パーソルホールディングスの株価が今後どうなるのか知りたい。
パーソルホールディングスの将来性ってどうなの？
皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
パーソルホールディングスの、
- 業績は成長しているのか？
- 配当や株主優待は充実しているのか？
- 現在の株価は割安なのか？
といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。
- パーソルHDはどんな会社なのか？
- パーソルHDの将来性について
- パーソルHDは「今」買い時なのか？
- パーソルHDのお得な買い方とは？
YUSUKEこの記事は、元メガバンク出身の高配当株マニアが執筆しました。
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パーソルホールディングスってどんな企業？
パーソルホールディングスは、業界2位の大手人材派遣会社です。時価総額は約4,700億円の中型株。人材派遣「テンプスタッフ」・転職「doda」を中核サービスに、派遣・BPO、求人広告、人材紹介など総合人材サービスを国内・アジア太平洋地域で展開しています。
パーソルホールディングスは何で稼いでいるのか？
それでは、パーソルホールディングスが『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。
2022年度の営業利益に関しては、「Staffing」事務領域の人材サービスの利益割合が最も大きく、全体の68.1%を占めています。
また、利益率を見てみると「Career」人材紹介セグメントが14.9%と最も高く、前期比で見ても業績を大きく後押ししていることが分かります。
パーソルホールディングスの業績推移
それでは、パーソルホールディングスの『業績は成長しているのか？』を把握するために、
- 売上高の推移
- 利益率の推移
上記の2項目について確認をしていきましょう。
売上高の推移
- 売上高に関しては、右肩上がりで伸びており、前期の23年3月期には過去最高を大きく更新。
- 営業利益に関しても、好調に推移しており、2期連続で過去最高益を更新しています。
最新の決算短信
- 今期24年3月期3Q時点で、売上高は前期比+7.2%、営業利益△4.7%、経常利益△4.0%、当期利益＋30.1%、進捗率は当期利益で85.7%となっています。
- 配当に関しては、株式分割を考慮し前期の1株6.1円から今期は1株8.6円に増配、増配率は40.9%です。
YUSUKE今期は前期から純利益+42.9%の計画を掲げるも、ここまで順調に推移しており、本決算での上振れも期待したいところです。
利益率の推移
- 営業利益率に関しては、15年3月期の5.9%をピークに下落傾向で推移。
- 当期利益率に関しては、1%～3%の間を推移しており、年によってややムラがあります。
ここで、同業種のライバル企業「リクルートHD」の利益率と比較してみましょう。
- 営業利益率：4.34%
- 当期利益率：1.68%
- 営業利益率：10.04%
- 当期利益率：7.87%
YUSUKE営業利益率、当期利益率ともに、業界最大手のリクルートには及ばず、安定感もやや劣ります。
パーソルホールディングスの株主還元姿勢
つづいて、パーソルホールディングスの『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、
- 配当金の推移
- 自社株買いの推移
- 株主優待
上記の3項目を確認していきましょう。
配当金の推移
- 配当金に関しては、コロナ禍で一時減配するも、右肩上がりで増え続けており、22年3月期から2期連続増配中。
- 配当性向に関しては、上下しているものの、常に100%以下で推移しており、前期も68.2%と全く問題のない水準です。
株主に対する利益還元を経営上の重要課題と認識しており、今中期経営計画においては配当性向を調整後EPSの約50％とする方針です。
実績配当利回りの推移
実績配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値：3.03%
- 平均値：1.57%
- 最小値：0.72%
YUSUKE現在の実績配当利回りは3.03%で、平均値を大きく上回っており、パーソルホールディングスにしては魅力的な利回り水準です。
自社株買いの推移
- 自社株買いに関しては、過去10年間中3期で実施。
- 総還元性向は、上昇傾向となっており、10年平均では45.4%と余力は十分にあります。
総還元利回り
- 総還元利回りに関しては、徐々に上昇をしてきてはいるものの、過去10年間で3％超は1期のみ。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は1.62%と、高配当株としては物足りない水準です。
株主優待
パーソルホールディングスには株主優待はありません。
パーソルホールディングスの株は割安なのか？
つづいて、パーソルホールディングスの『現在の株価は割安なのか？それとも割高なのか？』把握をするために、
- 予想PERの推移
- 実績PBRの推移
- 理論株価
上記の3項目を確認していきしょう。
予想PERの推移
まずは、予想PERの推移を過去5年間レンジで確認してみると、
- 最大値：92.4倍
- 平均値：31.9倍
- 最小値：15.6倍
YUSUKE現在の予想PERは15.6倍で、平均値を大きく下回っており、過去5年間で最も低いPER水準です。
実績PBRの推移
つづいて、実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認してみると、
- 最大値：4.79倍
- 平均値：3.18倍
- 最小値：1.44倍
YUSUKE現在の実績PBRは2.50倍で、平均値を下回っており、パーソルホールディングスにしては比較的割安なPBR水準です。
理論株価
それでは最後に、今の株価が『理論的に割安なのかどうか』を確認しておきましょう。
パーソルホールディングスの現在の株価（201.2円）に対して、
- PER基準(アナリスト予想)：215円
- PBR基準：232円
上記のような理論株価になっています。
YUSUKEこちらを見る限り、パーソルホールディングスの現在の株価は全ての理論株価を下上回っており、比較的割安感のある株価水準と見てとれます。
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パーソルホールディングスの株に対するQ＆A
それでは、パーソルホールディングスの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
Q. パーソルホールディングスは将来性のある企業ですか？
パーソルホールディングスは将来性のある企業だと思いますか？
結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
ここで、パーソルホールディングスの株価変動要因でもある「魅力」と「懸念材料」についてまとめておきます。
- パーソルHDは人材総合サービス業界2位の大手人材派遣会社です。
- 配当に関しては、増配傾向で推移しており、この10年間で14倍超に。
- 転職支援や求人広告も企業の採用意欲高く高成長。
- AIを活用し、転職支援の成功確率の引き上げに取り組む。
- 求人需要が減少する場合などは業績悪化の可能性も。
- 中長期的には国内人口の減少、特に若者層の継続的な減少も、業績の下押し圧力となる可能性がある。
これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、
YUSUKEパーソルHDの株は、割安感のあるタイミングでは高配当株ポートフォリオの一角に組み込みたい銘柄のひとつです。
Q. パーソルホールディングスの株は「今」買い時ですか？
それでは、パーソルホールディングスの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。
こちらは、週足5年チャートです。
2020年3月頃の安値83.8円から株価は急騰。2021年の11月頃には上場来高値の368.5円記録しています。ですがその後、株価はジリジリと下げてきており、2021年来の株価水準まで下げてきています。
YUSUKE個人的には、予想配当利回り4.5%（株価191円）をひとつの目安としており、そろそろ買い時が近づいてきたなといった感じです。
※あくまでも個人の見解です。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
Q. パーソルホールディングスの株はどうやって買うんですか？
パーソルホールディングスの株に興味が出てきたので、お得な買い方があれば教えてほしい…。
高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。
- 手数料の安い証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
といった質問をよく頂きます。
ちなみに、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています！
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YUSUKEボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。
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資産形成を加速させる上でのポイントは、「贅沢をする順番を変える！」ということです。
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