ブリヂストンの株の買い時について知りたい。
ブリヂストンの将来性ってどうなの?
皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
ブリヂストンの、
- 業績は成長しているのか?
- 配当や株主優待は充実しているのか?
- 現在の株価は割安なのか?
といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。
- ブリヂストンはどんな会社なのか?
- ブリヂストンの将来性について
- ブリヂストンは「今」買い時なのか?
- ブリヂストン株のお得な買い方とは?
この記事は、元メガバンク出身の高配当株マニアが執筆しました。
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ブリヂストンってどんな企業?
ブリヂストンは、世界トップのタイヤメーカーです。時価総額は約4.8兆円の大型株。世界150以上の生産・開発拠点により、事業をグローバルに展開。(海外売上は80%以上)原材料の開発・生産拠点から販売網の川上から川下まで垂直統合を確立しています。
ブリヂストンは何で稼いでいるのか?
それでは、ブリヂストンが『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。
2023年通期のタイヤ販売本数に関しては、市販用の販売本数に対して、新車用の販売本数の方が伸びていることが分かります。
前期はその中でも特に日本での新車用販売本数が大きく伸びており、各車種・項目と比較をしても最も高い伸びを見せています。
2023年度の売上は全セグメントで前年比プラス。ただ、営業利益となると、「米州」「欧州その他」地域で前期比マイナスとなっています。
利益率が最も高いのは意外にも日本で16.6%、2023年度は日本と米州での営業利益がほぼ同水準で、この2つのセグメントで大部分を占めています。
ブリヂストンの業績推移
それでは、ブリヂストンの『業績は成長しているのか?』を把握するために、
- 売上高の推移
- 利益率の推移
上記の2項目について確認をしていきましょう。
売上高の推移
- 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、前期・前々期と2期連続で過去最高を更新。
- 営業利益に関しては、15年12月期に過去最高益を記録してから更新は出来ていないものの、前期の23年12月期は高水準を維持しています。
今期予想は前期から大幅増益の予想となっており、15年12月期の過去最高益を更新できるか注目です。
最新の決算短信
- 今期24年12月期1Q終了時点で、売上高は前期比+2.0%、営業利益-7.6%、純利益-4.5%、進捗率は純利益で24.1%となっています。
- 配当に関しては、前期の1株200円から今期は1株210円に増配、増配率は5.0%です。
今期は前期から純利益8.4%増の計画を掲げるも、1Q時点での進捗率はイマイチで、正直出遅れ感は否めません…。
利益率の推移
- 営業利益率に関しては、コロナ禍で一時落ち込んだものの、基本的には10%以上で推移しており、前期も11.1%とまずまず。
- 当期利益率に関しては、21年12月期に大きく伸び、12.1%を記録も、前期23年12月期は7.7%と平均的な水準に落ち着いています。
ここで、同業種のライバル企業「横浜ゴム」の利益率と比較してみましょう。
- 営業利益率:11.14%
- 当期利益率:7.68%
- 営業利益率:10.18%
- 当期利益率:6.82%
営業利益率、当期利益率ともに、横浜ゴムを上回っており、魅力的な利益率ということが分かります。
ブリヂストンの株主還元姿勢
つづいて、ブリヂストンの『株主還元は魅力的なのか?』を把握するために、
- 配当金の推移
- 自社株買いの推移
- 株主優待
上記の3項目を確認していきましょう。
配当金の推移
- 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、減配はコロナ禍の一度だけ。
- 配当性向に関しては、40%前後で安定して推移しており、前期23年12月期も41.3%と配当余力はまだまだあります。
当該期の業績、財政状態に加え、中期的な利益見通し、投資計画、キャッシュ・フロー等を総合的に勘案して、連結配当性向40%を目安に、持続的な企業価値向上を通じて、安定的且つ継続的な配当額の向上に努めていく方針です。
予想配当利回りの推移
予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:5.37%
- 平均値:3.51%
- 最小値:2.38%
現在の予想配当利回りは3.08%で、平均値を大きく下回っており、ブリヂストンにしては物足りない利回り水準です。
自社株買いの推移
- 自社株買いに関しては、過去10年間中3期で実施。
- 総還元性向は、大規模な自社株買いを実施したタイミングでは100%近くまで上昇するも、基本的には40%前後と余力は十分にあります。
総還元利回り
- 総還元利回りに関しては、18年12月期には10%近くまで上昇するも、基本的には3%前後での推移。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.55%と、非常に魅力的な利回り水準かと思います。
ブリヂストンの株主還元は、配当での株主還元が基本で、自社株買いを実施したタイミングでの総還元利回りはかなりの高水準です。
株主優待
ブリヂストンには株主優待はありません。
ブリヂストンの株に対するQ&A
それでは、ブリヂストンの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
ブリヂストンは将来性のある企業ですか?
ブリヂストンは将来性のある企業だと思いますか?
結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
- ブリヂストンは世界No.1のタイヤメーカーとして国内外で堅調な業績をあげている企業です。
- 配当に関しては、3期連続増配中で配当性向も40%前後と余力も十分。
- 好採算の高インチタイヤが増勢で、鉱山用は大型が着実に増加、値上げも浸透してきています。
これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、
ブリヂストンの株は、高配当株ポートフォリオから外すことの出来ないエース級の銘柄です。
ブリヂストンの株は「今」買い時ですか?
それでは、ブリヂストンの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。
こちらは、週足5年チャートです。
コロナ禍につけた安値2861.5円から、株価は大きく上昇。2024年5月には上場来高値の7,058円をつけ、株価は上昇を続けています。
個人的には、予想配当利回り3.5%(株価6000円)をひとつの購入目安としています。
※あくまでも個人の見解です。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
ブリヂストンの株はどうやって買うんですか?
ブリヂストンの株に興味が出てきたので、お得な買い方があれば教えてほしい…。
高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。
- 手数料の安い証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
といった質問をよく頂きます。
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