主優待はありません。

住友不動産の株に対するQ＆A

それでは、住友不動産の株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

住友不動産は将来性のある企業ですか？

結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

住友不動産の株は「今」買い時ですか？

それでは、住友不動産の株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

2024年に入り、株価は大きく上昇。2024年3月頃には上場来高値の5,873円をつけ、更なる高値の更新も狙っています。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

住友不動産の株はどうやって買うんですか？