【長期保有向き】ホンダ株の今後の買い時・売り時について徹底分析

ホンダ株の今後の買い時や売り時について知りたい。

ホンダの将来性ってどうなの?

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

本田技研工業の、

  1. 業績は成長しているのか?
  2. 配当や株主優待は充実しているのか?
  3. 現在の株価は割安なのか?

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

本記事の内容はこちら
  • ホンダはどんな会社なのか?
  • ホンダの将来性について
  • ホンダは「今」買い時なのか?
  • ホンダ株のお得な買い方とは?
YUSUKE

この記事は、元メガバンク出身の高配当株マニアが執筆しました。

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目次

ホンダってどんな企業?

企業概要

本田技研工業は、自動車世界8位・オートバイ世界1位の国際的な自動車メーカーです。時価総額は約8.7兆円の大型株。世界各地の生産・販売ネットワークにより四輪車・二輪車のグローバル供給を中核に、船外機・小型ジェット機・ロボットなど多角的に事業を展開。

ホンダは何で稼いでいるのか?

それでは、ホンダが『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

セグメント別業績に関する資料

2023年度の売上収益に関しては、四輪事業が全体の約66.7%と大部分を占めており、販売台数世界No1の二輪事業は全体の15.6%となっています。

つぎに前年比を見てみると、全体的に伸びており、為替の影響を除いても全体でプラス15.3%と2023年度の業績は素晴らしい結果となっています。

所在地別売上収益に関する資料

北米での売上収益が最も大きく全体の約49.2%、その次に日本、アジアと続きます。

つぎに、営業利益の増減を見てみると、金額ベースでは北米が4000億円以上伸びており、日本、欧州も前期比でプラス。それに対して、アジアは前期比でマイナスと、2022年度に牽引したアジア圏が伸び悩んでいます。

ホンダの業績推移

それでは、ホンダの『業績は成長しているのか?』を把握するために、

  1. 売上高の推移
  2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

  • 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、前期、前々期は過去最高を更新。
  • 営業利益に関しても、前期は絶好調で、過去最高を大きく更新しました。
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今期は減収予想も営業益は前期から増益の予想となっており、24年3月期に引き続き、過去最高益を更新できるか注目です。

最新の決算短信

  • 前期24年3月期4Q終了時点で、売上高は前期比+20.8%、営業利益+77.0%、経常利益+86.7%、純利益+70.0%、進捗率は純利益で115.3%となっています。
  • 配当に関しては、前期の1株68円から今期も1株68円の予想と、増配率は0.0%です。
YUSUKE

今期は前期から純利益9.7%減の計画を掲げるも、1ドル140円前提の会社計画となっており、比較的保守的な計画かと思います。

利益率の推移

  • 営業利益率に関しては、3%~7%の間を推移しており、前期24年3月期に過去10年間で最も高い6.8%を記録。
  • 当期利益率に関しては、18年3月期に6.9%を記録してからは5%前後での推移が続いています。

ここで、同業種のライバル企業「トヨタ自動車」の利益率と比較してみましょう。

本田技研工業
  • 営業利益率:6.76%
  • 当期利益率:5.42%
トヨタ自動車
  • 営業利益率:11.87%
  • 当期利益率:10.97%
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営業利益率、当期利益率ともに、業界最大手のトヨタ自動車の方が全然高く、ホンダの利益率は平均的な利益率ということが分かります。

ホンダの株主還元姿勢

つづいて、ホンダの『株主還元は魅力的なのか?』を把握するために、

  1. 配当金の推移
  2. 自社株買いの推移
  3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

  • 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、コロナ禍で少しだけ減配をするも、前期24年3月は大幅増配。
  • 配当性向に関しては、常に40%前後で推移をしており、前期は33.7%と配当余力はまだまだあります。
配当方針

連結配当性向30%を目安に安定的・継続的に行うよう努めていく方針。

実績配当利回りの推移

実績配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

  • 最大値:5.20%
  • 平均値:3.46%
  • 最小値:2.08%
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現在の実績配当利回りは4.04%で、平均値を上回っており、ホンダにしては魅力的な利回り水準です。

自社株買いの推移

  • 自社株買いに関しては、過去10年間中6期で実施と積極的。
  • 総還元性向は、緩やかに上昇をしてきてはいるものの、10年平均で44.2%と余力は十分にあります。

総還元利回り

  • 総還元利回りに関しては、徐々に上昇をしてきており、前期の24年3月期には6.81%と高還元。
  • また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.56%と、魅力的な利回り水準かと思います。
YUSUKE

ホンダの株主還元は、配当だけではなく、自社株買い・株主優待ととても積極的で、総還元利回りも高水準であることが分かります。

株主優待

» 企業のページで詳細を確認する
YUSUKE

ホンダの株主優待は、100株以上(約15.2万円分)保有の株主に対して、「オリジナルカレンダー」が贈呈されます。

ホンダが株主優待を廃止しない理由とは?

オリックスやJTを筆頭に、近年の株主優待廃止の理由を確認すると、「公平な利益還元のため」が占める割合が増加傾向にあります。

株主優待は、

  • 大口の投資家にとってメリットが薄い
  • 機関投資家や外国人投資家にとってメリットが薄い

などといった課題を抱えているとの指摘もあり、株主の平等性の観点から廃止する企業が増えてきています。

YUSUKE

ただ、自社のサービスや商品を株主に優待として提供し、知ってもらう事で、売上が増加し、株価上昇へと繋がれば全ての投資家にとってメリットがあります。

その点、ホンダの提供している株主優待は、自社サービスを利用してもらう機会を提供する株主優待とは言えないものの、優待内容(金額)も大きすぎない内容ですので、株主優待を廃止する可能性は低いのかなと、ボクは考えています。

ホンダの株に対するQ&A

それでは、ホンダの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

注意事項

こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

ホンダは将来性のある企業ですか?

ホンダは将来性のある企業だと思いますか?

結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

ホンダの魅力
  • 本田技研工業は世界No1のオートバイメーカーで世界を代表する自動車メーカーのひとつです。
  • 配当に関しては、増配傾向で推移しており、配当性向も40%前後で推移と余力も十分。
  • EV関連投資は30年度までに10兆円の計画となっており、カナダに1.7兆円投じ次世代EV工場も建設、28年稼働の予定。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

YUSUKE

ホンダの株は、高配当株ポートフォリオから外すことの出来ないエース級の銘柄です。

ホンダの株は「今」買い時ですか?

それでは、ホンダの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

2023年に入り、株価は大きく上昇。2024年3月頃には上場来高値の1,959.5円をつけ、現在は一時調整中も、ここから再度高値更新を狙っていけるか注目です。

YUSUKE

個人的には、予想配当利回り4.5%(株価1,511円)をひとつの購入目安としています。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

ホンダの株はどうやって買うんですか?

ホンダの株に興味が出てきたので、お得な買い方があれば教えてほしい…。

高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。

高配当株のお得な買い方の手順4STEP
  1. 手数料の安い証券会社に口座を開設する
  2. 開設した口座に入金する
  3. 銘柄を検索し、買付注文を入れる
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証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。

といった質問をよく頂きます。

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昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。

YUSUKE

ボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。

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