ふくおかFGの株主優待がヤバい！業績や配当推移から株価変動理由を分析

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

ふくおかFGの、

1. 業績は成長しているのか？
2. 配当や株主優待は充実しているのか？
3. 現在の株価は割安なのか？

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

ふくおかFGってどんな企業？

ふくおかFGは何で稼いでいるのか？

それでは、ふくおかFGが『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

こちらは、2023年度の業績ハイライトに関する資料です。

前期は本業の貸出金が好調に推移し、連結コア業務純益は前年比プラス70億円。将来の収益確保やリスク抑制に向けた取り組みを実施したうえで、計画通りの当期純利益を達成しました。

ふくおかFGの業績推移

それでは、ふくおかFGの『業績は成長しているのか？』を把握するために、

1. 売上高の推移
2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

• 売上高に関しては、22年3月期から右肩上がりで推移しており、前期は4000億円を突破。
• 経常利益に関しては、22年3月期に過去最高益を記録するも、前期・前々期と伸び悩んでいます。

最新の決算短信

• 今期25年3月期1Q終了時点で、売上高は前期比+15.8%、経常利益+28.3%、純利益+25.9%、進捗率は純利益で30.5%となっています。
• 配当に関しては、前期の1株115円から今期は1株130円に増配、増配率は13.0%です。

利益率の推移

• 経常利益率に関しては、全体的に高水準で推移も、17年3月期、20年3月期はマイナスを記録。
• 当期利益率に関してもムラがあるものの、前期は15.1%と比較的高い水準となっています。

ここで、同業種のライバル企業「コンコルディアFG」の利益率と比較してみましょう。

ふくおかFGの株主還元姿勢

つづいて、ふくおかFGの『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、

1. 配当金の推移
2. 自社株買いの推移
3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

• 配当金に関しては、過去10年間で減配は一度もなく、2022年3月期から3期連続増配中。
• 配当性向に関しては、安定して推移しており、前期は35.5%と余力はまだまだあります。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

• 最大値：6.60%
• 平均値：4.14%
• 最小値：2.72%

自社株買いの推移

• 自社株買いに関しては、過去10年間中2期で実施。
• 総還元性向は、安定して推移しており、30%前後での推移と余力は十分にあります。

総還元利回り

• 総還元利回りに関しては、2%から6%の間での推移とムラがあり、株価が大きく上昇した前期は3%を割っています。
• また、過去10年間での総還元利回りの平均値は3.91%と、比較的魅力的な利回り水準かと思います。

株主優待

ふくおかFGが株主優待を廃止しない理由とは？

オリックスやJTを筆頭に、近年の株主優待廃止の理由を確認すると、「公平な利益還元のため」が占める割合が増加傾向にあります。

株主優待は、

• 大口の投資家にとってメリットが薄い
• 機関投資家や外国人投資家にとってメリットが薄い

などといった課題を抱えているとの指摘もあり、株主の平等性の観点から廃止する企業が増えてきています。

その点、ふくおかFGの提供している株主優待は、自社サービスを利用してもらう機会を提供する株主優待となっており、優待内容（金額）も大きすぎない内容ですので、株主優待を廃止する可能性は低いのかなと、ボクは考えています。

ふくおかFGの株に対するQ＆A

それでは、ふくおかFGの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

ふくおかFGは将来性のある企業ですか？

結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

ふくおかFGの株は「今」買い時ですか？

それでは、ふくおかFGの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

2020年3月の安値1223円から株価は右肩上がりで推移。2024年6月には直近高値の4674円まで上昇も、ピーク時から20%以上下落してきています。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

ふくおかFGの株はどうやって買うんですか？