ミクシィの株価が今後どうなるのかについて知りたい。
ミクシィの将来性ってどうなの？
皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
MIXI（ミクシィ）の、
- 業績は成長しているのか？
- 配当や株主優待は充実しているのか？
- 現在の株価は割安なのか？
といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。
- ミクシィはどんな会社なのか？
- ミクシィの将来性について
- ミクシィは「今」買い時なのか？
- ミクシィのお得な買い方とは？
YUSUKEこの記事は、元メガバンク出身の高配当株マニアが執筆しました。
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ミクシィってどんな企業？
ミクシィは、国内最大規模のスマホゲームアプリ「モンスターストライク」を運営している会社です。時価総額は約1,800億円の中型株。以前は交流サイトの「mixi」運営が中心でしたが、海外勢の台頭で事業は縮小。2013年に投入した「モンスト」が成長し、収益の柱となっています。加えて、プロバスケットボールチームの「千葉ジェッツ」や、Jリーグの「FC東京」を子会社化しスポーツ観戦事業にも注力しています。
ミクシィは何で稼いでいるのか？
それでは、ミクシィが『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。
23年3月期の売上高に関しては、主要3事業の全セグメントで前期比プラスと好調に推移。ですが、セグメント利益を見てみると、デジタルエンターテイメント事業が利益の大部分を占めており、スポーツ事業、ライフスタイル事業は赤字となっています。
ミクシィの業績推移
それでは、ミクシィの『業績は成長しているのか？』を把握するために、
- 売上高の推移
- 利益率の推移
上記の2項目について確認をしていきましょう。
売上高の推移
- 売上高に関しては、2016年3月期をピークに右肩下がりも、前期の23年3月期には前期比20%超の増収と反転。
- 営業利益に関しても、ピーク時から4分の1程度にまで落ち込むも、反転の兆しを見せつつあります。
最新の決算短信
- 今期24年3月期3Q時点で、売上高は前期比+0.4%、営業利益△39.1%、経常利益△36.5%、当期利益＋131.0%、進捗率は当期利益で49.1%となっています。
- 配当に関しては、前期と同様の1株110円と現状増配の予定はありません。
YUSUKE今期は前期から純利益+84.1%の計画を掲げるも、出遅れ感は否めず、本決算でどういった決算が出てくるのか注目です。
利益率の推移
- 営業利益率に関しては、15年3月期には46.7%もあったものの、そこからは下落基調。とはいえ、前期は16.9%とまずまずの水準です。
- 当期利益率に関しても同様に、15年3月期の29.2%から下落してきており、前期の23年3月期には3.5%となっています。
ここで、同業種のライバル企業「DeNA」の利益率と比較してみましょう。
- 営業利益率：12.33%
- 当期利益率：6.51%
- 営業利益率：3.11%
- 当期利益率：6.56%
YUSUKE営業利益率はDeNAを大きく上回ってはいるものの、当期利益率となるとほぼ同水準。両企業ともの、業績はピーク時から下落基調です。
ミクシィの株主還元姿勢
つづいて、ミクシィの『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、
- 配当金の推移
- 自社株買いの推移
- 株主優待
上記の3項目を確認していきましょう。
配当金の推移
- 配当金に関しては、2020年3月期から1株110円と横ばいでの推移。
- 配当性向に関しては、上昇傾向となっており、23年3月期には155.5%と100%を超えてしまいました。
将来の成長に必要な事業開発、研究開発、M＆Aなどの投資を実施することにより、企業価値の持続的な向上を目指しながら、連結配当性向20%または株主資本配当率（DOE）5％を目安に配当を行うことを基本方針としています。
予想配当利回りの推移
予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値：8.12%
- 平均値：4.72%
- 最小値：3.42%
YUSUKE現在の予想配当利回りは4.44%で、平均値近辺での推移となっており、ミクシィにしては平均的な利回り水準です。
自社株買いの推移
- 自社株買いに関しては、過去10年間中5期で実施と積極的。
- 総還元性向は、緩やかに上昇をしてきてはいるものの、10年平均では64.8%と問題のない水準。
総還元利回り
- 総還元利回りに関しては、16年3月期以降は高水準で推移しており、前期の23年3月期には7.45%と高還元。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は5.24%と、非常に魅力的な水準かと思います。
株主優待
ミクシィには株主優待はありません。
ミクシィの株は割安なのか？
つづいて、ミクシィの『現在の株価は割安なのか？それとも割高なのか？』把握をするために、
- 予想PERの推移
- 実績PBRの推移
- 理論株価
上記の3項目を確認していきしょう。
予想PERの推移
まずは、予想PERの推移を過去5年間レンジで確認してみると、
- 最大値：81.5倍
- 平均値：30.8倍
- 最小値：6.5倍
YUSUKE現在の予想PERは18.6倍で、平均値を下回っており、ミクシィにしては比較的割安なPER水準です。
実績PBRの推移
つづいて、実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認してみると、
- 最大値：1.30倍
- 平均値：0.98倍
- 最小値：0.60倍
YUSUKE現在の実績PBRは1.02倍で、平均値近辺での推移となっており、ミクシィにしては平均的なPBR水準です。
理論株価
それでは最後に、今の株価が『理論的に割安なのかどうか』を確認しておきましょう。
ミクシィの現在の株価（2,478円）に対して、
- PER基準(会社予想)：2,929円
- PER基準(アナリスト予想)：2,606円
- PBR基準：2,415円
上記のような理論株価になっています。
YUSUKEこちらを見る限り、ミクシィの現在の株価はPER基準の理論株価を下回っており、比較的割安感のある株価水準と見てとれます。
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ミクシィの株に対するQ＆A
それでは、ミクシィの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
Q. ミクシィは将来性のある企業ですか？
ミクシィは将来性のある企業だと思いますか？
結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
ここで、ミクシィの株価変動要因でもある「魅力」と「懸念材料」についてまとめておきます。
- ミクシィは高い収益性を誇るゲームソフト会社です。特に国内最大規模のスマホゲームアプリ「モンスターストライク」の収益性は抜群。
- 株主還元に関しては、配当と自社株買いを積極的に行っており、前期の総還元利回りは7.45%と高還元。
- スポーツ事業は公営競技・観戦ともに伸びてきており、新たな収益基盤となれるか。
- 家族アルバムアプリ「みてね」は海外ユーザーも獲得しており、個人的にも重宝しているアルバムアプリ。
- モンストは2024年10月に10周年を迎えることもあり、運営コストの増加が見込まれる。
- 新たな収益の柱として期待されているライフスタイル事業、スポーツ事業は赤字となっており、今後の成長がカギ。
これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、
YUSUKEミクシィの株は、割安感のある価格帯であれば高配当株ポートフォリオに組み込みたい銘柄のひとつです。
Q. ミクシィの株は「今」買い時ですか？
それでは、ミクシィの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。
こちらは、週足5年チャートです。
2020年の3月頃に直近安値の1340円をつけるも、そこから株価は急騰。その後は株価2000円から3000円のレンジでの推移が続いており、ここから上値の更新が出来るか注目したいところです。
YUSUKE個人的には、予想配当利回り5.0%（株価2200円）をひとつの目安としており、この価格帯であればPBRも1倍を割ってくるので、悪くはない水準なのかなと考えています。
※あくまでも個人の見解です。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
Q. ミクシィの株はどうやって買うんですか？
ミクシィの株に興味が出てきたので、お得な買い方があれば教えてほしい…。
高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。
- 手数料の安い証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
といった質問をよく頂きます。
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YUSUKEボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。
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