
クミアイ化学工業の業績や配当金の推移って伸びてるの?



クミアイ化学工業の株の買い時に悩むんだけど、今の株価は割安?
この記事は、クミアイ化学工業(4996)の株に投資を検討している方の「疑問を解決する記事」となっております。
❶ 業績は伸びているのか?
❷ 株主への還元は充実しているのか?
❸ 今の株価は割安なのか?



これらの投資判断基準について元メガバンク出身の筆者が詳しく分析をしていきます。
- クミアイ化学工業の株価下落のリスクとは?
- クミアイ化学工業はなぜ連続増配できるのか?
- クミアイ化学工業の株のお得な買い方はあるのか?
といった、多くの投資家が抱えている疑問についても解説をしていきます。
こちらの記事は、筆者の投稿時点での見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は最新の情報を分析した上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
クミアイ化学工業ってどんな企業?


チャート推移


こちらは、クミアイ化学工業の週足チャートです。2022年の6月頃には1,220円の高値をつけていましたが、その後は明確な下落トレンドが続いており、現在は748円付近で推移しています。この長期間にわたる株価の下落は、世界的な農薬の流通在庫調整などの外部環境の悪化に伴う、業績への懸念が強く意識されたためと考えられます。しかし、直近では下落の勢いも弱まりつつあり、700円台前半で底値を探るような動きも見え始めています。
クミアイ化学工業の業績は伸びているのか?
クミアイ化学工業の「業績は伸びているのか?」把握をするために、下記の3項目を確認していきます。
❶ 売上高・利益の推移
❷ セグメント別の業績動向
❸ 四半期純利益の推移
業績の推移


続いて、業績の推移について見てみると、2021年から2023年にかけては、売上・利益ともに順調に拡大していました。しかし、2024年に利益が減少し始め、2025年には当期純利益が前期比で67.8%減の44億円へと急激に落ち込んでいます。これは、海外市場を中心とした農薬の在庫調整や、市況の悪化という外部環境の逆風を強く受けたためです。ただ、安心材料として、今期の予想では当期純利益が64億円(前期比46.1%増)と、底打ちして回復に向かう見通しが立てられています。業績の最悪期はすでに脱しつつあり、再び成長軌道に戻れるかが今後の焦点となります。
セグメント別業績


次に、セグメント別の構成比を見ると、売上高構成比は主力である除草剤などの「農薬及び農業関連」が77.8%を占め、アミン硬化剤などの「化成品」が14.4%と続きます。続いて利益の構成比を見ると、「農薬及び農業関連」が81.6%とさらに高い割合を占め、利益率も7.80%と全社収益を力強く牽引する大黒柱であることが分かります。そして海外売上高比率は59.3%に達しており、国内のJA系列という安定基盤だけでなく、グローバル市場でもしっかりと稼ぐ事業構造が確立されている点は大きな強みと言えます。
四半期純利益の推移


こちらは、四半期毎の純利益の推移です。農薬事業の特性上、春先の需要期に向けて1Qと2Qに利益が大きく偏重するという、強い季節性がある点に注意が必要です。前期(2025年10月期)は4Qに大きな赤字を計上し、苦しい決算となりました。しかし、今期の1Q単体の業績を見ると、純利益は39億円となっており、今期目標の64億円に対して進捗率が61.6%に達しています。前年同期比では微減ですが、年間目標に対する滑り出しとしては、非常に順調なスタートを切ったと評価できます。
クミアイ化学工業の株主還元は魅力的なのか?
クミアイ化学工業の「株主還元は魅力的なのか?」把握をするために、下記の3項目を確認していきます。
❶ 1株配当・配当性向の推移
❷ 自社株買いの推移
❸ 総還元利回りの推移
配当の推移


続いて、配当金の推移を見てみると、好業績の追い風を受け、2017年から2023年にかけて6期連続増配を達成し、配当は45円まで急拡大しました。しかし、直近は海外農薬市場の在庫調整といった外部環境悪化による減益を受け、今期は24円予想と減配に転じています。一方、注目すべきは配当性向です。かつては20%台でしたが、純利益が落ち込んだ2025年は66.0%まで急激に引き上げられています。これは「配当性向30%以上を安定達成する」という明確な株主還元方針の表れであり、厳しい事業環境でも還元を死守する強い姿勢が伺えます。
株主還元の推移


次に、配当総額・自社株買い総額の推移を見てみると、配当総額は業績好調だった2023年に54億円まで増加しましたが、直近の2025年は純利益の大幅減に伴い29億円に減少しています。一方、過去5年間で自社株買いは一度も実施されておらず、還元はすべて配当で行われています。そして総還元性向を見ると、過去5年平均の27.6%に対し、純利益が落ち込んだ2025年は66%まで大幅に上昇しています。業績が苦しい局面でも還元額の減少幅を抑え、株主へ報いようとする強い姿勢が伺えます。
総還元利回りの推移


こちらは、過去10年間の利回りの推移です。まず実績配当利回りを見ると、増配に伴い近年は3%台へと上昇しています。また、総還元利回りについては、過去に自社株買い等で4%を超えた年もありました。次に、10年平均を見てみると、実績配当利回りは2.06%、総還元利回りは3.01%です。そして、現在の予想配当利回りは3.21%となっています。直近は減配したものの、株価の下落により、現在の予想配当利回りは、10年平均の総還元利回りをも上回っています。配当狙いの投資家にとっては、非常に魅力的な水準と言えます。
クミアイ化学工業の現在の株価は割安なのか?
クミアイ化学工業の「現在の株価は割安なのか?」把握をするために、下記の3項目を確認していきます。
❶ 予想PERの推移
❷ 実績PBRの推移
❸ 理論株価
予想PERの推移


続いて、現在の株価の割安度合いについて確認をしていきましょう。まずは、予想PERの推移です。現在の予想PERは14.1倍で、過去5年間の平均値である10.7倍を上回っています。これは、一時的な業績の落ち込みによって1株当たり利益(EPS)が低下しているため、計算上はPERが割高に見えてしまっている状態です。今後の業績回復を前提とするならば、極端な割高感はないと考えられます。
実績PBRの推移


続いて、実績PBRの推移です。現在の実績PBRは0.61倍で、過去5年間の平均値である0.85倍を大きく下回っています。解散価値である1倍も大きく割り込んでおり、企業の保有する純資産の価値から評価すると、現在の株価は歴史的に見ても非常に割安な水準に放置されていると判断できます。
理論株価


それでは、今の株価が「理論的に割安なのかどうか」を確認しておきましょう。現在の株価748円に対して、PER基準でのアナリスト予想は727円とやや下回りますが、会社予想では756円、PBR基準では760円と、概ね現在の株価付近が妥当なラインと算出されています。さらに、目標株価コンセンサスは820円となっており、現状から約9.6%の上値余地があるため、悲観しすぎる必要はない水準です。
最新の割安度合いについては…
マネックス証券の銘柄スカウターを使えば、ご自身のスマホからいつでも無料で確認ができます。


唯一のデメリットはマネックス証券に口座を開設している方限定のツールという点です。ですが、5分ほどで手続きは終わりますので、この機会に開設を検討してみましょう。
\期間限定のキャンペーンも実施中/
※銘柄スカウターは投資初心者にも大人気の無料分析ツールです。
個人的見解


最後に、クミアイ化学工業に対する個人的見解です。長期化する下落トレンドや、海外の在庫調整による直近の業績悪化は、確かにネガティブな要因です。しかし、これらの悪材料はすでに現在の株価にかなり織り込まれており、下値は限定的になりつつあると見ています。PBR0.61倍という圧倒的な割安感や、3.2%を超える高い予想配当利回りは、配当狙いの投資家にとって非常に魅力的です。今期の業績底打ち・回復シナリオを信じるならば、少しずつ打診買いでポートフォリオに組み入れていきたい銘柄だと考えています。
クミアイ化学工業の株に対するよくあるQ&A



それでは最後に、読者の方からよく頂く質問について順番に回答していきます!
Q. クミアイ化学工業の業績悪化や、株価下落の主な理由は何ですか?
クミアイ化学工業の業績悪化および株価下落の最大の理由は、海外市場における「農薬の流通在庫の調整」と、それに伴う市況の悪化です。同社は海外売上高比率が約60%と非常に高く、グローバルな需要動向に業績が大きく左右されます。コロナ禍において、各国の流通業者がサプライチェーンの混乱に備えて農薬の在庫を多めに積み増した結果、その後の需要が一服したタイミングで、過剰在庫の消化(在庫調整)が必要となりました。これにより、同社からの新規出荷が減少し、売上および利益が大きく圧迫されることになりました。また、円安の恩恵が一服したことや、原材料価格の高止まりなども利益を押し下げる要因となっています。これらのネガティブな事業環境が投資家に嫌気され、2022年半ばから長期的な株価の下落トレンドが形成されました。
Q. 業績が落ち込んでいますが、クミアイ化学の配当金は今後も維持されるのでしょうか?
結論から言うと、現在の配当水準(1株あたり24円)は、維持される可能性が高いと予想しています。同社は、最新の株主還元方針および中期経営計画において、「配当性向30%以上を安定して達成すること」を明確な目標として掲げています。実際に、利益が激減して最も苦しかった2025年10月期においても、配当性向を66.0%まで大幅に引き上げることで、24円の配当を死守しました。この行動からは、経営陣の「安易な減配は避け、株主還元を重視する」という強い意志が感じられます。さらに、今期予想では当期純利益が前期比で約46%の増益となる見込みであり、業績は底を打って回復に向かうシナリオが描かれています。業績が回復軌道に乗れば、配当原資にも余裕が生まれるため、現在の配当水準は十分に維持できると考えられます。
Q. 現在の株価は下落していますが、今後の成長や株価反転のきっかけは何だと考えられますか?
今後の成長や株価反転の最大のきっかけは、「海外における農薬在庫調整の完了」と、「新規農薬の販売拡大」にあります。現在、同社の足を引っ張っている海外の在庫調整は、永遠に続くものではなく、いずれ適正水準に戻ります。在庫消化が進めば、再び通常の出荷サイクルへと戻り、業績は急回復する公算が大きいです。さらに、同社は主力除草剤「アクシーブ」に次ぐ成長ドライバーとして、新規殺菌剤「ディザルタ」などのグローバル展開を強力に推し進めています。新製品が海外市場で順調にシェアを獲得できれば、大きな収益の柱へと成長するでしょう。また、現在の株価はPBRが0.6倍台と歴史的な割安水準に放置されており、悪材料はすでに株価に織り込まれていると判断できます。業績回復の兆しが四半期決算の数字として明確に表れ始めれば、割安修正の買いが入り、本格的な株価反転の強力なきっかけになるはずです。
Q. クミアイ化学工業の株をお得に買う裏ワザはありますか?
クミアイ化学工業をはじめとする高配当株に投資をする際の1番のポイントは、複数の銘柄に分散で投資をすることです。これによって、リスクを複数の銘柄に分散し、資金減少のリスクを限定することが出来ます。
ですので、
- 少額(1株)から株を購入することが出来て、
- 売買手数料が無料=0円
の証券会社を選ぶのが最もお得に高配当株投資をする方法です。
高配当株のお得に買うための手順はこちらです。



証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
といった質問をよく頂きますが、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています!
最大の理由は業界のトップランナーで「売買手数料0円」「1株から売買可能」だからです。
SBI証券は「ゼロ革命」と称し、国内株式の売買手数料を「無料=0円」としており、他の証券会社ではかかるはずの売買手数料がゼロと個人投資家に最も人気のある証券会社です。



株式投資において「取引手数料=無駄なコスト」ですので、出来る限りコストのかからない証券会社で取引をしていきましょう。
\たった5分で手続き完了/
※取引手数料は驚異のゼロ円!最も選ばれている証券会社
Q. 配当金で生活をするためにはどうしたら良いのですか?



高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい…!
と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
ちなみに、皆さんの生活には欠かすことの出来ない日本No.1の通信会社NTTの株は1株たったの150円ほどですので、誰でも気軽に購入が出来ます👍


昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。



ボク自身もSBI証券を活用して1株ずるコツコツと高配当株を購入しています!
【公式サイト】 https://www.sbisec.co.jp/
SBI証券であればスマホアプリから手軽に高配当株を買うことが出来る(しかも手数料無料!!)ので、投資初心者の方でもストレスなく取引が可能です!
口座が開設されるまでには多少時間がかかりますので、「高配当株を買いたい!」と思った時に買うことが出来るように事前に開設の手続きをしておくことをオススメします👍
\たった5分で手続き完了/
※取引手数料は驚異のゼロ円!最も選ばれている証券会社

