マクニカHDの株価が急落した理由について知りたい。
マクニカHDの将来性ってどうなの?
皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
マクニカHDの、
- 業績は成長しているのか?
- 配当や株主優待は充実しているのか?
- 現在の株価は割安なのか?
といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。
この記事は、元メガバンク出身の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに執筆しています。
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マクニカHDってどんな企業?
マクニカHDは、マクニカを中核とする独立系の大手エレクトロニクス商社です。時価総額は約3,700億円の中型株。国内外の大手電機・電子機器メーカー向けを中心に集積回路、電子デバイス、ネットワーク、モビリティ、セキュリティ商品の輸出入・開発・販売。富士エレクトロニクスとの統合により半導体商社としては国内トップ。
マクニカHDは何で稼いでいるのか?
それでは、マクニカHDが『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。
こちらは、セグメント別業績に関する資料です。
2023年度の売上高に関しては、半導体セグメントが88%、ネットワークセグメントが12%といった内訳です。
また、海外売上高比率に関しては、41%と半分近くが海外での売上となっています。
こちらは、半導体事業の用途別売上高に関する資料です。
用途別で見ると、産業機器用の構成比が48%と半分近くを占めており、その次が車載用半導体で22%となっています。
加えて、車載用は前期比増減率+23%と半導体事業の用途別としては最も大きく伸びています。
マクニカHDの業績推移
それでは、マクニカHDの『業績は成長しているのか?』を把握するために、
- 売上高の推移
- 利益率の推移
上記の2項目について確認をしていきましょう。
売上高の推移
- 売上高に関しては、右肩上がりで伸びており、前期・前々期と2期連続で1兆円を超えました。
- 営業利益に関しても、好調に推移しており、21年3月期から4期連続で過去最高益を記録しています。
最新の決算短信
- 今期25年3月期1Q終了時点で、売上高は前期比-8.0%、営業利益-41.7%、経常利益-39.1%、純利益-40.9%、進捗率は純利益で19.1%となっています。
- 配当に関しては、前期の1株200円から今期は1株210円に増配、増配率は5.0%です。
今期は前期から純利益12.6%減の計画を掲げるも、先日発表された決算の進捗はイマイチ、ここから巻き返していけるか注目です。
利益率の推移
- 営業利益率に関しては、16年3月期の2.4%から右肩上がりで伸びており、前期は6.2%まで上昇。
- 当期利益率に関しても同様に、上昇基調で推移しており、24年3月期は4.7%まで伸びてきています。
ここで、同業種のライバル企業「東京エレクトロンデバイス」の利益率と比較してみましょう。
- 営業利益率:5.82%
- 当期利益率:3.82%
- 営業利益率:6.35%
- 当期利益率:4.11%
営業利益率、当期利益率ともに、ライバルの東京エレクトロンデバイスの利益率を若干下回ってはいるも、まずまずの利益率ということが分かります。
マクニカHDの株主還元姿勢
つづいて、マクニカHDの『株主還元は魅力的なのか?』を把握するために、
- 配当金の推移
- 自社株買いの推移
- 株主優待
上記の3項目を確認していきましょう。
配当金の推移
- 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、2022年3月期から3期連続増配中。
- 配当性向に関しては、ここ数年は30%以下で推移してきたものの、今期は90%まで上昇する予想です。
経営環境や各事業年度の連結業績および目標とする ROE(15%)などを勘案しながら、連結自己資本配当率(DOE)4%を目安として安定的かつ継続的な配当を実施するとともに、機動的な株主還元の手段として資本効率や市場環境などを考慮のうえ自己株式の取得を実施し、総還元性向 30~50%を目指す方針。
予想配当利回りの推移
予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:4.08%
- 平均値:2.62%
- 最小値:1.59%
現在の予想配当利回りは3.40%で、平均値を大きく上回っており、マクニカHDにしては魅力的な利回り水準です。
自社株買いの推移
- 自社株買いに関しては、過去10年間中6期で実施と積極的。
- 総還元性向は、年によってバラつきがあるも、10年平均では48.5%と余力は十分にあります。
総還元利回り
- 総還元利回りに関しては、大規模な自社株買いを実施したタイミングで大きく上昇しており、前々期の23年3月期は6.38%と高還元。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.51%と、非常に魅力的な利回り水準かと思います。
マクニカHDの株主還元は、配当に加えて自社株買いにも積極的で、業績に連動した株主還元となっており、更なる増配にも期待をしたい銘柄のひとつです。
株主優待
マクニカHDには株主優待はありません。
マクニカHDの株に対するQ&A
それでは、マクニカHDの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
マクニカHDは将来性のある企業ですか?
マクニカHDは将来性のある企業だと思いますか?
結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
- マクニカHDは富士エレクトロニクスとの統合により半導体商社としては国内トップ。
- 配当に関しては、3期連続増配中で配当性向も30%以下と余力も十分。
- 車載向けは需要堅調で、買収企業が貢献。セキュリティ関連も伸びる。
これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、
マクニカHDの株は、割安感のある株価水準であればポートフォリオの一角に組み込みたい銘柄のひとつです。
マクニカHDの株は「今」買い時ですか?
それでは、マクニカHDの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。
こちらは、週足5年チャートです。
コロナショック時に1149円まで下げた株価は右肩上がりで伸び続け、2024年の2月頃には上場来高値の8891円を記録。
ですが、24年3月期の業績に鈍化が見られたこともあり、株価は上場来高値から30%超の下落を見せています。
個人的には、予想配当利回り4.0%(株価5250円)をひとつの購入目安としています。
※あくまでも個人の見解です。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
マクニカHDの株はどうやって買うんですか?
マクニカHDの株に興味が出てきたので、お得な買い方があれば教えてほしい…。
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- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
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