FPGの株価は今後どうなる？業績や配当推移から徹底分析

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

FPGの、

1. 業績は成長しているのか？
2. 配当や株主優待は充実しているのか？
3. 現在の株価は割安なのか？

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

FPGってどんな企業？

FPGは何で稼いでいるのか？

それでは、FPGが『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

こちらは、セグメント別業績に関する資料です。

2023年9月期の売上高に関しては、国内の不動産ファンド事業の割合が最も大きく、前期比プラスと好調に推移。

前年比で見ると、海外の不動産事業が最も伸びており、前期比プラス252.5%と大きく伸びている事業のひとつです。

FPGの業績推移

それでは、FPGの『業績は成長しているのか？』を把握するために、

1. 売上高の推移
2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

• 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、順調に伸びてきており、2期連続で過去最高を更新。
• 営業利益に関しても同様の推移をしており、コロナ禍で落ち込んだ業績は順調に回復をしてきています。

最新の決算短信

• 今期24年9月期3Q終了時点で、売上高は前期比+69.3%、営業利益+50.0%、純利益52.2%、進捗率は純利益で92.3%となっています。
• 配当に関しては、前期の1株73円から今期は1株105.85円に増配、増配率は45.0%です。

利益率の推移

• 営業利益率に関しては、20年9月期を機に大きく下落したものの、前期は25.7%と高水準。
• 当期利益率に関しても同様で、20年9月期を機に一度も20%は超えていません。

ここで、同業種のライバル企業「JIA」の利益率と比較してみましょう。

FPGの株主還元姿勢

つづいて、FPGの『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、

1. 配当金の推移
2. 自社株買いの推移
3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

• 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、2021年9月期から3期連続増配中。
• 配当性向に関しては、安定した推移が続いており、前期は50.0%と余力は十分にあります。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

• 最大値：12.57%
• 平均値：4.44%
• 最小値：2.04%

自社株買いの推移

• 自社株買いに関しては、過去10年間中3期で実施。
• 総還元性向は、コロナ禍の20年9月期に262%まで上昇するも、10年平均では75.3%と余力はまだあります。

総還元利回り

• 総還元利回りに関しては、高水準で推移しており、前期の23年9月期には5.20%と高還元。
• また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.63%と、非常に魅力的な利回り水準かと思います。

株主優待

FPGには株主優待はありません。

FPGの株に対するQ＆A

それでは、FPGの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

FPGは将来性のある企業ですか？

結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

FPGの株は「今」買い時ですか？

それでは、FPGの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

株価は順調に伸び続けていたものの、コロナ禍に441円まで下落、1年程低調な推移が続くも、2022年に入ってから株価は大きく伸びています。そして、24年8月には上場来高値の2629円をつけ、依然として高値圏での推移が続いています。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

FPGの株はどうやって買うんですか？