7148｜FPG

この記事では、

1. 業績は成長しているのか？
2. 収益源はなんなのか？
3. 株主還元は充実しているのか？

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

企業の概要について

チャート推移

こちらは、FPGの週足5年チャートです。

FPGの株価は、コロナ禍の20年4月頃に安値441円まで下げるも、その後は右肩上がりで推移。24年11月には上場来高値の3065円まで上昇し、コロナ禍の安値から5年経たずに株価は7倍にまで伸びました。現在は若干下げてきてはいますが、ここを押し目とし再度上昇していくことが出来るのか注目です。

セグメント別業績

こちらは、セグメント別業績に関する資料です。

• 24年9月期の業績は対前年比で各項目プラス50%前後と素晴らしい業績をあげています。その中でも、リースファンド事業と国内不動産ファンド事業が牽引し、対前年比で大幅な増収増益を実現しました。

業績の推移

こちらは、売上高・営業利益に関する資料です。

• 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、その後は順調に伸びてきており、3期連続で過去最高を更新。
• 営業利益に関しても同様の推移をしており、コロナ禍で落ち込んだ業績はこの4年間で凄まじい勢いで伸びてきています。

四半期純利益の推移

こちらは、四半期純利益に関する資料です。

• 今期の進捗率は4Q終了時点で113.7%
• 当初計画を10％以上上回って着地したこともさることながら、この3年間の四半期業績は全て前期比でプラスと、かなり好調に推移していることが分かります。

配当金の推移

こちらは、配当金・配当性向に関する資料です。

• 配当金に関しては、コロナ禍で大幅減配も、その後は右肩上がりで増え続けており、2021年9月期から4期連続増配中。
• 配当性向に関しては、安定した推移が続いており、前期は49.9%と余力はまだまだあります。

自社株買いの推移

こちらは、自社株買い総額、配当総額、総還元性向に関する資料です。

• 自社株買いに関しては、過去10年間中4期で実施。
• 総還元性向は、比較的安定して推移しており、10年平均で60.8%と余力は十分にあります。

総還元利回りの推移

こちらは、実績配当利回り、総還元利回りに関する資料です。

• 総還元利回りに関しては、全体的に高水準で推移しており、前期の24年9月期には7.49%とかなりの高還元。
• また、過去10年間での総還元利回りの平均値は5.32%、現在の予想配当利回りは4.67%で、配当利回りの10年平均4.18%を大きく上回ってきています。