6136｜OSGの株価は今後どうなるのか？

この記事は、OSG（6136）の株に投資を検討している方に向けた記事となっております。

❶ 業績は成長しているのか？
❷ 収益源はなんなのか？
❸ 株主還元は充実しているのか？

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🏢 OSG（6136）

現在値：1,651.5円　　時価総額：1,638億円

自己資本比率	64.8 %	PER（予）	9.7 倍
ROE（実）	7.72 %	PBR（実）	0.84 倍
ROA（実）	5.30 %	配当利回り（予）	3.63 %

更新日：2025年2月5日

チャート推移

こちらは、OSGの週足5年チャートです。
2020年3月頃に安値1150円まで株価を下げるも、そこからすぐに反発。多少のブレはあるものの、基本的には1700円から2100円のレンジでの推移となっており、現在はそのレンジ下限での推移となっています。

セグメント別業績

それでは、OSGが「何で稼いでいるのか？」適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

こちらは、OSGの会社概要に関する資料です。
OSGは主にこれらの工作機械で使われる消耗工具の製造・販売を行っています。その中でも、創業製品である「ねじ穴をつくる工具（タップ）」は世界トップシェアを誇る商品です。

こちらは、セグメント利益に関する資料です。
利益の構成比を見てみると、日本での利益が最も大きいものの、38.1%と、6割以上が海外での利益となっています。前期は全てのセグメントで前期比マイナスとイマイチも、営業利益率は全体で12.1%となっており、製造業としては悪くはない水準かと思います。

業績の推移

こちらは、業績に関する資料です。
売上高はコロナショック以降、右肩上がりで伸びてきており、前期は過去最高を記録。ただ、各種利益は22年11月期がピークで、そこから緩やかに下げてきています。ただ、今期は増収増益の計画を掲げており、過去最高益にどこまで迫ることが出来るのか注目です。

四半期純利益の推移

こちらは、四半期純利益に関する資料です。
今期目標は145億円で、前期、前々期を上回る計画。ここ数年業績は低迷しており、今後の決算には注目です。

1株価値の推移

こちらは、1株の価値に関する資料です。
EPS、BPSと増加傾向で推移してきましたが、前期は減少。配当金は1株60円と、ここ数年は横ばいで推移してきましたが、前期配当性向は40.3%と増配の余地はまだまだありそうです。配当方針に関しては、連結ベースでの配当性向35%以上を目安とし、今後は業績の推移を見ながら、40％の配当性向を目指す方針です。

株主還元の推移

こちらは、配当総額、自社株買いに関する資料です。
配当総額はこの3年間50億円超での推移。23年11月期は220億円もの自社株買いを実施しており、総還元性向は194%まで上昇しました。業績がここ数年伸び悩んではいますが、利益剰余金は1481億円もあり、更なる株主還元にも期待です。

総還元利回りの推移

こちらは実績配当利回り、総還元利回りに関する資料です。
大規模な自社株買いを実施した23年11月期に総還元利回りは15.20%まで上昇しました。ただ、10年平均での総還元利回りは4.12%、実績配当利回りは2.24%ですので、現在の予想配当利回り3.63%は悪くはない水準かと思います。

個人的見解

OSG（6136）

現在値：1,651.5円　　時価総額：1,638億円

自己資本比率	64.8 %	PER（予）	9.7 倍
ROE（実）	7.72 %	PBR（実）	0.84 倍
ROA（実）	5.30 %	配当利回り（予）	3.63 %

更新日：2025年2月5日

読者の方からよくあるQ&A

Q. OSGの株価は今後どうなるのか？

業績が突然悪化するかもしれないし、配当が出なくなったりする可能性もあります…。

ただ、これらのリスクを勘案したうえで、ボクはOSGの株にはまだ投資をしていません。