三菱地所の株価は今後どうなるのか？業績や配当推移から買い時を予想

皆さんのこのようなお悩みにお応えし、

三菱地所の、

1. 業績は成長しているのか？
2. 配当や株主優待は充実しているのか？
3. 現在の株価は割安なのか？

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

三菱地所ってどんな企業？

三菱地所は何で稼いでいるのか？

それでは、三菱地所が『何で稼いでいるのか？』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

三菱地所の業績推移

それでは、三菱地所の『業績は成長しているのか？』を把握するために、

1. 売上高の推移
2. 利益率の推移

上記の2項目について確認をしていきましょう。

売上高の推移

• 売上高に関しては、増減はあるものの、右肩上がりで伸びており、前期は過去最高を更新。
• 営業利益に関しても、好調に推移しており、前期は過去最高を記録しています。

最新の決算短信

• 今期24年3月期3Q時点で、売上高は前期比+2.2%、営業利益△26.6%、経常利益△32.6%、純利益△24.6%、進捗率は純利益で46.7%となっています。
• 配当に関しては、前期の1株38円から今期は1株40円に増配、増配率は5.2%です。

利益率の推移

• 営業利益率に関しては、年々改善をしてきており、14年3月期の15.0%から23年3月期には21.5%まで上昇。
• 当期利益率に関しても同様の推移となっており、この10年間で6.0%から12.0%と、倍にまで改善されています。

ここで、同業種のライバル企業「三井不動産」の利益率と比較してみましょう。

三菱地所の株主還元姿勢

つづいて、三菱地所の『株主還元は魅力的なのか？』を把握するために、

1. 配当金の推移
2. 自社株買いの推移
3. 株主優待

上記の3項目を確認していきましょう。

配当金の推移

• 配当金に関しては、コロナ禍でわずかに減配も、増配基調で推移、2022年3月期から2期連続増配中。
• 配当性向に関しては、安定して推移しており、18年3月期以降は30%前後で推移しています。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

• 最大値：2.50%
• 平均値：1.83%
• 最小値：1.34%

自社株買いの推移

• 自社株買いに関しては、過去10年間中2期のみで実施。
• 総還元性向は、自社株買いをしたタイミングで大きく上昇しているも、10年平均では38.5%と余力は十分にあります。

総還元利回り

• 総還元利回りに関しては、徐々に上昇をしてきてはいるものの、基本的には3％以下で推移。
• また、過去10年間での総還元利回りの平均値は1.82%と、高配当株としては物足りない利回り水準かと思います。

株主優待

三菱地所には株主優待はありません。

三菱地所の株に対するQ＆A

それでは、三菱地所の株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

三菱地所は将来性のある企業ですか？

結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

三菱地所の株は「今」買い時ですか？

それでは、三菱地所の株価が「どのような値動きをしているのか」確認していきましょう。

こちらは、週足5年チャートです。

2024年に入り、株価は大きく上昇。2024年4月頃には直近高値の2,984円をつけ、力強い値動きは継続しており、どこまで株価を伸ばしていけるのか注目です。

※あくまでも個人の見解です。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

三菱地所の株はどうやって買うんですか？