8031|三井物産の株価下落の理由とは

この記事は、三井物産(8031)の株に投資を検討している方に向けた記事となっております。

❶ 業績は成長しているのか?
❷ 収益源はなんなのか?
❸ 株主還元は充実しているのか?

YUSUKE

これらの投資判断基準について分析したうえで、最終的には個人的な見解を述べていきます。

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注意事項

こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

目次

🏢 三井物産(8031)

現在値:2,802.5円  時価総額:83,215億円

自己資本比率44.6 %PER(予)9.0 倍
ROE(実)15.29 %PBR(実)1.08 倍
ROA(実)6.59 %配当利回り(予)3.57 %

更新日:2025年2月12日

企業概要

三井物産は売上高3位の日本を代表する総合商社。トレーディングと事業経営・事業開発を両輪に金属資源、エネルギー、機械・インフラ、化学品、鉄鋼製品、生活産業、次世代・機能推進の7事業でグローバルに展開。61ヶ国でビジネス機能を提供しており、鉄鉱石・原油・ガスなど資源関連は総合商社最大の巨大権益を持つ。

チャート推移

こちらは、三井物産の週足5年チャートです。
20年3月頃の安値689円から株価は右肩上がりで推移。2023年に入り、節目の2500円を超えてから一段と加速し、24年5月には上場来高値の4183円まで上昇しました。ですがその後、株価は大きく下げてきており、3000円を割り、2500円も視界に入ってきています。

セグメント別業績

それでは、三井物産が「何で稼いでいるのか?」適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

こちらは、三井物産のセグメント別利益に関する資料です。
先日発表された第3Qの決算では、昨年度に引き続き金属資源の割合が最も大きいものの、鉄鉱石・原料炭価格下落の影響で前期比では減益。ですが反対に、次世代・機能推進セグメントは前期比プラス301億円と、国内賃貸用不動産売却の影響で、ここまで大幅増益となっています。

業績の推移

こちらは、業績に関する資料です。
23年3月期まで、順調に伸びていた業績は、前期の24年3月期に減収減益となりました。ですが、前期は2期連続で当期利益は1兆円を超え、かなり高い水準での推移となっています。

四半期純利益の推移

こちらは、四半期純利益に関する資料です。
今期の目標は9200億円で、3Q終了時点での進捗率は70.9%。1Qは前期比プラスと好調に推移するも、2Q、3Qと前期比でマイナス。このままいくと、3期連続での1兆円超えは厳しいように思えます。

1株価値の推移

こちらは、1株の価値に関する資料です。
EPS、BPS、配当と全てにおいて着実に増えていっていることが見て取れます。配当は4期連続増配中で、配当性向も24.1%と配当余力もまだまだあります。配当方針に関しては、中期経営計画期間中は累進配当を導入し、基礎営業キャッシュフローに対する株主還元の割合は45%超とする方針です。

株主還元の推移

こちらは、配当総額、自社株買いに関する資料です。
三井物産はこの5年間、配当総額と同等の自社株買いを毎期実施しています。前期は大規模な自社株買いを実施しましたが、それでも総還元性向は66.4%と、全く危なげのない還元水準です。

総還元利回りの推移

こちらは実績配当利回り、総還元利回りに関する資料です。
総還元利回りはこの5年間5%超で推移しており、かなりの高還元。現在の配当利回りは3.57%で、過去10年間の平均値と同等の利回り水準となっています。

個人的見解

三井物産(8031)

現在値:2,802.5円  時価総額:83,215億円

自己資本比率44.6 %PER(予)9.0 倍
ROE(実)15.29 %PBR(実)1.08 倍
ROA(実)6.59 %配当利回り(予)3.57 %

更新日:2025年2月12日

個人的見解

三井物産は言わずと知れた日本を代表する大手総合商社です。株価を大きく下げてきたことで、PER、PBRともに適正水準まで下げてきたように感じます。ただ、業績に大きな影響を与える為替や資源価格がこれからプラスに働くか?というと少し疑問です。個人的には株価水準は悪くはないかと思いますが、本決算までもう少し様子を見ていこうと考えています。

読者の方からよくあるQ&A

YUSUKE

それでは最後に、読者の方からよくある質問についてお答えしていきます!

Q. 三井物産の株価は今後どうなるのか?

YUSUKE

将来の株価について気になる方は多いかと思いますが、正直ボクには未来の株価は分かりません…。

業績が突然悪化するかもしれないし、配当が出なくなったりする可能性もあります…。

ただ、これらのリスクを勘案したうえで、ボクは三井物産の株にはまだ投資をしていません。

YUSUKE

為替は日米金利差の縮小から円高に進みそうな雰囲気があり、高騰していた資源価格にも一服感があったりと、外的要因に業績が左右されるのが三井物産の特徴です。

Q. 配当金で生活をするためにはどうしたら良いのですか?

高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい…!

と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。

ちなみに、皆さんの生活には欠かすことの出来ない日本No.1の通信会社NTTの株は1株たったの150円ほどですので、誰でも気軽に購入が出来ます👍

昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。

YUSUKE

ボク自身もSBI証券を活用して1株ずるコツコツと高配当株を購入しています!

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SBI証券であればスマホアプリから手軽に高配当株を買うことが出来る(しかも手数料無料!!)ので、投資初心者の方でもストレスなく取引が可能です!

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