クレディセゾンの株価が今後どうなるのか知りたい。
クレディセゾンの将来性ってどうなの？
皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
クレディセゾンの、
- 業績は成長しているのか？
- 配当や株主優待は充実しているのか？
- 現在の株価は割安なのか？
といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。
- クレディセゾンはどんな会社なのか？
- クレディセゾンの将来性について
- クレディセゾンは「今」買い時なのか？
- クレディセゾンのお得な買い方とは？
YUSUKEこの記事は、元メガバンク出身の高配当株マニアが執筆しました。
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クレディセゾンってどんな企業？
クレディセゾンは、流通系トップのクレジットカード会社です。時価総額は約5,600億円の中型株。主力のクレジットカードビジネスを中心に、サービサー、信用保証、リースなどの総合金融サービスを展開。セゾングループの金融事業の基幹会社として成長し、そごう・西武、パルコなどと事業面で強固な提携関係を構築しています。
クレディセゾンは何で稼いでいるのか？
それでは、クレディセゾンが『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。
純収益（売上高）に関しては、ペイメント事業が全体の71.7%と大部分を占めています。ですが、事業利益の方を見てみるとファイナンス事業の割合が36.1%で最も大きく、利益率は驚異の40%超です。
クレディセゾンの業績推移
それでは、クレディセゾンの『業績は成長しているのか？』を把握するために、
- 売上高の推移
- 利益率の推移
上記の2項目について確認をしていきましょう。
売上高の推移
- 売上高に関しては、緩やかな右肩上がりとなっており、コロナ禍で一時落ち込むも、前期には過去最高を更新。
- 経常利益に関しても、コロナ禍で一時落ち込んだものの、着実に回復をしてきており、前期には過去10年間の最高益を記録しています。
最新の決算短信
- 今期24年3月期3Q時点で、純収益は前期比+11.0%、事業利益△3.0%、税引前利益＋29.9%、四半期利益＋37.1%、進捗率は当期利益で97.0%となっています。
- 配当に関しては、前期の1株70円から今期は1株100円に増配、増配率は42.8%です。
YUSUKE今期は前期から大幅増益の計画となっており、3Q時点で既に100%近くと進捗は順調、本決算で更なる上振れも期待できます。
利益率の推移
- 経常利益率に関しては、2017年3月期の19.0%から20年3月期には8.8%まで下落。ですが、すぐに立て直し、前期には18.9%まで上昇しています。
- 当期利益率に関しても、20年3月期を機に上昇してきており、今期は過去10年間で最も高い利益率となる計画です。
ここで、同業種のライバル企業「イオンFS」の利益率と比較してみましょう。
- 経常利益率：18.92%
- 当期利益率：13.51%
- 経常利益率：12.71%
- 当期利益率：5.63%
YUSUKE経常利益率、当期利益率ともに、イオンFSを大きく上回っており、かなり魅力的な利益率ということが分かります。
クレディセゾンの株主還元姿勢
つづいて、クレディセゾンの『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、
- 配当金の推移
- 自社株買いの推移
- 株主優待
上記の3項目を確認していきましょう。
配当金の推移
- 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、2022年3月期から2期連続増配中。また、過去10年間で一度も減配はありません。
- 配当性向に関しては、安定して25%前後で推移しており、前期の23年3月期も25.1%と余力は十分にあります。
安定的・継続的な配当を行っていく基本方針のもと、今期は普通配当80円、特別配当20円を含めた1株あたり100円を配当する方針です。
YUSUKE増配の背景としては、負ののれん発生益相当額の約 200 億円を持分法投資利益として計上したことが大きな要因となっています。
予想配当利回りの推移
予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値：4.60%
- 平均値：3.49%
- 最小値：2.31%
YUSUKE現在の予想配当利回りは3.29%で、平均値近辺での推移となっており、クレディセゾンにしては平均的な利回り水準です。
自社株買いの推移
- 自社株買いに関しては、過去10年間中2期のみで実施。
- 総還元性向は、大規模な自社株買いを実施した16年3月期のみ100%超で、10年平均では45.5%と余力は十分です。
総還元利回り
- 総還元利回りに関しては、徐々に上昇をしてきており、前期の23年3月期には3.51%とまずまず。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.02%と、悪くはない利回り水準かと思います。
株主優待
クレディセゾンには株主優待はありません。
クレディセゾンの株は割安なのか？
つづいて、クレディセゾンの『現在の株価は割安なのか？それとも割高なのか？』把握をするために、
- 予想PERの推移
- 実績PBRの推移
- 理論株価
上記の3項目を確認していきしょう。
予想PERの推移
まずは、予想PERの推移を過去5年間レンジで確認してみると、
- 最大値：10.6倍
- 平均値：7.1倍
- 最小値：4.7倍
YUSUKE現在の予想PERは7.6倍で、平均値近辺での推移となっており、クレディセゾンにしては平均的なPER水準です。
実績PBRの推移
つづいて、実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認してみると、
- 最大値：0.74倍
- 平均値：0.46倍
- 最小値：0.32倍
YUSUKE現在の実績PBRは0.74倍で、平均値を大きく上回っており、クレディセゾンにしては比較的割高なPBR水準です。
理論株価
それでは最後に、今の株価が『理論的に割安なのかどうか』を確認しておきましょう。
クレディセゾンの現在の株価（3,043円）に対して、
- PER基準(会社予想)：2,641円
- PER基準(アナリスト予想)：2,590円
- PBR基準：2,694円
上記のような理論株価になっています。
YUSUKEこちらを見る限り、クレディセゾンの現在の株価は全ての理論株価を大きく上回っており、割高感のある株価水準と見てとれます。
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クレディセゾンの株に対するQ＆A
それでは、クレディセゾンの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
Q. クレディセゾンは将来性のある企業ですか？
クレディセゾンは将来性のある企業だと思いますか？
結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
ここで、クレディセゾンの株価変動要因でもある「魅力」と「懸念材料」についてまとめておきます。
- クレディセゾンは「永久不滅ポイント」で有名なクレジットカード流通系最大手の企業です。
- 配当に関しては、過去10年間で減配は一度もなし。
- ショッピング、リボともに残高積み増しで純利益は膨らむ。
- 各種金利や、物価の推移、賃金水準の変動等、個人消費に影響を与える項目は要チェック。
- ショッピング・リボなど貸し倒れのリスクもあり、経済情勢の影響もあり。
これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、
YUSUKEクレディセゾンの株は、株価が割安な水準であれば高配当株ポートフォリオに組み込みたい銘柄のひとつです。
Q. クレディセゾンの株は「今」買い時ですか？
それでは、クレディセゾンの株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。
こちらは、週足5年チャートです。
2023年に入り、株価は大きく上昇。2024年3月頃には直近高値の3141円をつけ、株価は上値を更新し続けています。
YUSUKE個人的には、予想配当利回り4.0%（株価2,500円）をひとつの目安としており、現在の株価は少し割高感があります。
※あくまでも個人の見解です。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
Q. クレディセゾンの株はどうやって買うんですか？
クレディセゾンの株に興味が出てきたので、お得な買い方があれば教えてほしい…。
高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。
- 手数料の安い証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
といった質問をよく頂きます。
ちなみに、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています！
一番の理由は「業界屈指の格安手数料」です。
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と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
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昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。
YUSUKEボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。
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資産形成を加速させる上でのポイントは、「贅沢をする順番を変える！」ということです。
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲みに行ったりすることが出来るようになります。
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