株価急落のAGCは今後どうなる?具体的な買い時や、株価を下げる理由について徹底分析

AGCの株の業績や配当金の推移ってどうなの?

AGCの株に興味があるんだけど、今の株価は割安?

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の3つの投資判断基準で徹底分析しました。

  1. 業績は成長しているのか?
  2. 配当や株主優待といった株主還元は?
  3. 現在の株価は割安なのか?

また、皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。

本記事の信頼性

この記事は、株式投資歴13年目の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに作成しています。

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目次

AGCってどんな企業?

企業概要

AGCは、世界最大手のガラスメーカーです。時価総額は約1.1兆円の大型株。ガラス・フッ素・セラミックス素材を基盤にガラス、電子、化学品、セラミックスの製造・販売を営んでいます。フロート板ガラス・自動車用ガラス・化学強化ガラス・フッ素樹脂素材などは世界トップです。

AGCは何で稼いでいるのか?

それでは、AGCが『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

適時開示資料1を解説

こちらは、2022年12月期のセグメント別業績の資料です。

22年12月期の売上高に関しては、ガラスセグメントが全体の約44%と半分近くを占め、前期比+1673億円と大幅に業績を伸ばしています。

つぎに営業利益について見ていくと、化学品セグメントが全体の約77%を占めており、売上高から一転、化学品セグメントが本当の稼ぎ頭であることが分かります。

適時開示資料2を解説

こちらは、化学品セグメントに関する資料です。

化学品セグメントの営利の約6割を占めているのは、クロールアルカリ・ウレタン分野で、前期比+944億円と好調です。

この要因としては、苛性ソーダ等の市況が堅調に推移したことに加え、円安の影響もあり増収となっています。

過去のチャート推移

つぎに、AGCの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

月足10年チャートの推移

出所:楽天証券 – マーケットスピード2
チャート推移を解説

こちらは、月足10年チャートです。

コロナショック時に直近安値の2255円をつけるも、その後は上昇トレンドで推移。2021年12月にはコロナショック時の株価から3倍近くまで迫る6040円まで上昇しました。

ですが、そこから株価は急落。現在は5000円近辺での推移となっています。

YUSUKE

みなさん気になるAGCの株の買い時については後ほど解説をしていきます。

業績は成長しているのか?

AGCの『業績は成長しているのか?』把握をするために下記の2項目を確認していきます。

  1. 売上高の推移
  2. 利益率の推移

売上高の推移

  • 売上高に関しては、ずっと横ばいで推移も、前期、前々期と大きく伸ばし過去最高を更新しています。
  • 営業利益に関しても、21年12月期、22年12月と好調で、高水準を維持しています。

利益率の推移

  • 営業利益率に関しては、上下を繰り返しながら、21年12月期に大きく上昇。前期も9.0%と高水準です。
  • 当期利益率に関しては、ロシアからの製造拠点撤退を含む大幅な減損損失の影響もあり、2003年3月期以来の赤字を記録しました。
減損損失の主な要因
  • TV・PC販売の伸び悩み
  • 米中貿易摩擦および中国におけるコロナ感染拡大の影響
  • ロシア・ウクライナ情勢の長期化
  • ロシア・ウクライナ情勢を契機とした自動車需要の低迷

ここで、同業種のライバル企業「日本電気硝子」の利益率と比較してみましょう。

AGC
  • 営業利益率:9.04%
  • 当期利益率:▲0.15%
日本電気硝子
  • 営業利益率:8.07%
  • 当期利益率:8.68%
YUSUKE

営業利益率はAGCの方が高いものの、当期利益率は減損損失の影響もあり日本電気硝子の方が高くなっています。

株主還元は魅力的なのか?

AGCの『株主還元は魅力的なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。

  1. 配当金の推移
  2. 自社株買いの推移
  3. 株主優待

配当金の推移

  • 配当金に関しては、右肩上がりで伸びてきており、連続増配とはいかないものの、過去10年間で減配は一度もなし。
  • EPSに関しは、増減が激しく、かなりムラがあります。
  • また、配当性向も同様に、年によって様々で、とても安定しているとは言えません。
配当方針に関して

連結配当性向40%を目安とした安定的な配当を継続することを基本的な方針としています。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

  • 最大値:5.55%
  • 平均値:3.78%
  • 最小値:2.50%
YUSUKE

現在の予想配当利回りは4.11%で、平均値をやや上回っており、AGCにしては魅力的な利回り水準です。

自社株買いの推移

  • 自社株買いに関しては、過去10年間中4期で実施。
  • AGCは減配をしないということもあり、総還元性向は、かなりムラがあり、100%を超えている年もあります。

総還元利回り

  • 総還元利回りに関しては、3%前後で推移しており、大規模な自社株買いを実施した前期は9.67%と高還元。
  • また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.03%と、高配当株としてはまずまずの利回り水準かと思います。

株主優待

AGCに株主優待はありません。

AGCの現在の株価は割安なのか?

AGCの『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。

  1. 予想PERの推移
  2. 実績PBRの推移
  3. 理論株価

予想PERの推移

それでは、予想PERの推移を過去5年間レンジで確認してみると、

  • 最大値:46.2倍
  • 平均値:13.8倍
  • 最小値:7.5倍
YUSUKE

現在の予想PERは19.0倍で、平均値を上回っており、AGCにしては比較的割高な水準です。

実績PBRの推移

つづいて、実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認してみると、

  • 最大値:1.06倍
  • 平均値:0.76倍
  • 最小値:0.45倍
YUSUKE

現在の実績PBRは0.75倍で、平均値近辺での推移となっており、AGCにしては平均的な水準です。

理論株価

それでは最後に、今の株価が『理論的に割安なのかどうか』を確認しておきましょう。

AGCの現在の株価(5,111円)に対して、

  • PER基準(会社予想):4,816円
  • PER基準(アナリスト予想):5,195円
  • PBR基準:5,159円

上記のような理論株価になっています。

YUSUKE

こちらを見る限り、AGCの現在の株価は全ての理論株価近辺での推移となっており、平均的な株価水準と見てとれます。

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AGCの株に対するよくあるQ&A

それでは、AGCの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

注意事項

こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

Q1 . 将来性のある企業ですか?

AGCは将来性のある企業だと思いますか?

結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

AGCは…、
  • 業績は増加傾向となっており、堅調に推移
  • PBR0.75倍と1倍割れで割安感あり
  • 配当金は過去10年間で減配は一度もなし

これらを踏まえて、ボクの個人的見解は…、

YUSUKE

AGCの株は、高配当株ポートフォリオの一角に組み込みたい銘柄のひとつです。

Q2 . 「今」って買い時ですか?

AGCの株は「今」買い時だと思いますか?

結論:個人的には「今」は積極的に買いたいとは思いません。

ちなみに、

YUSUKE

ボクは予想配当利回り4.2%をひとつの目安にしています!

※あくまでも個人の見解です。

出所:楽天証券 – マーケットスピード2

AGCの予想配当利回りが4.2%まで上がるためには、株価は5,000円まで下げる必要があります。

AGCの株価は現在、直近高値の5484円近辺での推移となっており、購入するには比較的リスクの高い価格帯だとボクは考えています。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

Q3 . 高配当株はどうやって買うんですか?

高配当株の買い方の手順はこちらです。

買い方の手順4STEP
  1. 証券会社に口座を開設する
  2. 開設した口座に入金する
  3. 銘柄を検索し、買付注文を入れる
  4. 購入完了

証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。

といった質問をよく頂きます。

ちなみに、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています!

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YUSUKE

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【重要】高配当株投資の攻略法について

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高配当株投資の攻略法3選

❶ 良い銘柄を選ぶ
現役FPが高配当株の選び方を伝授

良いタイミングで売買する
高配当株の買い時と売り時7パターン

❸ 入金力を上げる
【再現性あり】月10万円を稼ぐ副業術

これら3つを愚直に伸ばし続けることです。

そして、これら3つの中でも特に重要なのが『入金力を鍛える』ことです。

  • 運用額10万円の3%は3,000円
  • 運用額1,000万円の3%は30万円

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この記事を書いた人

現役の独立系ファイナンシャルプランナー|元メガバンク出身|個人投資家13年目|高配当株への投資がメイン|YouTube登録者3.5万人|『配当金で人生を豊かに』がテーマ

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