【図解】中部鋼鈑の業績が好調！業績や株価から買い時を分析！配当金や株主優待は？

本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。

2022年9月20日時点での情報をもとに作成した記事になっておりますので、事前にご理解下さい。

出所：中部鋼鈑の公式HP

売上高はコロナ禍の2021年3月期、2020年3月期と落ち込むも、前期は大幅に増収増益。利益率を見ていくと、10年平均、5年平均、3年平均と、徐々に利益率は上がってきています。成長率を見ていくと、売上高は過去10年間で48.2%の増加、営業利益は279.4%の増加で年平均27.9%の増益と素晴らしい成長率。

今期経常利益の進捗率を確認すると、1Q終了時点で55.7%、前年同期比1183.3%増と絶好調。前期は本決算に向けて業績が伸びてきているので更なる上振れも期待。

「営業CF」は常にプラスで推移をしていたものの、前期は売上債権の増加と棚卸資産の増加の影響でマイナス。「フリーCF」は10年中3年がマイナスで、投資CFが嵩んだ年はマイナスとなっています。「営業CFマージン」は平均8.8％と悪くはない水準ですが、年度によっての振れ幅が非常に大きい。

総資産、自己資本は右肩上がりで伸びてきており、拡大傾向。有利子負債はほぼゼロです。自己資本比率に関しては、常に80%超を維持しており、素晴らしい水準を維持。

従業員数は2019年3月期以降減少してきているものの、一人当たり純利益は前期に757万円と大きく増えました。上場企業の中央値である127万円を常に上回っており、まずまずの水準。

中部鋼鈑は、2016年3月期以降、増配と減配を交互に繰り返しながら増配をしてきています。増配率を見ていくと、7年間で330.0%の増配で年平均47.1%の増配と申し分のない増配率。配当性向に関しては、2014年3月期に42.6%と急騰するも、それ以降は常に40%以下と全く問題のない配当水準。

現在の予想PERは8.2倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると真ん中よりも割安な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は15.2倍、平均値10.2倍、最小値5.3倍となっており、コロナショック後に急騰したPERは徐々に下げてきて平均値を下回っている状況。

現在のPBRは0.38倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると平均的な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は0.47倍、平均値0.34倍、最小値0.25倍となっており、常に0.5倍を割っている状況。

現在の予想配当利回りは3.82%で、株価が上がってきているにも関わらず、それ以上に増配をしており、コロナショック時に続く配当利回りの高さとなっています。

あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。