【PBR1倍割れ】センコーグループホールディングスの株価は割安なのか?

センコーグループHDの今後の買い時について知りたい。

センコーグループHDの将来性ってどうなの?

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

センコーグループHDの、

  1. 業績は成長しているのか?
  2. 配当や株主優待は充実しているのか?
  3. 現在の株価は割安なのか?

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

本記事の内容はこちら
  • センコーグループHDはどんな会社なのか?
  • センコーグループHDの将来性について
  • センコーグループHDは「今」買い時なのか?
  • センコーグループHD株のお得な買い方とは?
YUSUKE

この記事は、元メガバンク出身の高配当株マニアが執筆しました。

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目次

センコーグループHDってどんな企業?

企業概要

センコーグループHDは、大手物流サービス会社です。時価総額は約1,800億円の中型株。企業間取引による物流事業、商事・貿易事業を展開しています。主要取引先である旭化成・積水化学工業・積水ハウス向けの住宅・石油化学・樹脂関連の物流が主力で、コンテナ船・タンカー船を保有し、海上運送も営んでいます。

センコーグループHDは何で稼いでいるのか?

それでは、センコーグループHDが『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

セグメント別業績に関する資料

23年3月期の売上高に関しては、物流事業が全体の66.4%と半分以上を占めています。

つぎに営業利益について見ていくと、物流事業が全体の86.6%と割合が増えており、他事業と比較をすると物流事業が高い利益率を誇っていることが分かります。

業績の増減要因に関する資料

対前年比にはなりますが、センコーグループが業績を拡大し続けている要因のひとつが積極的なM&Aです。

国内だけではなく、海外のシンガポール拠点となる会社を買収したりと、かなり積極的にM&Aをしていることが決算資料から見て取れます。

センコーグループHDの業績推移

それでは、センコーグループHDの『業績は成長しているのか?』を把握するために、

  1. 売上高の推移
  2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

  • 売上高に関しては、右肩上がりで伸びており、2004年3月期から驚異の20期連続増収を達成。
  • 営業利益に関しても、同様に伸び続けており、前期の23年3月期には過去最高益を更新しています。
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センコーグループは積極的にM&Aなどの事業投資を行っており、業績を伸ばし続けている反面、自己資本比率は27.6%と決して高いとは言えません。

最新の決算短信

  • 今期24年3月期3Q時点で、売上高は前期比+13.1%、営業利益+16.5%、経常利益+14.7%、純利益+1.4%%、進捗率は純利益で89.1%となっています。
  • 配当に関しては、前期の1株34円から今期は1株38円に増配、増配率は11.7%です。
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今期は前期から純利益10.8%増の計画を掲げているなか、ここまで順調に推移しており、本決算でどういった決算が出てくるのか注目です。

利益率の推移

  • 営業利益率に関しては、3.5%前後と安定して推移しており、前期も3.7%と平均的な水準。
  • 当期利益率に関しても、かなり安定して推移しており、2.0%前後での推移が続いています。

ここで、同業種のライバル企業「ニッコンHD」の利益率と比較してみましょう。

センコーグループHD
  • 営業利益率:3.67%
  • 当期利益率:2.20%
ニッコンHD
  • 営業利益率:9.23%
  • 当期利益率:7.50%
YUSUKE

営業利益率、当期利益率ともに、倉庫などの利益率の高い事業を営んでいるニッコンHDの方が圧倒的に高く、センコーグループHDの利益率は安定はしているものの、高いとは言えない水準です。

センコーグループHDの株主還元姿勢

つづいて、センコーグループHDの『株主還元は魅力的なのか?』を把握するために、

  1. 配当金の推移
  2. 自社株買いの推移
  3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

  • 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、過去10年間で減配は一度もありません。
  • 配当性向に関しては、かなり安定して推移しており、30%から35%の間で推移しています。
配当方針に関して

将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様への利益還元を充実させるため、安定配当に加え、業績連動を考慮した配当を実施することを利益配分に関する基本方針としています。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

  • 最大値:4.06%
  • 平均値:3.20%
  • 最小値:2.31%
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現在の予想配当利回りは3.31%で、平均値近辺での推移となっており、センコーグループHDにしては平均的な利回り水準です。

自社株買いの推移

  • 自社株買いに関しては、過去10年間中1期のみで実施。
  • 総還元性向は、安定して推移しており、10年平均で38.7%と余力は十分にあります。
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センコーグループHDの株主還元は、配当での株主還元が基本であるということが見て取れます。

総還元利回り

  • 総還元利回りに関しては、大規模な自社株買いを実施した21年3月期に7.39%まで上昇をするも、それ以外の年は3%前後での推移。
  • また、過去10年間での総還元利回りの平均値は3.46%と、まずまずの利回り水準かと思います。
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センコーグループHDは「20期連続で増収」かつ「過去10年間で減配は一度もなし」と、持ち値ベースので利回りがどんどん上がっていくという安心感があります。

株主優待

センコーグループHDには株主優待はありません。

センコーグループHDの株に対するQ&A

それでは、センコーグループHDの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

注意事項

こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

センコーグループHDは将来性のある企業ですか?

センコーグループHDは将来性のある企業だと思いますか?

結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

センコーグループHDの魅力
  • センコーグループHDは大手物流サービス会社で、現在20期連続で増収中。
  • 配当に関しては、過去10年間で減配は一度もなく、配当性向も30%前後と余力も十分。
  • 豪州で重量物や大型貨物の輸送、倉庫業を展開する会社を買収するなど海外事業を強化。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

YUSUKE

センコーグループHDの株は、高配当株ポートフォリオの一角に組み込みたい銘柄のひとつです。

センコーグループHDの株は「今」買い時ですか?

それでは、センコーグループHDの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

コロナ禍で株価は一時707円まで落ち込むも、2024年の4月には直近高値の1197円を記録。業績が安定している銘柄ということもあり、株価の推移は比較的堅調に推移しています。

YUSUKE

個人的には、予想配当利回り3.5%(株価1085円)をひとつの購入目安としています。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

センコーグループHDの株はどうやって買うんですか?

センコーグループHDの株に興味が出てきたので、お得な買い方があれば教えてほしい…。

高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。

高配当株のお得な買い方の手順4STEP
  1. 手数料の安い証券会社に口座を開設する
  2. 開設した口座に入金する
  3. 銘柄を検索し、買付注文を入れる
  4. 購入完了

証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。

といった質問をよく頂きます。

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YUSUKE

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