野村不動産HDの株価は今後どうなるのか？業績や配当推移から徹底分析

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

野村不動産HDの、

1. 業績は成長しているのか？
2. 配当や株主優待は充実しているのか？
3. 現在の株価は割安なのか？

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

野村不動産HDってどんな企業？

野村不動産HDは何で稼いでいるのか？

それでは、野村不動産HDが『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

野村不動産HDの業績推移

それでは、野村不動産HDの『業績は成長しているのか？』を把握するために、

1. 売上高の推移
2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

• 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、翌年には復調、今期は過去最高を更新の予想。
• 営業利益に関しても、着実に伸びてきており、前期には過去最高を更新しています。

最新の決算短信

• 今期24年3月期3Q時点で、売上高は前期比+22.7%、営業利益＋27.9%、経常利益＋19.7%、純利益＋5.6%、進捗率は純利益で66.5%となっています。
• 配当に関しては、前期の1株120円から今期は1株130円に増配、増配率は8.3%です。

利益率の推移

• 営業利益率に関しては、比較的安定しており、20年3月期からは右肩上がりで推移。
• 当期利益率に関しては、14年3月期には5.0%しかなかったものの、前期の23年3月期には9.9%まで上昇。この10年間で約2倍にまで伸びてきています。

ここで、同業種のライバル企業「東急不動産HD」の利益率と比較してみましょう。

野村不動産HDの株主還元姿勢

つづいて、野村不動産HDの『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、

1. 配当金の推移
2. 自社株買いの推移
3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

• 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、2013年3月期から11期連続増配中。
• 配当性向に関しては、緩やかに上昇をしてきてはいるものの、前期は33.2%と余力は十分にあります。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

• 最大値：5.34%
• 平均値：3.48%
• 最小値：2.75%

自社株買いの推移

• 自社株買いに関しては、過去10年間中6期で実施と積極的。
• 総還元性向は、緩やかに上昇をしてきているものの、10年平均で37.4%と余力はまだまだあります。

総還元利回り

• 総還元利回りに関しては、自社株買いを始めた2018年3月期以降は常に高還元。
• また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.02%と、非常に魅力的な利回り水準かと思います。

株主優待

野村不動産HDには株主優待はありません。

野村不動産HDの株に対するQ＆A

それでは、野村不動産HDの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

野村不動産HDは将来性のある企業ですか？

結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

野村不動産HDの株は「今」買い時ですか？

それでは、野村不動産HDの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

コロナショックで株価は一時1465円まで下げるも、そこからは右肩上がりで推移。

調整を繰り返しながらも着実に株価を伸ばしてきており、24年3月頃には上場来高値更新間近の4422円まで株価を上げています。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

野村不動産HDの株はどうやって買うんですか？