Jパワー（電源開発）の株の業績や配当金の推移ってどうなの？
Jパワーの株に興味があるんだけど、今の株価は買い時？
この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
について、各種データを用いて徹底的に分析しました。
また、皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。
この記事は、元メガバンク出身の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに執筆しています。
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Jパワーってどんな企業？
Jパワー（電源開発）は、日本最大の卸電気事業会社です。時価総額は約4,200億円の中型株。電気発電事業として保有発電所（水力60ヶ所・火力発電所7ヶ所）や再生可能エネルギー発電所から電力会社9社へ電力を託送。国内発電所数は北海道から沖縄まで約100カ所、水力発電は日本の全水力発電設備の20%の規模で、石炭火力発電は国内最大の設備を保有。
Jパワーは何で稼いでいるのか？
それでは、Jパワーが『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。
こちらは、2023年3月期のセグメント別業績の資料です。
23年3月期の売上高に関しては、電気事業が全体の約69%と大部分を占めています。ただ、経常利益となると電力周辺関連事業が全体の約53%、電気事業は全体の約31%と割合が大きく逆転してきます。
また、海外事業に関しては全体の13.5%と、海外でも事業を展開していることが見て取れます。
こちらは、販売電力量に関する資料です。
前期は過去最高の売上高を記録したものの、販売電力量は前期比で-8.5%と大きく減少しています。つまり、電気価格の上昇が売上を押し上げていただけで、この販売電力量の減少は深刻な問題であるように感じます。
過去のチャート推移
つぎに、Jパワーの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。
月足10年チャートの推移
こちらは、月足10年チャートです。
2015年2月頃につけた高値4690円から株価は大きく下落。コロナ禍の20年12月には1352円まで株価を大きく下げました。
現在は、下げ止まりを見せており、上昇トレンドへと転換しています。
YUSUKEみなさん気になるJパワーの株の買い時については後ほど解説をしていきます。
Jパワーの業績は成長しているのか？
Jパワーの『業績は成長しているのか？』把握をするために下記の2項目を確認していきます。
売上高の推移
- 売上高に関しては、綺麗な右肩上がりのグラフとなっており、2023年3月期には電力価格の高騰の影響もあり過去最高を大幅に更新。
- 営業利益に関しても、前期は大幅増益となっており、前期比で2倍超と過去最高を更新しました。
利益率の推移
- 営業利益率に関しては、常に8%以上で推移してはいるものの、18年3月期の12.2%から下落傾向。
- 当期利益率に関しても、下落傾向であったものの、前期、前々期と回復をしてきています。
ここで、同業種のライバル企業「東京電力HD」の利益率と比較してみましょう。
- 営業利益率：9.98%
- 当期利益率：6.17%
- 営業利益率：0.87%
- 当期利益率：0.11%
YUSUKE営業利益率、当期利益率ともに、国内最大の電力会社を大きく上回っており、魅力的な利益率ということが分かります。
Jパワーの株主還元は魅力的なのか？
Jパワーの『株主還元は魅力的なのか？』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
配当金の推移
- 配当金に関しては、少しずつ増配をしてきており、過去10年間で減配は一度もなし。
- 配当性向に関しては、安定して推移しており、前期の23年3月期は14.5%と配当余力はまだまだあります。
短期的な利益変動要因を除いて 連結配当性向30% 程度を目安に、利益水準、業績見通し、財務状況などを踏まえた上で、安定的かつ継続的な還元充実に努める方針。
自社株買いの推移
- 自社株買いに関しては、過去10年間で一度もありません。
総還元利回り
- 総還元利回り＝実績配当利回りとなっており、徐々に上昇をしてきています。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は2.98%と、まずまずの水準かと思います。
株主優待
Jパワーには株主優待はありません。
Jパワーの株に対するよくあるQ＆A
それでは、Jパワーの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
Q1 . 将来性のある企業ですか？
Jパワーは将来性のある企業だと思いますか？
結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
- 業績は右肩上がりで伸びており、堅調に推移
- 利益率も同業種と比較をしても高水準
- 配当金は過去10年間で減配は一度もなし
これらを踏まえて、ボクの個人的見解は…、
YUSUKEJパワーの株は、高配当株ポートフォリオの一角に組み込みたい銘柄のひとつです。
Q2 . 「今」って買い時ですか？
Jパワーの株は「今」買い時だと思いますか？
結論：個人的には「今」は比較的割安な価格帯かと思います。
ちなみに、
YUSUKEボクは予想配当利回り4.0%をひとつの目安にしています！
※あくまでも個人の見解です。
Jパワーの予想配当利回りが4.0%まで上がるためには、株価は2,250円まで下げる必要があります。
Jパワーの株価は現在、直近高値の2604.5円から大きく下げてきており、比較的割安な価格帯だとボクは考えています。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
Q3 . 高配当株はどうやって買うんですか？
高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。
- 手数料の安い証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
といった質問をよく頂きます。
ちなみに、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています！
一番の理由は「業界屈指の格安手数料」です。
SBI証券は「ゼロ革命」と称し、国内株式の売買手数料を「無料」としており、他の証券会社ではかかるはずの売買手数料がゼロと個人投資家に最も人気のある証券会社です。
YUSUKE株式投資において「取引手数料＝無駄なコスト」ですので、出来る限りコストのかからない証券会社で取引するのがセオリーです！
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【重要】配当金で人生を豊かにするために
高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい…！
と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
ちなみに、日本を代表するメガバンク三菱UFJフィナンシャルグループ（配当利回り：4.42%）の株は、1株たったの928円ですので、誰でも気軽に購入ができます！（2023年5月29日時点）
昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。
YUSUKEボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。
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YUSUKE誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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