マツダの株の業績や配当金の推移ってどうなの?
マツダの株に興味があるんだけど、今の株価は買い時?
この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
について、各種データを用いて徹底的に分析しました。
また、皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。
この記事は、元メガバンク出身の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに執筆しています。
多くの方の疑問への回答
- マツダの株は買い時だと思いますか?
-
結論、長期的に見たらボクは買い時だと考えています。
その理由や詳細についてはこの記事で順を追って解説をしていきます!
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マツダってどんな企業?
マツダは、広島に本社を置く国内第5位の自動車メーカーです。時価総額は約1.1兆円の大型株。「Be a driver.」をキャッチフレーズに次世代エンジン・車両構造技術「スカイアクティブ」のパフォーマンスとデザイン・環境性能を特色にグローバルビジネスを展開。トヨタ自動車・デンソーと電気自動車の共同技術開発契約を締結しています。
マツダは何で稼いでいるのか?
それでは、マツダが『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。
こちらは、2023年3月期のセグメント別販売台数の実績です。
23年3月期の販売台数に関しては、北米での販売台数が最も多く、その次にその他市場、日本と続いていきます。
また、前年比での増減を見てみると、日本での販売台数のみ前年比プラスとなっており、それ以外の地域では前年比マイナスとなっています。
こちらは、2024年3月期の販売台数の見通しです。
前期から一転、全てのセグメントで販売台数は伸びる計画となっており、合計では前期比+17%となる見込み。
その中でも特に、北米と中国での伸びが著しく、今期の業績には注目です。
過去のチャート推移
つぎに、マツダの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。
月足10年チャートの推移
こちらは、月足10年チャートです。
2014年12月の高値3271円から株価は下落トレンド。コロナショックも重なり、2020年4月には安値505円をつけました。ですがその後、株価は下げ止まり上昇トレンドへと転換。
現在は直近の高値を更新し続けており、どこまで株価を伸ばせるのか注目です。
みなさん気になるマツダの株の買い時については後ほど解説をしていきます。
マツダの業績は成長しているのか?
マツダの『業績は成長しているのか?』把握をするために下記の2項目を確認していきます。
売上高の推移
- 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、前期の2023年3月期には過去最高を更新。
- 営業利益に関しては、コロナ禍の減益から回復傾向も、2016年3月期の過去最高益は更新できておらず。ただ、今期は過去最高を更新する計画となっています。
利益率の推移
- 営業利益率に関しては、右肩下がりで推移も、2022年3月期を機に反転。
- 当期利益率に関しても同様で、2021年3月期に赤字を記録した後、前期・前々期と回復傾向です。
ここで、同業種のライバル企業「日産自動車」の利益率と比較してみましょう。
- 営業利益率:3.71%
- 当期利益率:3.73%
- 営業利益率:3.56%
- 当期利益率:2.09%
営業利益率、当期利益率ともに、業界大手の日産自動車ををわずかに上回っており、まずまずの利益率ということが分かります。
マツダの株主還元は魅力的なのか?
マツダの『株主還元は魅力的なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
配当金の推移
- 配当金に関しては、21年3月期に無配に転落も、翌年には復配し、22年3月期から2期連続増配中。
- 配当性向に関しては、20年3月期に100%を超えるも、それ以外の年では余力は十分にあります。
当期の業績及び経営環境並びに財務状況等を勘案して決定し、安定的な配当の実現と着実な向上に努める方針です。また、2026年3月期を最終年度とする中期経営計画の財務指標として、安定的に配当性向30%以上と設定。
予想配当利回りの推移
予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:6.85%
- 平均値:2.51%
- 最小値:0.00%
現在の予想配当利回りは2.86%で、平均値近辺での推移となっており、マツダにしては平均的な利回り水準です。
自社株買いの推移
- 自社株買いに関しては、過去10年間で一度も実施していません。
- 総還元性向は、20年3月期に100%超も、10年平均では31.3%と余力は十分にあります。
総還元利回り
- 総還元利回りに関しては、徐々に上昇をしてきており、前期の23年3月期には3.66%まで上昇。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は2.17%と、高配当株としては物足りない利回り水準かと思います。
株主優待
マツダには株主優待はありません。
マツダの株に対するよくあるQ&A
それでは、マツダの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
Q1 . 将来性のある企業ですか?
マツダは将来性のある企業だと思いますか?
結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
- 業績はコロナ禍から回復傾向で、今期は過去最高益を更新する予想
- 新型車の導入もあり、収益性は予想以上に改善
- 配当金は過去10年間で最も高い水準と魅力的
これらを踏まえて、ボクの個人的見解は…、
マツダの株は、高配当株ポートフォリオの一角に組み込みたい銘柄のひとつです。
Q2 . 「今」って買い時ですか?
マツダの株は「今」買い時だと思いますか?
結論:個人的には「今」は積極的に買いたいとは思いません。
ちなみに、
ボクは予想配当利回り3.2%をひとつの目安にしています!
※あくまでも個人の見解です。
マツダの予想配当利回りが3.2%まで上がるためには、株価は1,560円まで下げる必要があります。
マツダの株価は現在、直近高値の1,854円近辺での推移となっており、購入するには比較的リスクの高い価格帯だとボクは考えています。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
Q3 . マツダの株はどうやって買うんですか?
マツダの株に興味があるんだけど、これら高配当株はどうやったら買えるんですか?
高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。
- 手数料の安い証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
といった質問をよく頂きます。
ちなみに、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています!
一番の理由は「業界屈指の格安手数料」です。
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高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい…!
と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
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昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。
ボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。
【公式サイト】 https://www.sbisec.co.jp/
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資産形成を加速させる上でのポイントは、「贅沢をする順番を変える!」ということです。
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲みに行ったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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