【PBR1倍割れ】UBEの株価は今後どうなるのか徹底分析

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

UBEの、

1. 業績は成長しているのか？
2. 配当や株主優待は充実しているのか？
3. 現在の株価は割安なのか？

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

UBEってどんな企業？

UBEは何で稼いでいるのか？

それでは、UBEが『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

UBEの業績推移

それでは、UBEの『業績は成長しているのか？』を把握するために、

1. 売上高の推移
2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

• 売上高に関しては、19年3月期をピークに右肩下がりとなっており、前期も2期連続での減収。
• 営業利益に関しても、18年の3月期の503億円を6期連続で更新できておらず、特にこの2年は低調な業績となっています。

最新の決算短信

• 前期24年3月期4Q終了時点で、売上高は前期比-5.4%、営業利益38.5%、経常利益は黒転、純利益も黒転、進捗率は純利益で99.9%となっています。
• 配当に関しては、前期の1株105円から今期は1株110円に増配、増配率は4.8%です。

利益率の推移

• 営業利益率に関しては、18年3月期以降は下降気味も、前期は4.8%と復調。
• 当期利益率に関しては、23年3月期に赤字となるも、前期の24年3月期は過去10年間で最も高い6.2%まで伸ばしてきました。

ここで、同業種のライバル企業「三井化学」の利益率と比較してみましょう。

UBEの株主還元姿勢

つづいて、UBEの『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、

1. 配当金の推移
2. 自社株買いの推移
3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

• 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、過去10年間で減配は一度もありません。
• 配当性向に関しては、40％以下で安定して推移しており、前期の24年3月期は35.2%と配当余力はまだまだあります。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

• 最大値：6.02%
• 平均値：4.41%
• 最小値：3.50%

自社株買いの推移

• 自社株買いに関しては、過去10年間中3期で実施。
• 総還元性向は、自社株買いの実施時にはやや上昇するも、全体的にはかなり安定して推移しています。

総還元利回り

• 総還元利回りに関しては、19年3月期以降は常に3％以上で推移しており、自社株買いの実施時には7％超と高還元。
• また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.42%と、魅力的な利回り水準かと思います。

株主優待

UBEには株主優待はありません。

UBEの株に対するQ＆A

それでは、UBEの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

UBEは将来性のある企業ですか？

結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

UBEの株は「今」買い時ですか？

それでは、UBEの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

2023年に入り、株価は大きく上昇。2024年5月頃には直近高値の3,098円をつけ、そこから下落も、安値を切り上げて再度株価を伸ばしていけるのか注目です。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

UBEの株はどうやって買うんですか？