【今後の見通し】村田製作所の買い時について|業績や株価、配当金の推移から徹底分析

この記事はこんな方におすすめ!

  • 村田製作所の株に興味がある…。
  • 村田製作所の業績や配当金の推移は良好…?
  • 村田製作所の特徴や強みを知りたい…。

[st-kaiwa5]村田製作所の株に興味があるんだけど、今の株価は割安?それとも割高?[/st-kaiwa5]

今回は、村田製作所の株の買い時について分析し、業績や財務、配当金の推移等、注目すべきポイントをまとめました!

この記事を読むことで、高配当株ポートフォリオ作成の参考になるかと思います。

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前半では村田製作所の業績や配当金の推移について、後半では現在の株価水準は割安なのか?それとも割高なのか?について言及をしていくので、ぜひ参考にしてください!

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※すぐに『村田製作所に対するボクの見解を知りたい!』という方は、【個人的見解】からご覧ください!

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本記事はボクの銘柄分析の一環として【2023年2月22日時点】での情報をもとに作成したもので、ボクの個人的な見解になります。投資をする際は最新の情報を調べた上で、必ず自己責任で投資判断をするようお願いいたします。

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参考【隠れ増配株】過去10年間減配をしていないキャッシュリッチな企業

目次

高配当株投資の代表的な6つの投資判断基準

投資判断の基準は「投資家」や「投資スタイル」によって様々です。

ボクの軸としている高配当株投資の場合は、業績好調な高配当株に出来るだけ割安な水準で投資をすることが重要なので、以下の6つの観点を重視しています。

上記6つの投資判断基準から村田製作所の株は買い時なのか?ボクなりに分析をしてみました。

また、銘柄の選定に関してはある程度理解しているけど、高配当株の買うタイミングについて知りたいという方は下記の記事をご覧ください。

参考【重要】高配当株の買い時はこの7パターン!タイミングの見極め方についても解説

村田製作所ってどんな企業?

村田製作所のことをよく知らない…という方のために、『村田製作所がどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

  • 村田製作所は、世界シェアトップ製品を多数擁する大手電子部品メーカー。
  • 積層セラミックコンデンサ、ノイズ対策部品・EMI除去フィルタ、wi-fiモジュールなどは世界1位。
  • コンデンサは北米スマホ向けが堅調だが、中国市場の低迷が想定よりも長期化。自動車向けの増加や円安の追い風も及ばず、営業利益は前期から一転減益予想に。

週足チャートの推移

村田製作所の株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

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  • 週足チャートで見ると、2016年頃から2020年の10月頃まではレンジで推移。
    2020年の10月頃にレンジをブレイクし株価は急騰。直近高値の10835円を2021年1月につける。
  • その後、2021年の頭からは高値を切り下げながら推移。
  • 現在はレンジ下限での推移が続いており、ここで下げ止まることが出来るか注目。

業績の推移

村田製作所の『過去10年間の業績の推移』を確認していきましょう。

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  • 売上高、純利益ともに右肩上がりで堅調に推移。前期は売上高、純利益ともに過去最高を記録。
  • 純利益率に関しては、13年3月期の6.2%から比べると大きく伸長。
    ⇒営業利益率は前期23.4%、純利益率は前期17.3%とかなり高い水準。
  • 成長率に関しては、過去10年間で見ると売上高が210.0%増、当期利益が919.7%増と素晴らしい成長率。

主要な取扱商品の一覧

村田製作所が『何で稼いでいるのか?』取り扱っている主要な商品と売上高の構成比がこちらです。

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  • 売上高が最も大きいのはコンデンサ等を含むコンポーネントセグメントで売上高の74.4%を占める。
  • 営業利益の構成比に関しても、コンポーネントセグメントの割合が90.9%とほとんどを占める。
  • また、利益率に関しても、コンポーネントセグメントが31.95%と最も利益率が高い。
  • 海外売上高比率は、中華圏の割合が最も大きく54.8%、次にアジア・その他の15.6%と続く。日本の割合は9.2%と1割もなく、海外売上高比率は9割超。

今期進捗状況

村田製作所の『今期の業績は順調なのか?』過去3年間の四半期経常利益の推移と、今期の進捗状況がこちらです。

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  • 今期経常利益の目標に対して、3Q終了時点で92.4%と順調。
    ⇒ただ、今期の目標値は前期からマイナス30.0%に設定。
  • 1Qは前期比-2.4%、2Qは前期比-9.8%、3Qは前期比-42.0%と過去最高純益を記録した前期を大きく下回っている状況。
  • 過去3年間の傾向を見ると、3Qでの経常利益の割合が最も大きく、4Qでの経常利益が最も小さな割合となっており、前期からの減益はほぼ間違いない。

キャッシュフローの推移

村田製作所の『資金繰りに問題はないのか?』過去5年間のキャッシュフローの推移を確認してきましょう。

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  • 営業CF、フリーCFともに軒並みプラスで推移しており良好。
  • 現金・現金等価物は毎期着実に増加。
  • 営業CFMは前期23.3%と、20%を超えており素晴らしい水準。

財務状況の推移

村田製作所の『財務状況は問題がないのか?』過去10年間の財務状況の推移を確認していきましょう。

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  • 総資産、自己資本は着実に大きくなっており、綺麗な右肩上がりのグラフ。
  • 自己資本比率は多少の上下はあるものの、80%前後で推移しており、財務状況は超優良。
  • 資産の内訳は流動資産の方が固定資産よりも少しだけ大きく、その中でも「有形固定資産」の割合が最も大きい。

生産性と経営効率の推移

村田製作所の『生産性と経営効率はどうなのか?』1人当たり純利益とROE/ROAの推移を確認していきましょう。

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  • 従業員数は過去10年間で増え続け、2013年3月期の3.7万人から2022年3月期には7.7万人と2倍以上に。
  • 従業員の生産性をあらわす1人当たりの純利益は、堅調に推移しており、前期405万円と中央値を上回る。
  • 経営効率をあらわすROE/ROAは常に高い水準を維持しており、前期のROEは15.01%と素晴らしい水準。

配当金と自己株式取得の推移

村田製作所の『株主還元は魅力的なのか?』過去10年間の配当金と自己株式取得の推移を確認していきましょう。

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  • 村田製作所は、2014年3月期から9期連続増配中。2011年3月期から12期連続で減配はなし。
    ⇒また、配当性向も安定しており、常に30%前後で推移と、配当余力は十分。
  • 増配率に関しては、過去5年間で77.3%増と着実に増配。
  • 自己株式の取得に関しては、過去10年間で前期のみ実施。
    ⇒総還元性向は過去10年間で33.8% と、まだまだ余力は十分。
  • 総還元利回りは、前期は2.97%とまずまずの水準。
    ⇒過去10年間での総還元利回りの平均値は1.56%。

[st-midasibox title=”配当方針に関して” webicon=”st-svg-file-text-o faa-float animated” bordercolor=”#757575″ color=”” bgcolor=”#FAFAFA” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]

配当による成果の配分を優先的に考え、長期的な企業価値の拡大と企業体質の強化を図りながら、1株当たり利益を増加させることにより配当の安定的な増加に努めることを基本方針。

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株主優待

村田製作所の株主優待はありません。

現在の株価は割安なのか?

村田製作所の『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の5項目を確認していきます。

現在の株価水準について

  • 予想PERの状況
  • 実績PBRの状況
  • 配当利回りの推移(過去5年間)
  • 目標株価 / アナリストの評価
  • テクニカル指標の状況

予想PER/実績PBR/予想配当利回り

村田製作所の『現在の株価水準は割安なのか?』予想PER/実績PBR/予想配当利回りの推移がこちらです。

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  • 過去5年間の予想配当利回りの推移を見ると、最大値は2.30%、平均値は1.64%、最小値は1.02%。
    ⇒現在の配当利回りは2.07%で、最近の株価下落に伴い利回りは上昇中。
  • 予想PERに関しては現在20.3倍で、過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると、ともにほぼ中央に位置。
  • 実績PBRに関しては現在1.95倍で、過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると、ともに中央よりもかなり低い水準。

上記資料の予想配当利回りの推移や、予想PER、実績PBRのレンジ位置で割安度合いを確認したいという方は、マネックス証券の銘柄スカウターをご利用ください。

目標株価 / テクニカル指標

村田製作所の目標株価 / テクニカル指標の状況がこちらです。

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  • アナリストは村田製作所に対して『買い』の評価をしており、目標株価は『現在の株価から+19.20%の8664円』。
  • 週足のテクニカル指標では、オシレーターは現在『中立』、移動平均線は現在『強い売り』で、総合的には『売り』といった状況。

上記資料のアナリストの評価や、テクニカル指標の状況をもとに投資タイミングを検討したいという方は、TradingViewの銘柄詳細を確認してみてください。

個人的見解

村田製作所についてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

個人的見解

  • 業績は前期に売上高、純利益ともに過去最高を記録。
  • キャッシュフローは営業CF、フリーCFともに軒並みプラスで推移しており良好。
    ⇒営業CFMは前期23.3%と素晴らしい水準。
  • 財務状況は総資産、自己資本ともに拡大傾向で、自己資本比率は80%を超えており、超優良な財務。
  • 生産性は1人当たり純利益405万円と中央値を上回った水準。
  • 株主還元は2014年3月期から9期連続増配中。
    ⇒前期は自己株式の取得も実施。
  • 割安性は過去5年間で見ると、配当利回りは高く、比較的割安な水準。

これらを踏まえて、ボクの個人的見解は村田製作所は財務が超優良な銘柄の一つで、株価を徐々に下げてきている現在は比較的面白いタイミングという見解です。

[st-cmemo webicon=”st-svg-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]株価は節目の7000円前後で推移をしており、上値は非常に重く、ここで下げ止まることが出来るのか、注視したいところ。[/st-cmemo]

[st-kaiwa1]財務状況は超優良で、連続増配をしているということもあり、株価を大きく下げたタイミングで、中長期的な目線で買い増しをしていきたい銘柄とボクは考えています。[/st-kaiwa1]

[st-mybox title=”注意事項” webicon=”st-svg-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

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