

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の3つの投資判断基準から東京エレクトロンの株を徹底的に分析をしました。
また、東京エレクトロンの株に投資を検討している皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。
東京エレクトロンの株に対するよくあるQ&A
※この記事は、株式投資歴13年目の個人投資家であり、現役のファイナンシャルプランナーのボクが、自分の銘柄分析の一環として作成をした記事になります。
本記事の信頼性

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東京エレクトロンってどんな企業?
まずはじめに、『東京エレクトロンがどんな企業なのか?』についての概要がこちらです。

企業概要
東京エレクトロンは、世界3位の半導体製造装置メーカーです。時価総額は約9.2兆円の大型株。世界ランキングはアプライドマテリアル、ASMLに次ぐ3位で、熱処理成膜装置など各種成膜装置、エッチング装置、洗浄装置、テストシステム、ウェーハボンディング装置など、半導体製造に関わる幅広い製品を扱っています。
東京エレクトロンは何で稼いでいるのか?
それでは、東京エレクトロンが『何で稼いでいるのか?』決算資料をもとに簡単にまとめてみました。

東京エレクトロンの売上高は、SPE(半導体製造装置)部門と、FPD(フラットパネルディスプレイ製造装置)部門の2つのセグメントで構成をされています。
23年3月期の売上高を見てみると、SPE部門の売上高が約98%と大部分を占め、利益率もFPD部門の2%に対して30%超と、圧倒的な稼ぎ頭であることが分かります。

こちらは、SPE部門の地域別売上高の資料です。
日本の売上高割合は11%となっており、海外売上高比率は89%です。最も売上高割合が高いのは中国で23%、2位に台湾、3位に韓国とアジアでの売上高がとても大きいです。
ですが、中国の半導体産業は現在停滞が続いており、これには、米国による対中半導体規制強化も影響しています。世界の半導体需要が回復してきても、中国の半導体産業は伸び悩む可能性もあり、今後の動向に注目です。
月足10年チャートの推移
つぎに、東京エレクトロンの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

こちらは、月足10年チャートです。
2013年8月頃の安値1335円から株価は右肩上がりで推移。22年1月頃には上場来高値の23,056円まで上昇しました。
わずか10年の間で株価は最大で17倍超と驚異的な伸びとなっています。
最近の株価推移

直近の値動きを日足1年チャートで確認をすると、2022年の10月頃に12,000円を割るも、そこから株価は上昇トレンド。
1年経たずに株価は70%ほど上昇しています。
現在は、直近高値の2万円前後での推移が続いており、上場来高値を更新できるか注目です。

様々なテクニカル指標を利用してチャート分析をしたいという方にはマーケットスピード2がおすすめです。
楽天証券の公式サイトはこちら業績は成長しているのか?
東京エレクトロンの『業績は成長しているのか?』把握をするために下記の2項目を確認していきます。
売上高の推移
それでは、東京エレクトロンの『過去10年間の業績の推移』を確認していきます。

- 売上高に関しては、右肩上がりで伸びており、前期の23年3月期には3期連増での過去最高を記録しています。
- 営業利益に関しても、2014年3月期の322億円⇒前期の23年3月期には6,177億円と、10年間で約20倍になっています。
利益率の推移
こちらは、東京エレクトロンの『過去10年間の利益率の推移』です。

- 営業利益率は右肩上がりで上昇をしており、22年3月期に過去10年間で最も高い29.9%を記録。
- 当期利益率は14年3月期にマイナスを記録するも、そこから着実に上昇。
- 前期の23年3月期には21.3%まで伸びてきました。
ここで、同業種のライバル企業「SCREENホールディングス」の利益率と比較してみましょう。
東京エレクトロン
- 営業利益率:27.96%
- 当期利益率:21.35%
SCREENホールディングス
- 営業利益率:16.59%
- 当期利益率:12.48%

株主還元は魅力的なのか?
東京エレクトロンの『株主還元は魅力的なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
配当金の推移
それでは、東京エレクトロンの『過去10年間の配当金の推移』を確認していきます。

- 東京エレクトロンの配当金は、2021年3月期から3期連続増配中。
- EPSも増減はあるものの、この10年間で大きく伸びています。
- 配当性向は常に50%付近と横ばいで推移しており、前期は56.8%と全く問題のない配当水準です。
配当方針に関して
親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向50%を目処とするとともに、1株当たりの年間配当金は50円を下回らないものとすることを基本方針としています。また、2期連続で当期利益を生まなかった場合は、配当金の見直しを検討する方針です。
自社株買いの推移
つぎに、東京エレクトロンの『過去10年間の自社株買いの推移』を確認していきましょう。

- 自己株式取得に関しては、過去10年間中3期で実施。
- 総還元性向は、基本的には50%前後で推移も、自社株買いを実施したタイミングでは100%を超えている年もあります。
総還元利回り
つづいて、東京エレクトロンの『過去10年間の総還元利回りの推移』がこちらです。

- 総還元利回りは、自社株買いを実施したタイミングで急騰をしており、前期の23年3月期には5.13%と高還元。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.09%と今期大幅減配予想も非常に魅力的な水準かと思います。
株主優待
東京エレクトロンには株主優待はありません。
東京エレクトロンの現在の株価は割安なのか?
東京エレクトロンの『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
予想PERの推移

それでは、予想PERの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:34.2倍
- 平均値:19.4倍
- 最小値:8.1倍

実績PBRの推移

つづいて、実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:9.08倍
- 平均値:5.33倍
- 最小値:2.28倍

実績配当利回りの推移

さいごに、実績配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:5.37%
- 平均値:2.79%
- 最小値:1.14%

上記資料の過去5年間の配当利回りの推移は、銘柄スカウターで確認をすることが出来ます。
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- アナリスト(専門家)が株価を予想
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高配当株投資において「銘柄分析は必須」事項ですので、銘柄スカウターを活用して効率よく分析をしていきましょう。
東京エレクトロンの株に対するよくあるQ&A
それでは、東京エレクトロンの株に対するよくある質問にお答えしていきます!
東京エレクトロンの株に対するよくあるQ&A
注意事項
Q1 . 将来性のある企業ですか?

結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
東京エレクトロンの魅力について
- 東京エレクトロンの業績は順調に成長を続けており、半導体製造装置メーカーと我々の生活をより良くするために欠かせない企業です。
- 配当に関しては、3期連続増配中で配当性向も50%前後と余力も十分。(今期は減配予想)
- 先端品の輸出規制を受けた中国顧客は成熟メモリー投資が活況で、中国向けでは23年度の増収を見込んでいます。
- 加えて、1200億円(1000万株)を上限に23年末まで自己株買いを実施する方針と、株主還元姿勢は高評価です。
これらに加えて、
23年のWFE需要の見通しを引き下げたものの、ロジックや先端半導体の需要は底堅い。生成AI投資の加速や、経済安保における日本での半導体拠点拡充の動きは東京エレクトロンにポジティブな影響をもたらす可能性が高い。
中国向けの輸出規制を見極める必要はあるものの、中長期的な業績成長期待を背景に堅調な株価の動きが見込まれます。
東京エレクトロンの懸念材料について
- 半導体市場は技術の変化により大幅に拡大することがある一方、需給バランスの崩れなどから市場規模が一時的に縮小するなど、変動性が大きい市場です。
- 市場規模が大幅に縮小した場合、受注取り消し、過剰設備・人員、在庫増加、顧客の貸倒損失、仕入れ先の経営悪化による供給不足などが発生するリスクがあります。
これらを踏まえて、ボクの個人的見解は…、

ボクにとっては高配当株ポートフォリオから外すことは出来ないエース級の銘柄です。
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Q2 . 「今」って買い時ですか?

結論:個人的には「今」は積極的に買いたいとは思いません。
ちなみに、

※あくまでも個人の見解です。

東京エレクトロンの予想配当利回りが2.00%まで上がるためには、株価は16,000円まで下げる必要があります。
東京エレクトロンの株価は現在、直近高値の20,000円前後での推移となっており、購入するには比較的リスクの高い価格帯だとボクは考えています。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんが、敢えて「今」買い向かう必要はないのかなと思います。
理論株価
それでは、主観的ではなく、理論的に今の株価が割安なのかどうかを確認しておきます。

東京エレクトロンの現在の株価(19,665円)に対して、
- PER基準(会社予想):16,892円
- PER基準(アナリスト予想):18,996円
- PBR基準:18,818円
上記のような理論株価となっています。

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テクニカル指標の状況
個人的な見解と理論株価に加えて、客観的な指標としてテクニカル指標の状況を確認しておきましょう。

東京エレクトロンの現在の株価は4つの項目で『買いシグナル』が出ています。
75日線形回帰トレンド、ストキャスティクスといったテクニカル指標で買いサインが出ており、これらテクニカル指標を活用した際の通算パフォーマンスはそこまで高くはなく、信頼性は決して高いとは言えないシグナルです。
東京エレクトロンのテクニカル指標の中では「RSI」が、過去2年間での通算パフォーマンスが最も高く、売買タイミングの参考にしたいテクニカル指標となっています。
上記資料の過去2年間の売買シミュレーションのデータは、auカブコム証券で口座開設済みの方のみ確認ができます。
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高配当株投資において「売買タイミングは重要」な項目ですので、auカブコム証券の分析ツールを有効活用していきましょう。
Q3 . 東京エレクトロンの株の買い方について教えてください。
東京エレクトロンの株の買い方の手順はこちらです。
買い方の手順4STEP
- 証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金をする
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了

といった質問をよく頂きます。
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