給料にプラスして毎月配当金がもらえたら嬉しいな…。
優良株のみで作られた毎月配当ポートフォリオがあれば教えてほしい…。
こういった疑問や悩みを抱えている方のために、優良株のみで作成した『たった6銘柄』で作れる毎月配当ポートフォリオを紹介していきます。
上記の内容について、投資を始めたばかりの方でも超分かりやすく学ぶことが出来ます。
その結果として、
この毎月配当ポートフォリオであれば、自分でも簡単に作ることが出来そう!
株価が安くなったタイミングで私もおすすめの高配当株を買ってみたい!
そんな風に、皆さんに感じて頂けたらと思います。
この記事は、元メガバンク出身の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに執筆しています。
この記事を最後まで読むことで、有益な投資先について学ぶことができ、「配当金で人生をより豊かに」していくことに繋がるかと思います!
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
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【注意】毎月配当ポートフォリオを作成するデメリット
まずはじめに、毎月配当ポートフォリオを作成する最大のデメリットからお話をしていきます。
えっ…、いきなりデメリットからってどういうこと⁈
という方もいるかと思いますが、
このデメリットを理解したうえで、「それでも毎月配当ポートフォリオを作りたいんだ!」という方だけ、作成していきましょう。
それでは、早速ではありますが、毎月配当ポートフォリオを作成する最大のデメリットがこちらです。
それは、銘柄の選定がベストな選択ではなくなるといった点です。
銘柄の選定がベストな選択ではなくなる
そもそも高配当株投資は、業績好調かつ財務が健全で、配当金をたくさん出している銘柄に投資をする手法です。
正直、いつ配当金をもらえるのかは、銘柄選定において重要ではない項目です…。
こちらは、東証プライム・東証スタンダード・東証グロース市場に上場している全3814社の決算月別の銘柄数です。
見て頂くと分かる通り、3月決算の銘柄数が2,279社と最も多く、全体の59.8%の割合となっています。
それに対して、4月決算の銘柄はたった40社しかなく、全体のわずか1.0%しかありません。
確率的に、良い高配当株は3月決算の銘柄の中に多く含まれており、4月決算の銘柄の中から良い高配当株を探すとなると困難であることは容易に想像できます。
実際、ボクが心の底から「長期で保有したいと思える高配当株」は、3月決算の銘柄ばかりです。
ですが、毎月配当ポートフォリオを作成するのは、このデメリット以上の「3つのメリット」が存在しますので、順番に解説をしていきます。
毎月配当ポートフォリオを作成する3つのメリット
それでは、毎月配当ポートフォリオを作成する3つのメリットについて解説をしていきます。
- 毎月のキャッシュフローが安定する
- 精神的な余裕がうまれる
- 株式投資に向き合う時間が増える
上記の3点について、順番に解説をしていきます。
①毎月のキャッシュフローが安定する
毎月配当ポートフォリオを作成するメリットの一つ目は、「毎月のキャッシュフローが安定する」といった点です。
配当金は増減があるものの、半年に1回や、3か月に1回、投資先から定期的にお金がもらえます。
自分自身の給料や労働収入に加えて、プラスαの配当金収入が生まれることで、収支に余裕がうまれます。
毎月1万円でも配当金をもらうことが出来れば、携帯代などの固定費を配当金で支払うことができるので、生活が今よりも豊かになります。
②精神的な余裕がうまれる
毎月配当ポートフォリオを作成するメリットの二つ目は、給料以外の収入が毎月入ることで「精神的な余裕がうまれる」といった点です。
ボク自身、毎日「仕事をして」「家事をして」「育児をして」いるので、
- 仕事に関するストレス
- 家庭でのストレス
- 金銭的なストレス
と、様々な場面でストレスを感じることがあります。
その結果、ちょっとしたことでイライラして、周りの大切な人にキツく当たってしまい、後で後悔をする…なんてことが多々あります…。
①毎月配当金を受け取ることで、
⇒②金銭的なストレスが減る
⇒③最悪アルバイトでも生きていける
⇒④仕事に関するストレスが減る
⇒⑤家族に優しくできるようになる
といった好循環に繋がり、心穏やかに過ごせる時間が年々増えてきました。
最近感じることは、家族を幸せにするために仕事をしているのに、家族にイライラをぶつけてまで仕事をしていては本末転倒だなあと考えるようになりました。
自分の働き方や、働く意味についての理解を深めることができるようになったのも、精神的な余裕がうまれたことが大きいです。
③株式投資に向き合う時間が増える
毎月配当ポートフォリオを作成するメリットの三つ目は、毎月配当金が振り込まれることで「株式投資に向き合う時間が増える」といった点です。
ボクは毎月配当金が振り込まれる度に、「どうやったらもっと多くの配当金がもらえるんだろう…。」と考えるようになり、株式投資に向き合う時間が増えました。
- 良い銘柄を選ぶ
- 良いタイミングで売買する
- 入金力を上げる
ボク自身、もっと多くの配当金をもらうために、「高配当株の分析」をして、「売買のタイミング」を考え、自分のインプットを「ブログにまとめてアウトプット」することで入金力を上げていっています。
株式投資のことを考えるのって、なんか難しいし、めんどくさいな…。
と感じる方も多いかと思いますが、配当金は人生をより豊かにしてくれます。
小額でも良いので「今よりも人生を豊かにするために」毎月配当金生活をスタートしてみるのはいかがでしょうか。
『たった6銘柄』で作れる毎月配当ポートフォリオ
それでは、今回のメインテーマ『たった6銘柄』で作れる毎月配当ポートフォリオを紹介していきたいと思います。
この6銘柄は全て、中間配当と期末配当の年2回配当を出している高配当株です!
権利確定月別で見ていくと、個人的にはこの6銘柄が現状ベストの組み合わせなんじゃないかなと考えています。
配当金で人生をより良くしたいと考えている高配当株投資家にとっては、絶対に押さえておきたい6銘柄ですので、順番に解説をしていきます。
1銘柄目:積水ハウス(1928)
毎月配当ポートフォリオ「1月/7月」権利確定の高配当株は、【1928】積水ハウスです。
- 予想配当利回り:4.05%
- 24年1月配当金:1株59円
- 23年7月配当金:1株59円
積水ハウスってどんな企業?
積水ハウスは、高級戸建中心の住宅トップメーカーです。時価総額は約1.9兆円の大型株。請負型、ストック型、開発型、国際の各ビジネスを展開しています。米国戸建てが住宅市況の一時悪化で後退し、営業益は伸び悩んでいます。
2銘柄目:イオンフィナンシャルサービス(8570)
毎月配当ポートフォリオ「2月/8月」権利確定の高配当株は、【8570】イオンフィナンシャルサービスです。
- 予想配当利回り:4.23%
- 24年2月配当金:1株28円
- 23年8月配当金:1株25円
イオンフィナンシャルサービスってどんな企業?
イオンフィナンシャルサービスは、イオングループの金融サービス会社です。時価総額は約2,680億円の中型株。国内・海外連結会員数4600万人の「イオンカード」を中心に、クレジット業務、銀行業務、電子マネー業務、生命保険業務、国際業務を営んでいます。「アジアNo.1のリテール金融サービス会社」を目指し、アジア12カ国によるAFSエコシステムの確立を推進中。
3銘柄目:日本電信電話(9432)
毎月配当ポートフォリオ「3月/9月」権利確定の高配当株は、【9432】日本電信電話です。
- 予想配当利回り:3.06%
- 24年3月配当金:1株2.5円
- 23年9月配当金:1株2.5円
NTTってどんな企業?
NTTは、国内最大手の通信事業グループです。時価総額は約14.6兆円の大型株。国内外950社、従業員数33万人以上のNTTグループを統括する持株会社です。情報サービス分野を中心に海外企業の買収にも積極的に取り組んでいます。
4銘柄目:クミアイ化学工業(4996)
毎月配当ポートフォリオ「4月/10月」権利確定の高配当株は、【4996】クミアイ化学工業です。
- 予想配当利回り:3.97%
- 23年4月配当金:1株18円
- 23年10月配当金:1株24円
クミアイ化学工業ってどんな企業?
クミアイ化学工業は、JA系列で農薬専業首位級の企業です。時価総額は約1,380億円の中型株。農薬を製造し、全国農業協同組合連合会(JA)を通じて国内に販売しています。第二の柱・化成品事業は、塩素化、精密化学品、発泡スチロール、アミン硬化剤(世界トップ)等を製造・販売しています。
5銘柄目:サムティ(3244)
毎月配当ポートフォリオ「5月/11月」権利確定の高配当株は、【3244】サムティです。
- 予想配当利回り:3.98%
- 23年5月配当金:1株39円
- 23年11月配当金:1株51円
サムティってどんな企業?
サムティは不動産開発&賃貸のグループ会社です。時価総額は約1,000億円の中型株。関西エリアを中心に事業用地の仕入、不動産開発、再生・販売、賃貸・管理、ファンド運用、ホテル運営をグループで営んでいます。2020年にはベトナム不動産会社最大手のVHM社と住宅分譲事業を開始しています。
6銘柄目:ヒューリック(3003)
毎月配当ポートフォリオ「6月/12月」権利確定の高配当株は、【3003】ヒューリックです。
- 予想配当利回り:3.68%
- 23年6月配当金:1株23円
- 23年12月配当金:1株23円
ヒューリックってどんな企業?
ヒューリックは、旧富士銀行が所有する不動産のビル管理で創業した不動産デベロッパーです。時価総額は約9,500億円の中型株。東京23区を中心としたポートフォリオとし、オフィス・商業ビルでは最寄駅から徒歩3分以内の物件が6割を占め、好立地物件を多く保有しています。
毎月3万円の配当金をもらうために必要な投資金額
毎月配当金がもらえるポートフォリオを紹介したところで、
何株ずつ買えば毎月3万円の配当金がもらえるんですか…?
といった質問にお応えしていきたいと思います。
こちらが、今回紹介した高配当株を1株ずつ購入した場合に受け取れる月別の配当金額になります。
この配当金額をもとに、毎月3万円以上の配当金を受け取るために必要な株数を計算してみました。
- 積水ハウス:509株
- イオンFS:1,200株
- 日本電信電話:12,000株
- クミアイ化学工業:1,667株
- サムティ:770株
- ヒューリック:1,305株
これらの株数を購入する際に必要な合計投資金額は、
「10,082,866円」になります!
そして、受け取れる配当金の合計額は税引前で「383,006円」、ポートフォリオ全体での配当利回りは3.80%となりました。※2023年8月10日終値で計算
今回紹介をした6銘柄は、配当金だけではなく、業績も堅調に推移している銘柄をPICKUPしています。
興味のある方は、ご自身でも銘柄を分析したうえで、購入を検討してみて下さい。
【重要】配当金で人生を豊かにするために
高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい…!
と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
ちなみに、日本を代表するメガバンク三菱UFJフィナンシャルグループ(配当利回り:4.42%)の株は、1株たったの928円ですので、誰でも気軽に購入ができます!(2023年5月29日時点)
昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。
ボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。
【公式サイト】 https://www.sbisec.co.jp/
SBI証券のS株は買付手数料が無料と言うのは勿論、何よりもアプリやwebサイトがシンプルで直感で操作が可能です!
資産形成を加速させる上でのポイントは、「贅沢をする順番を変える!」ということです。
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲みに行ったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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